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本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

SANSUI PC-V750 (その2)

2013年01月01日 23時08分41秒 | CDプレイヤー
 新年になってしまいました。あけましておめでとうございます。今年も適当に書いていきますので、どうぞひとつよろしくお願い致します。

 はい、では昨日の続きでございます。


 ゴムベルトを交換してもトレイが開閉しなかったPC-V750。3分で原因究明できました。こやつのせいでした。

 ギア部のプラ部品が割れてました(悲)。当初から内部で何かが転がる音がしていたので、気にはしていたのですが・・・。


 さて、いやなパターンです。ここはトレイ開閉時にかなりの力が加わるところ。瞬間接着剤は使えません。そこでエポキシ系接着剤を、動作に支障がでない程度に厚く盛りつけて接着。一日かけて乾燥させました。


 取り付けてギアの噛み合わせを調整。無事に動くようになりました。余程のことがない限り接着部も大丈夫でしょう。


 試聴は当時PC-V750と一緒に買ったJohn Scofieldの「Still Warm(鯔背)」で。ベースにDarryl Jones、ドラムにOmar Hakim、キーボードにDon Grolnickという強力な布陣。レーベルは今はなきグラマビジョン。このレーベル、ジャマラディーン・タクマとか超個性的なミュージシャンを擁してました。


 音はやはり「こまけぇこたぁいーんだよ」って感じの音。繊細という単語とは無縁です。でも当時はこのチリパチのないクリアな音にコーフンしていたんだよねぇ。あの時代に戻りたいなあ(遠い目)


 これ見よがしのパネル表記。「DIGITAL」「FRONT LOADING SYSTEM」そしてコンパクト・ディスクマーク。こんな当たり前の表記が当時は輝いて見えました。

 初めてCDを聴いた時のトキメキを思い出させてくれるこのPC-V750。手放さずとっておくことにします。

SANSUI PC-V750 (その1)

2012年12月31日 18時15分25秒 | CDプレイヤー
 訳あってしばらく更新できませんでした。修理途中だったRX-2700も仕上げておりません。とりあえず今日は今年最後の更新として、過去に修理したものをアップ。

 以前、自分が初めて手にしたCDプレイヤーはなんであったかという記事を書きましたが、そのCDプレイヤー「サンスイPC-V750」のジャンク(トレイ開閉しない)が入手できたので先日(といっても2ヶ月前)修理しました。


 さて、これがそのPC-V750ですが、これ、中身は東芝のXR-Z40というモデルと同じです。東芝がサンスイブランドで作ったOEM機なのですね。本家東芝のモデルは、これより一万円高い69,800円でリリースされましたが、PC-V750と違いボリューム付ヘッドホンジャックが装備されておりました。その代わりPC-V750に付いているオートスペーシング(曲間に無音部分を挿入する機能)は省かれています。


 天板を開けたとこです。右側に無駄なスペースがありますね。このモデルはフルコンポサイズですが、メイン基板はミニコンにも搭載できるよう小さいものが使われています。


 その基板にはXR-Z40の文字が。


 DACは東芝TD6705AP。他の半導体も全て東芝製。


 ピックアップも東芝製。TOPH7810です。


 トレイのゴムベルトが溶けていました。


 ちょうどいいサイズのベルトがあったので取り付け。これでトレイが動くように・・・



 と思いきや、ちゃんと動いてくれません。トホホです。




 続きは次回。ガキ使見なきゃ。

AIWA XP-V30

2012年05月16日 23時59分46秒 | CDプレイヤー

 今日はアイワのポータブルCDプレイヤー「XP-V30」の分解清掃をいたしました。これ、ジャンクデッキの試し録音のソースとしていつも使っているものです。ボリュームのガリがひどく、ツマミを回すと音が出たり出なかったりします。

 この機種は10年以上前、胆嚢手術で入院する際に病院近くのさくらや(懐)で買ったものです。とりあえず入院中に聴ければいいということで一番安い機種(数千円)をセレクトしたのですが、安いわりには案外音がいいのでお気に入りの一台となっています。ネット上ではこの機種の情報はほとんどありませんが、いくつかのブログで「音がいい」と書かれているので、案外「隠れた銘機」なのかもしれません。自分はこの機種の前後にソニーとパナソニックのポータブルCDP(両方とも2万円位)を持っていましたが、これよりも音が悪く、結局手元に残しているのはこの一台のみとなります。


