本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

海老澤幸二Trio @ 491House

2012年09月29日 23時45分24秒 | ライブレビュー
許可とって撮影しました。カックイー!

 昨日は横浜中華街で会社の飲み会。紹興酒をしこたま飲んで泥酔。人間ドックの結果が悪かったというのに。

 で、一次会がお開きになってから、一人でふらりと近くにある491Houseへ。ここはジャズライブが楽しめるバーなのです。ちょうどライブの2セット目が始まる時間だったので、入口に掲げてある出演メンバーも確認せずに飛び込みました。

 出演していたのはピアノレスワンホーントリオ。しかもトロンボーン。三人ともうまくてねえ。かなり聴き応えがありました。演奏曲はThe Summer KnowsやAutumn Leaves、Smoke Gets In Your Eyesとか。その他の演奏曲は酔っていたので忘れてしまいましたが。

 んで、感激のあまり、酔っているイキオイもあって、2セット目が終わって休憩していたメンバーのところに乱入してしまいました。一言目は「鍵盤がいないとけっこうキビシイでしょ?」ちょっとあざとい入り方でしたな。自分、ウッベを弾く時は鍵盤がいないとピッチが怪しくなるので・・・。リードも音数多くしないといけないしね。

 今回出演されてたメンバーは以下のお三方(店を出るときに確認しました。すんません。)

 海老澤幸二(ds)
 三寺順也(tb)
 石川隆一(ds)

酔っていたのでブレブレの写真

 話によると(といっても酔っていたのでうろ覚え←しつこい)、お互い共演経験はあるものの、このトリオとして演奏するのは今回が初めてとのこと。んで、演奏に際しては曲目を決めとくだけで、ソロ回し等の打ち合わせなんかはしないのだそーだ。そんなんでよくあんな息のあったプレイができるもんだと感心。やっぱ実力がある人は違うわ。

 お三方のブログを見てもわかるとおり、みなさん数々のセッションをこなしていて、海老澤さんはNHK-FM(例のCジャムブルースで始まるライブ放送)の出演経験もあるとのこと。三寺さんも今度出演するとか(これは自分が聞き出したことで、彼らは自慢しているわけではありません。念のため。)うーん、うらやましい。

 海老澤さんはメガネーズというオルガントリオでも活動しており、つい先日ファーストアルバムをリリース。もちろん買わせていただきました。こちらも聴き応えあり。

買って正解。

 結局、3セット目も彼らの演奏を堪能し、その後のおくつろぎタイムにも乱入して質問攻め。こんな大迷惑な酔っぱらいに付き合ってくれた気のいいお三方に感謝です。ありがとー。

 ちなみにこのトリオは12月28日にも491Houseに出演するそうです。もう一度聴いてみたいですが、年末なのでキビシイかな、自分。都合のつく方は是非!

日立パディスコ CP-1(その5)

2012年09月17日 21時00分44秒 | ウォークマン
 この三連休、初日にもみじを病院に連れてった以外はずっと寝て過ごしました。やっぱりトシですねえ。日頃の疲れが全然抜けません。部屋も糞暑いし、もみじは心配だしで、ジャンク弄りは当分先になりそうです。

 さて、今日はCP-1の続きです。といっても機能や付属品の紹介のみ。ホントはメンテ完了した日の翌日にアップするつもりだったのですが、もみじの脳梗塞騒ぎですっかり忘れておりました。時期を逸してしまったけれど、せっかく写真を撮っておいたので・・・ね。


 はい、これが見事復活したCP-1。「技術の日立」のウォーキングステレオです。


 メイン操作部です。旧態依然の押し込み型スイッチ。テープセレクタもデカイです。厚みもありますし。ソニーのWM-2がいかに偉大かがわかります。


 上部です。ヘッドホンジャックは2つ。この頃はジャック2つがデフォでしたね。


 メイン操作部の反対側。ACアダプタは別売り。


 裏面。信頼の証「MADE IN JAPAN」。そう言えば電子部品で有名なミツミの中国子会社、やばいことになってます。早く騒動が収束するのを祈るばかりです。


 蓋を開けて再生ボタンを押してみました。再生ヘッドが見えますね。WM-2はヘッドを蓋側に付けてコンパクト化を図りましたが、こいつはやはり旧態依然。当然、再生ボタンのストロークは深くなります。


 オープンエアー型ヘッドホンです。音漏れ大。


 ヘッドホンには「トークスイッチ」なるものが。押すと音量が減衰します。


 その他の付属品。バッテリーパックは単一を2本使用。


 デモンストレーションテープ。A面しか入っていません。西木栄二の曲のようです。聴いてみましょう。


 導入部はシンセ。生ぬるい演奏だなと思った瞬間、ブラスが炸裂しました。ん、これどこかで聴いたような・・・Earth,Wind &Fireの「Rock That!」(アルバム「I Am」収録)のモロパクリでした。この頃はEW&F人気も下火になったとはいえ、大ヒットアルバムの曲をパクるとは・・・


 添付書類です。保証書は未記入。


 スペック。しょぼいですが、出力だけは大きいです。


 「ご相談窓口一覧表」に57.4との表記が。1982年産のようです。


 いかがでしたでしょうか?このCP-1、ネット検索してもほとんど情報がありません。やっぱり売れなかったんでしょうねえ。CMキャラのせいではないと思いますが・・・


 ※追記 ユーチューブにCP-1の動画がアップされてました。どっかの外人さんがアップしたもののようです。型番が「CP-1EX」となっているのは、海外仕様だからでしょうか・・・・再生しているのはソニーのカセットのようですね。

