本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Poul Motian死去

2011年11月30日 08時54分49秒 | 音楽
 ポール・モチアンが22日に80歳で亡くなったそうです。最近まで演奏活動続けていたのにショックです。

 天国でエヴァンス、ラファロと一緒にまたトリオ組んでくれるかな?現役の頃はギャラのことでよくもめたらしいからなー、この三人。

 L.I.P.

Roy Haynes Jammin' with Savion Glover @ BLUE NOTE TOKYO

2011年11月29日 23時38分49秒 | ライブレビュー
 今日は怪物たちの祝宴を観てまいりました!!!!いやあ良かったなー!!!!!

 ・・・と、乗っけから興奮醒めやらぬ状態でございますが、怪物っていっても、嵐の大野君扮する「怪物くん」ではございません。自分、大野っていったら「大野しげひさ」しか認めませんし。「がんばれロボコン」でのお父さん役や「びっくり日本新記録」でお馴染みですよね、大野しげひさ。。。。。って、なんの話だ。いきなり脱線。。。。えー、私の観てきた怪物、それは齢86の現役ジャズドラマーRoy Haynesと天才の名をほしいままにしているタップダンサーSavion Gloverでございます。なんとこの2人がブルーノートで共演ですよ。それゃもう大騒ぎです。

 ・・・とシッタカで書きましたが、実のところこのわたくしめ、このセヴィアン・クローヴァーなる人物、なんかすごいタップダンサーだという予備知識しか持ちあわせておりませんでした。自分のお目当てはあくまでもロイ・ヘインズ一択。だって、86歳ですよ。先日観たコブ爺よりも年上ですよ。バードと共演した経験もあるんですよ。今でも精力的にニューアルバムを出しているスーパージジイですよ。観にいかなきゃ死んじゃうかもですよ。

 で、そのヘインズなのですが、自分がヘインズの名前を初めて意識したのが、フィニアス・ニューボーンJR.やポール・チェンバースと共演した「We Three」。当時、ニューボーンにハマっていたのです。で、次に聴いたのが「Out of the Afternoon」。怪人ローランド・カーク、名脇役トミー・フラナガン、変人ヘンリー・グライムスと演ってる名盤です。ここまでは「いいドラマーだな」というくらいしか認識がなかったのですが、ある日、チック・コリアの初リーダー作「Now He Sings, Now He Sobs」とコルトレーンの「My Favorite Things: Coltrane at Newport」(ドラムはエルヴィンだと思って買った)を同時期に聴いてぶったまげてしまったんですね。チック盤でのパルシヴなプレイとトレーン盤でのスネア中心に組み立てたプレイに。この二枚はヘインズのベストプレイといっても過言ではないと思いマス。で、以来、自分のフェイバリットドラマーの一人になりました。今まで何回も来日してますが、なぜか聴きにいくことがなかったんですね。なので今回はすんげえ楽しみにしていたのでアリマス。本当はタップダンサーと共演なんて地雷臭がして嫌だったんですが・・・まあ、スタクラと亡くなった名タップダンサー、グレゴリー・ハインズの「Bassically Taps」(アルバム「If This Bass Could Only Talk」収録)のような名演奏を期待して・・・・

 で、今回のメンバーは以下の5名。ヘインズのパーマネントバンド「FOUNTAIN OF YOUTH 」+グローヴァーという編成ですな。
 Roy Haynes(ds)
 David Kikosuki(p)
 Jaleel Shaw(sax)
 John Sullivan(b)
 Savion Glover(tap)

 肝心の演奏は・・・ええ、すんごいです。大々的にグローヴァーがフィーチャーされているので、純粋にヘインズの演奏を聴きたい諸兄にはちょっとフラストレーションたまるかもしれませんが、それを補って余りあるタップ。なんせ自分はタップを見るのは初めて。せいぜい「新春かくし芸大会」での芸能人の生ぬるーいタップぐらいしか見たことありません(先日の上原ひろみさんとタップダンサーの熊谷和徳さんのデュオはUstreamで観ましたが・・これも良かった)。タップ台(というのか?)が木製となっており、その下が空洞なので、バスドラのような重い響きやスネアのリムショットのような甲高い音まで自由自在。タカタタカタタカタタカタって細かく3連を踏むのも、どうやって音を出しているのかわかんないぐらいの早業。ヒョエー!って感じです。
 