 安物の証「MADE IN CHINA」。単三電池のほか、ACアダプター(付属)が使えます。


 トップカバーを外したとこです。電解コンデンサは低背品を使用。


 ピックアップはもちろんビス止めされておらず、3つのゴムのみで防振対策がとられています。これ、音飛び防止回路もないので歩きながら聴くことはできません。


 ピックアップはソニー製でしょうか?なんも書かれていません。


 基板裏。表面実装部品でごちゃごちゃしています。


 心臓部のソニー製IC。これひとつでDACやらコマンド処理、ローパスフィルター等を掛け持ちしています。


 で、肝心のボリューム。これでは外して清掃というわけにはいかないですね。仕方ないのでエレクトロニッククリーナーを隙間から吹きかけてグリグリ。ガリ退治にいきなり接点復活剤を吹きかけるのはご法度です。


 トップカバーを外した状態でテスト。左奥にあるマイクロスイッチを指でオンにしないと動作しませんので注意が必要です。結果は良好。クリーナーのみでガリは完全に取れました。

 このあとピックアップレンズをイソプロピルアルコールで清掃し、カバー取り付けしてフィニッシュ。まだまだ現役として活躍してもらうことにします。

マイファーストCDP

2012年02月15日 23時03分25秒 | CDプレイヤー
 拙ブログのXL-V500の記事にセンチャン1さまが、販売当時にこのモデルの音を聴いたとコメントを寄せてくれました。その音質に驚いたとのことです。

 このコメントを読んで、「はて、自分の最初のCDPのモデル名はなんだったかな?」と気になりだしました。秋葉原の石丸電気に並んでいた中で一番安い普及機を買ったものだから、特別な思い入れもなくモデル名を覚えていないのです。いつ頃買ったのかも覚えていません。

 ということで調べてみました。手がかりになるのは以下の4つ。

 1 メーカーはサンスイ
 2 買値は5万~6万円台だったと記憶。
 3 リモコンなし。ヘッドフォンジャックなし。
 4 プレーヤーと同時にディスクを2枚購入。Manhattan Jazz Quintetの「My Funny Valentine」とJohn Scofieldの「Still Warm」(当時、「鯔背(イナセ)」という邦題がついてた)。

 まず買ったCDから購入年を特定します。MJQが1986年の作品で、ジョンスコが1985年の作品。MJQはAKBよろしくCDにサイン会(@石丸)の券が付いてた(後日、行きました。メンバー全員に握手してもらった)ので、MJQはリリース直後に買ったことになります。なので1986年に確定。民生用CDプレーヤーが発売されたのは1982年10月1日だから4年も後になるのね。

 余談ですが、1983年にヤマハが初めて10万円を切るモデル(CD-X1。99,800円)を発売したときはえらく興奮しましたね。確か専用のLSIを開発したおかげで、製造コストがグッと下がったとか・・・

 では、1986年に発売されてたサンスイのCDPには何があるのかとググッてみたところ、サンスイのCDPの年表をアップしているサイトを見つけました。このサイトによると、1985年に「PCV-750」というモデルが59,800円で発売されているようです。

 そこでPCV-750で再度ググります・・・・おお、あった!これだこれ!!リモコンの受光部もなければヘッドフォンジャックもない「ザ・普及機」。なつかしー!!

 このモデルで最初にMJQを聴きましたが、その音にはビックリしたものです。598の普及機ではありますが・・・・ああ、捨てなきゃ良かったなあ。。。。。。ということで、今後、ドフやオクでこやつを探すことにします。

YAMAHA CD-2000W(その5)

2011年11月02日 23時59分41秒 | CDプレイヤー
 飲み会が続いたので二日間ジャンク弄りはお休みしました。で、CD-2000Wを再開(しつこい)。


 前回、電源部の整流ダイオードを燃やしてしまいましたが、部品箱に100V1Aのものがありましたので、これを取り付けることにしました。トランスの2次側は24Vなので、実効値等を考えてもこれで間に合うはずです。


 取り付け前に壊れてないかテストします。


 取り付けたとこ。念のため4本総取り替え。

 これで無事に電源が入るようになりました。しかし、当然ながら音は小さいまま。ローパスフィルター等のオペアンプもテスターを当ててみましたが、電源も供給されているし、正常動作している模様。

 どうしても原因がわかりません。もう自分のスキルではムリ。敗北です。