ニューミュージック白書

2012年09月08日 00時32分38秒 | 音楽
 今日(正確には昨日)は研修最終日でした。で、やっぱり帰りに寄り道。神田の古書店街に逝ってまいりました。

 古書店街は何年ぶりだろう? 誰でも経験あると思いますが、自分も高校時代に「にわかブンガク少年」になってしまいまして(恥)、当時は月に1~2回の頻度で通っておりました。で、今日逝って気づいたんだけれども、やはり当時に比べると書店の数がかなり減りましたね。コンビニや牛丼屋も出店してて、そこらへんの繁華街とあまり変わらない風情となってしまいました。

 古書店を数件、中古レコード屋を数件ハシゴしたけれども、あまり出物はなく、そのうちにお腹が痛くなってまいりました。これ、昔からの持病(?)で、古本屋のあの独特の匂いを嗅ぐと何故か便意を催してしまうのです。

 便意と闘いながら、せっかく来たのだからととりあえず買ったのがこれ。


 オカタイ文学作品ではありません。1977年発行の「ニューミュージック白書」(エイプリル出版)。1000円でした。

 これがけっこう面白い。1958年のロカビリーブームから、この本が出版された1977年までの日本のミュージック・シーンがふんだんな写真とともに解説されています。その他に当時の第一線のミュージシャンのインタビューやら名盤105枚(100枚でない)つー企画やらで読み応えありなのです。ちょっと内容を紹介してみましょう。


 松任谷由美。「NOWなセンスにあふれている」人なのだそうだ。


 山小屋の管理人・・・ではなくて矢沢の永ちゃん。


 御存知、はっぴいえんど。


 泉谷しげるもトンガってました。


 イルカは・・・・今も昔も変わらない。


 当時の熱気が伝わってくるようです。


 ナイアガラ御大が寄稿してます。ネピアに注目。


 「ぴあ」の表紙で有名な及川正通が昔組んでたカントリーバンド「Oh Man Go」のリリース広告。しかし、なんというバンド名・・・


 ニューミュージック王国「東芝エキスプレス」のリリース広告。


 バンドメンバーの変遷なんかもあります。見開き3ページにも及びます。


 CMに使われている曲の作者は誰?って企画。ユーミン、鈴木茂、加藤和彦、大瀧詠一、細野晴臣等々、有名どこがズラリ。バレンタインデーに母親からよくもらってた「不二家ハートチョコレート」は作曲:山下達郎、歌:アイ高野ですって。意外。

 とまあこんな感じです。最近のJ-POPに馴染めないおっさんはこの頃の音楽のほうが好きです。図らずもいい買い物ができたと一人ほくそ笑んでおります。おわり。

Bob James Quintet @ BLUE NOTE TOKYO

2012年09月05日 23時58分54秒 | ライブレビュー
 もみじの具合もいいので、今日は研修帰りにボブ・ジェームス・クインテットを聴きにいきました。久しぶりのブルーノートです。


 
 今日の昼の電話予約であっさり席がとれたので、てっきり客の入りが悪いものと思っていたのですが、いざ会場に着いてみると超満員。開演40分前だというのに、レジ前のスツール席になってしまいました。ここテーブルがないのでツライんですよねえ・・・。開演までのしばしの間、隣に座った女性と小粋な(?)トーク。スティーブ・ガッドのファンだそうで、自身もドラムをやっているそうな。ブルーノートは初めて来たとのこと。

 かくいう自分も今日はガッドとベースのウィル・リー目当て。メンバーは以下のとおり。

 Bob James (pf,Fender Rhodes)
 Steve Gadd (ds)
 Will Lee (b)
 Dave McMurray(ts,fl)
 Perry Hughes (g)

 ガッドを聴くのは吉田ミカのとき以来約一年ぶり、ウィル・リーは2009年12月のDean Brownのトリオ(DB3)以来となります。

 今回の公演は「CTI years」と銘打っており、70年台に「売れ線ジャズ=フュージョン」を次々にリリースしたレーベル「CTI」ゆかりの曲を演りましょうっていう企画モノです。んで演奏曲目はってーと・・・

 1 Mister Magic(Grover Washington Jr.のアルバムタイトル曲)
 2 Feel Like Making Love
 3 Red Clay (Freddie Hubbardのアルバムタイトル曲)
 4 Don't Mess with Mr.T (元曲はMarvin Gaye。Stanley Turrentineのアルバムタイトル曲)
 5 Angela
 6 Farandole
 7 Westchester Lady

 ということで、嬉しいことに(?)ボブの曲は4曲のみ。とは言え、Mister MagicとDon't Mess with Mr.Tはボブ自身が参加したアルバムの曲です。あんまり思い入れがないんですよねえ、ボブ・ジェームス。自分の中でボブはアール・クルーとセットなのであります。

 で、肝心のプレイのほうは・・・やっぱりガッドとリーの真っ黒リズムが気持ちいいのです。とても白人同士とは思えません。このコンビは最高ですねえ。吉田ミカのときのガッド-ゴメス、ディーン・ブラウンのときのリー-デニ・チェンも良かったのですが、70年台フュージョンの洗礼を受けた自分としては、やはりガッド-リーのコンビが最高っ!となります。洗礼を受けたといってもリアルタイムじゃないけど。

 サックスのマクマレイとギターのヒューズは不勉強なものであまりよく知りません。ヒューズはいかにもCTI的なオクターブ奏法とか演ってました。二人ともいいプレイヤーです。

 大満足なライブでしたが、これでキーボードがRichard Teeだったら・・・とつい思ってしまう自分がいました。主役のボブに失礼ですね。思い入れないんですよねえ、ボブ・ジェームス(しつこい)。


 ※ サックスとギターの名前を取り違えて記載しておりました。マクマレイがサックスでヒューズがギターね。失敬。