 対するヘインズも負けていません。とても86歳の老人とは思えない力強さ。まさに怪物。一音一音がすんごく重くて鋭いパルスとなって響き渡ります。自身でもタップを披露してみたりして・・・めちゃくちゃ足腰強いです。すげーぜ、ジジイ!!!こりゃタフマン10本飲みしてもかなわんですわ。150歳位まで平気で生きそうです。唖然としてしまいました。

 この2人に対して、後の3人はあまり見せ場なし。まあこれはしゃあーないわな。そんな中でもジャリール・ショウのトレーンばりのソプラノ(スキンヘッドに血管浮き出す熱演!)やキコスキーの体全体を使ったソロなんかも素晴らしかったですよ。

 聴くまで不安だったこの共演でしたが、結果、大大大満足です。明日が最終日。3日連続で通いつめる人もいるそうです。ブルーノートのまわし者ではありませんが、見逃したら損ですよーと言っておきましょう。

 ・・・最後にもう一つ言っておきます。タップの真似はしないほうがいいです。自分、かかと痛めましたです・・・・
 

AKAI GX-F44R(その4・動画あり)

2011年11月23日 22時42分52秒 | カセットデッキ
 今日は日本シリーズに夢中になって修理が中断していたGX-F44Rをフィニッシュまでもっていきました。といっても、単にパネルと天板を取り付けただけですが。


 アジマスはリバース方向がちょっと甘いけど、許容範囲だったので調整せず。リバース機は両方向ピッタシに合わせるのムズイんですよね。


 パネルを部位ごとに撮影しました。まず、カセットホルダー部。信頼のスーパーGXヘッドロゴ。


 メイン操作部。レベルメーターはピークホールド付。基本動作ボタンは自照式です。この時期のアカイの個性になっています。


 ノイズリダクションはドルビーB/C。マイク入力端子が時代を感じさせます。

 肝心の音ですが、ビクターのノーマルテープ「GET'S」で確認したところ、そんなに悪くありません。ちょっと音が痩せますが。
 
 最後にちょっとしたお遊び。このデッキはリバースの仕方が独特なので、リバース時のヘッドの動きをYou Tubeにアップしてみました。(このgooブログはYou Tube埋め込み不可なので、リンクを踏んでください)

 1 カセットホルダーを外してヘッドの動きそのものを撮影。

 2 ミラーカセットを使用し、ヘッドとテープのタッチを撮影。

 3 録音時のリバース動作を撮影。リーダーテープを検出して素早くリバースします。

 いかがでしたしょうか?機械音がやたらでっかいですが、メカメンテのお陰でキビキビと動きます。こういうメカメカしいデッキって、男ゴコロをくすぐりますよねえ。音はともかくとして。

Jimmy Cobb Quartet @ Motion Blue YOKOHAMA

2011年11月22日 22時46分15秒 | ライブレビュー
 昨日はGX-F44Rをほったらかしにして、ジミー・コブ カルテットを聴きにモーションブルー横浜へいってまいりました。

 モーションブルーは勤務先の近くにありながら、今まで一度も足を運んだことがありませんでした。姉妹店のブルーノートやコットンクラブが一流アーティスト公演ばかりなのに比べて、モーションブルーはそれより格下のアーティストばかりなので(出演者の方スミマセン!)、今まで食指が動かなかったんですね。しかし今回は一流ドラマーのコブ爺。マイルスの歴史的名盤「Kind of Blue」に参加したミュージシャンで唯一の存命者=リヴィングレジェンドです。これは行かなきゃならんでしょう。チャージも4500円と安いことですし。

 今回のメンバーは以下のとおり。
 Jimmy Cobb(ds)
 Eddie Henderson(tp)
 Yonatan Levi(b)
 海野雅威(p)

 今回の日本ツアーは『「リメンバリング・マイルス~トリビュート・トゥ・マイルス・デイビス~」CD発売記念ライヴ』と銘打っております。この9月28日で没後20年を迎えたマイルスへの追悼盤を発売したことに合わせて組まれたツアーみたいです。確かにセトリも下記の通りマイルスに因んだ曲が多かったです(曲目間違ってたらごめんなさい)。ステージは2回あって入れ替えなしだったので、粘って最後まで聴きましたw

