本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

KENWOOD KX-4520のテープスピード調整

2012年11月21日 22時19分39秒 | カセットデッキ
 ナカショーさん、お待たせしました。KX-4520のスピード調整でつ。



 この穴です。ここはゴムで塞がれているように見えますが、よく見ると十字に切れ込みが入っております。このゴムの奥に半固定VRがありますので、精密ドライバー(マイナス)をズブッと突っ込んでグリグリするのです。多少手荒く扱っても大丈夫です。DD機でなければほとんどのデッキがこんな感じです。

 うまくいくといいですね。。。KX-4520、大事にしてやってください。

KENWOOD KX-4520の再調整

2012年06月23日 23時58分07秒 | カセットデッキ
 このところ更新が止まっておりました。先日も書いたけど、仕事が忙しくてジャンクどころではなくなっているのです。ヤル気・元気・井脇 体力・気力・時間がないとジャンク弄りはキツイです。

 で、今日はリハビリのつもりで、去年10月にメンテしたKX-4520の再調整をいたしました。先日、しまっちさんから「定価49,800円」という驚愕の情報をいただいてから、その本当の実力はいかほどなのかとずっと気になっていたのです。といってもやったことは「再生レベル」「メーター感度」「録音レベル」の3点なんですけどね。

調整中のKX-4520。パネルには自分の汚い「ナマ脚」が映り込んでいます(恥)。
 
 録音レベル調整に使う「生テープ」の選択には迷いました。当時のケンウッドがどこのメーカーのどのテープで調整していたのかわかりませんし。で、迷いに迷った挙句、先日ドフで入手したアクシアのPS-1を使うことに。

ドフで1本50円でした。

 自分なりに調整したところ、前回の調整では追い込めなかったドルビーCオンでの録音も問題ない程度にまで改善。あくまでも自己録再での話ですが。
 
 で、肝心の音ですが、PS-1を使って「ナイトフライ」を録音してみたところ、ヨンキュッパの割りには結構原音に忠実に録再できました。高域が僅かに華やかになるけれども、これはPS-1のキャラクターかも(他のテープで試してないw)。所有するデッキの中ではかなり新しめのものなので、ドフに投げずにキープすることにします。

Technics RS-B85(その2)

2012年05月26日 23時26分10秒 | カセットデッキ
 今日はボリュームのクリーニングから。


 ボリュームは全部で4つ(REC、BIAS、BALANCE、OUTPUT)。4つとも真っ黒。


 NRセレクタとTIMERスイッチも分解クリーニング。


 メカを戻す前にこの状態で動作チェックしましたが、新品のモードベルトにしたにもかかわらず、まだスリップしている様子。再度メカを分解し、直径がもうちょっと小さめのベルト(直径48ミリ・太さ1.6ミリ)に交換。スムーズに動くようになりました。


 アジマス、テープスピードを調整。再生レベルもちょっと弄りました。


 アジマス調整ネジに付けたネジロックが乾いたので「ナイトフライ」で録再テスト。NRはオフ、テープはビクターのノーマル「GET'S」です。若干高域が甘めだったのでバイアスを一目盛浅くしたところ、なんとか満足できる音質になりました。しかし、録再レベル調整をきちんとやっていないので、ドルビーCをオンにすると不自然な音になってしまいます(NRは使わないので問題ありませんが)。かたやdbxオンでは特に問題なし。dbxの原理が単純な圧縮・伸張だからですかねー?

 無骨なデザインは割りと気に入っているんですが、音は可もなく不可もなくって感じの中級機ですので、こいつも常用ってことにはなりませんね。また眠ってもらうことにします。

Technics RS-B85(その1)

2012年05月25日 23時59分59秒 | カセットデッキ
 最近、仕事がめちゃくちゃ忙しい。自分の上司の「仕事をしない人」と自分の部下の「仕事ができない人」のしわ寄せが全て自分に。必然的に夜遅くまで仕事となってしまうので、ジャンクを弄る「時間の余裕」と「気持ちの余裕」がありません。ホント参ってしまった。疲れてしまいました。

 もうどうにでもなれって感じで、今日は忙しいにもかかわらず定時で帰宅。んで、先日のハードオフツアーで入手したテクニクスRS-B85に着手いたしました。


 1986年に89,800円で発売された3ヘッド・シングルキャプスタンのデッキです。3ヘッドのシングルキャプスタンは初めて弄ります。症状は「テープ回りません」。試しにカセットを入れて再生ボタンを押してみたところ、モーターは回転しましたがリールが回りません。しかもストップボタンを押してもモーターの回転止まらずw コントロールカムベルトの劣化を疑いました。


 天板を開けたとこ。幸いにも他人の手が入った形跡はありません。それもそのはず、天板のネジに傷がないことを確認してから買いましたから。580Mみたいなことになるとイヤなので。


 丸印に「M」の表示があるネジを外したら、メカが簡単に外せました。「M」はメカの意味なんでしょう。


 ヘッド周り。やたら汚いです。


 ゴムベルトは3本使われていました。幸いにも溶けていません。RX-5700もそうでしたが、松下のゴムベルトは劣化しても溶けませんね。キャプスタンベルトはまだ使えそうだったのでS-721Hで処理。あとの2本は適当なものと交換しました。


 メカのテンテ後、パネルのクリーニング。基板がゴタゴタ付いているので、全て外してから水洗いです。

 今日はここまで。明日はボリュームのメンテから始めます。

Nakamichi 580M(その10)

2012年05月15日 21時56分04秒 | カセットデッキ
 しばらく中断していた580Mですが、土曜と昨日の二日間でフィニッシュまでもっていきました。


 まず、メーター部の切れた電球交換から。LED化しようかとも考えましたが、やはり電球の柔らかい光のほうが雰囲気が出ます。そこで電圧14Vの電球をオークションで仕入れました。ホントは16V位の電圧に耐えるものが欲しかったのですが・・・というのも、電球電源がAC16Vちょい。3つの電球は並列なので、それぞれに16Vが印加されることになるからです。


 構わず取り付けました。寿命は多少短くなると思いますが、このくらいの電圧オーバーなら問題ないようです。これはこれで正解。LEDの場合、ACをDCにするのが面倒くさいしね。


 その後パネルを取り付けましたが、カウンターが全く動かないことに気付きました。レバーの取り付けを間違ったのが原因。右が正解。


 で、ここでアクシデント発生。床に転げ落ちたネジを拾おうとしたところ、電源コードが引っかかり、本体が机の上から落下しちゃいました。サイドを下にして立てていた(通称ドフ置き)のがまずかった。



 で、メイン基板がこの有り様。見事に割れてしまいました orz・・・しかし、ナンノこれしき(©南野陽子)です。ここは慌てず騒がず対処します。


 まず、割れた部分のレジストをルーターで剥がして・・・


 捨てずに保管していたコンデンサ等の足をイラツキながらもハンダ付け。


 裏はエポキシ系接着剤で固めます。基板の補修はこれでOK。


 電解コンデンサも一個オシャカになっていたので交換。昭栄のオレンジ(ローノイズ品)が使われていましたが、ニッケミの通常品を使います。どうせメーターアンプ部なので・・・但し、特性を揃えるため両ch交換しました。


 で、無事に稼働するようになりました(嬉)。テープパス、アジマス、再生レベル、メーターレベル、録音レベルを調整してフィニッシュ。その他の部分は調整しませんでしたが問題ないようです(と思い込むことにします)。


 自己録再、市販ミュージックテープ再生と試してみましたが、素直な音色で高域も繊細。結構気に入りました。手こずったぶんだけ愛着も湧きましたし、これは手放せないですね。使わないケド。