[1st]
1 Milestones
2 On Green Dolphin Street
3 So What(何か食べたいな チャーハン!のコール&レスポンスでお馴染み)←嘘
4 Autumn Leaves
5 失念(ポピュラーな曲なのに曲名をど忘れ。後で思い出すだろうと思ってたら演奏自体を忘れてしまいましたorz)
6 Oleo(だったと思う)

[2nd]
1 Straight, No Chaser
2 I Thought About You(だったと思う)
3 Dear Old Stockholm(だったと思う)
4 Remembering You(聴いたことない曲。曲紹介ありましたが何言ってんだかわからず。オリジナルか?)
5 Someday My Prince Will Come
6 Four
7 Night In Tunisia(アンコール)

 コブ爺は82歳と思えぬドラミング。コブ爺って、マイルスの歴代ドラマーの中でもフィリージョーやトニーなんかに比べると、その名のとおり地味って印象だったのですが、今回はさすがに自分のリーダーバンド。共演者を地味ーに鼓舞するってどころではございません。元気ハツラツぅ(©大塚製薬)です。自分はバーカウンターに座ったのでコブ爺の手元が見える位置だったのですが、ブラシの使い方も老練っていうか、なんちゅうか本中華でした(また随分と古いですな)。

 ラッパのエディー・ヘンダーソン。自分、恥ずかしながらこの人知らなかったです。ヘンダーソンっていってもジョーヘンとは縁もゆかりもない人のようです。で、この人がまたウマイ。オーソドックスなハードバッパーって感じで。テクニックもさることながら、ミュートを使ったリリカルなプレイはマイルスを彷彿とさせます。マイルストリビュートとしてはこの上ない人選ですね。マイルスの声色のマネも含めて(←ホントうまかった)

 ピアノの海野さん。この方も初めて聴いたのですが、センスいいですねー。バッキングは軽やか、ソロも素晴らしい。今回のライブはもちろんコブ爺目当てだったのですが、演奏ではこの方を聴けたことが一番の収穫だと思います。まだ若いんだよな、羨ましい。終始にこやかにプレイ。

 ベースのなんとかって方。名前読めません。北欧の方でしょうか?堅実なプレイに終始。モーションブルーは音響がイマイチなのか座ったとこが悪かったのか、ベースがあまりよく聴こえません。ソロも派手なことをやらず、やはり手堅いプレイ。難しいんですよね、派手なことやらずにソロとるのって。構成考えないとダレちゃいますからね。

 
 途中1時間弱休憩入れましたが、19時から22時まで極上のジャズを聴けて4500円。いやらしい話、CPは最高です。コブ爺にも4回握手してもらったし。小さいハコのモーションブルー、小さいゆえにステージと観客が和気藹々としてて雰囲気いいです。また目玉アーティストが来たら行ってみたいと思います。但し、もうバーカウンターには座りません。尻が痛えのなんのって・・・・ 

祝・日本一!!!

2011年11月20日 23時19分40秒 | その他
 やりました!ホークス8年ぶりの日本一!!嬉しいねーw

 秋山監督の涙を見たらこっちも泣けてきちゃったよ。今年は震災のゴタゴタの中でシーズンが始まり、8月にはお母さんを亡くし・・・そんな年でつかんだ日本一。監督の心にもいろいろ去来するものがあったのでしょう。

 しかし、今回のゲームも松中が面白かった。打つ方は3-0でいいとこなかったけど、フォアボールで出塁した4回裏でのホームへの激走!!足も完治していないだろうにあの走りっぷり。9回表では2アウトとなったところで、今にも飛び出さんばかりの喜びよう。その時、こんな会話が交わされていたようです(推測)。

松中:ウォー!(今にも飛び出さんばかり)
コーチ:おい!まだだぞ!!
松中:ええ、2アウトですよね(と指二本を突き出す)

 MVPは小久保に決まったらしいけど、個人的には森福にあげたいなー。あの強気の投球、素晴らしかったですねー。


 おめでとうホークス!!来季も期待しております!!!