本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

アフリカンフェスティバル&ヒノテル

2012年03月30日 23時58分46秒 | ライブレビュー
 今日は会社帰りに、横浜赤レンガ倉庫1号館で開催されている「第5回アフリカンフェスティバルよこはま」へ行きました。今日が初日です。会場ではアフリカ各国の郷土料理や民芸品の販売、アフリカンミュージックのライブ等が開催され大盛況でした。

写真小さいですがライブの模様。各種打楽器がズンドコ。ギターはNCTスタインバーガー(NCT=ナンチャッテ)。

 しかし、会場に滞在したのはたったの20分ほど。隣の2号館にあるモーションブルーで日野皓正のライブがあるのをスマホで知ったからです。そそくさと隣りの倉庫に移動。1stSHOWの開始10分前でした。

 今回のメンバーは以下の5人。

 日野皓正(tp)
 小沼ようすけ(g)
 石井 彰(p)
 dj honda(dj)
 日野JINO賢二(eb)

 「日野皓正 h FACTOR」というグループ名だそうで、これはメンバーにイニシャルが「H」の人が多いから命名したそうです。3人しかいませんが。

 ヒノテル氏を生で聴くのは初めて。というかレコードでもあんまり聴いたことがありません。リーダーアルバムはTBMの「ライヴ!」とフュージョンの名作「シティ・コネクション」しか持っておりませんし。特別ファンというわけではないのですが、今回はヒノテル氏のご子息ベーシスト「JINO」と絶大な人気を誇るギタリスト「小沼ようすけ」が出演するので「これは聴かなきゃ」とあいなったのです。

 で、肝心の演奏ですが、これがはっきり言って「わからない」。ドラムレスなのでどうすんのかなーと思っていたのですが、これは「dj honda」のノーパソ打ち込み。いわゆるひとつのヒップホップなのです。いや正確にはヒップホップを取り入れたアヴァンギャルド。オープニングからしてホンダ氏が一人でターンテーブルを「キュッキュッキュッー」ですよ。この手の音楽はハンコックの「フューチャー・ショック」以来、てんでダメです。(あれとは全然違うけど)

 楽しみにしていたJINO氏のベースもライブ終盤のほうこそチョッパー(うちらの世代はスラッピングとは言わない)でバチバチやってくれましたが、中盤までは結構抑えめ。最初の曲なんかEの開放を弾いた上でペグを回して音を上下させるってやつを繰り返してました。もっとNCTマーカスな感じでやって欲しかったんですが(NCT=ナンチャッテ)。

 狐につままれたような感じで聴いておりましたが、やはり小沼氏のギターはいいですね。混沌とした中にハッと耳を惹きつけるものがあります。ヒノテル氏のペットも時に鋭く、時に朗々と鳴ります。ガレスピーほどではないですがホッペタがかなり膨らみます(ちなみにガレスピーのホッペタは特異体質によるもので、医学用語では「Gillespie's Pouches」といいます)。

 こういうのが最先端の音楽なのですね。50~60年代のモダンジャズをこよなく愛する自分にはちょっとレベル高すぎ。しかし、会場には一人で来た高齢の女性が真剣に聴いていたりして、自分の勉強が足りないことを自覚させられました。

 この「日野皓正 h FACTOR」、明日もモーションブルーに出演します。但しベースはJINOではありません。エレベとウッドの二人体制のようです。

終演後、赤レンガ倉庫を裏から撮影。複数のカップルがディープキスをしておりましたw

SANYO MR-U4(その7)

2012年03月29日 23時40分20秒 | ラジカセ
 んー、わかんないですねい。

 パワーアンプICには、両方とも6Vちょっとの電圧が印加されています。クリスタルイヤホンで追っていくと、左チャンネルはアンプICのすぐ近くのとこで音が途切れます。この部分は抵抗やダイオードが密集しているとこ。

 一つ一つ外して確認しますかねい。

ガイガーカウンター買ったった

2012年03月28日 22時49分47秒 | その他
 今日はMR-U4はお休みです。

 昨日、ヨドバシカメラに買い物に逝ったのですが、こんなものが売っていたのでつい買ってしまいました。


 芳香剤で有名なエステーが販売している家庭用放射線測定器(ガイガーカウンター)、「AIR COUNTER-S」です。

 自分は神奈川に住んでおりますのでそれほど放射能に神経質ではないんですが、まだ小さな甥っ子姪っ子がしょっちゅう遊びに来るため、念のため一つ持っててもいいかなと。今までガイガーカウンターって一万円以上するものという認識だったため、5,700円という価格に惹かれました。しかし、帰ってからアマゾンで見たら5,181円だったのでちょっと後悔。


 このエアカウンターS、センサーにフォトダイオードを使用しており、一時間当たりの放射線をμSvで表示します。早速自分のジャンク部屋で測ってみたら0.05μSv/h。十分低いです。しかし、奥の寝室で測ったら0.14μSv/hと若干数値が上がりました。寝室のほうが高いってちょっといやですねえ。気にするほどの数値ではありませんが。


 取説の他に、放射線の基礎知識って冊子も付いています。


 販売はエステーですが、製造は「月電工業株式会社」ってとこ。HPを見てみると、事業内容が「電子機器、製品の加工組立、プリント基板の加工組立」とあります。単に製造のみを請け負っている会社みたいですね。では、どこが開発したのというと、エステーではなく・・・


 「株式会社タカラトミーアーツ」・・・おもちゃメーカーですw

 正確には「開発プロデュース」ですので、おもちゃ作っている人が図面引いたわけではないと思います。ちゃんと校正してから出荷してますし、誤差もプラマイ20%ですので、家庭用としては十分です。値段も良心的なので、放射線量が気になる方は一本持っていても損はないかと。

 とりあえず自分ちは気にするほどの数値でなくて良かったです(原発により直接的に被害を被った方には申し訳ありませんが・・・)。これ以上上がる事態にならないことを祈ります。


(追記)
 エステーのHPにプレスリリースがありました。『半導体センサーの新技術の提供を株式会社タカラトミーより受け』とあり、これによって『より高性能、より低価格、よりスリムで軽量な「エアカウンターS」を開発しました』とあります。タカラトミーがこういった技術も持っているとは\(◎o◎)/! 侮るなかれ、です。

SANYO MR-U4(その6)

2012年03月27日 23時59分05秒 | ラジカセ
 今日は会社帰りに床屋へ逝ったり買い物をしたりで時間がとれず、MR-U4を弄ったのは一時間弱くらいです。とりあえずトランジスタに不具合がないか確認。


 多用されているのは、お馴染み2SC1815GRと2SC536。怪しい部分のみ外して特性を調べましたが、特に問題は認められず。


 パワーアンプICを外してみました。放熱板もそうですが、足も真っ黒でした。左右を交換して取り付けてみようと思います。

 他に怪しいところはないんです。もう一組使われているIC、TA7137Pはカセットの録再アンプだし。もちろんハンダ割れやコードの断線も認められず。

 こうなると電子知識がない自分はキビシイです。おしゃれなテレコ、二連敗か?

SANYO MR-U4(その5)

2012年03月26日 23時59分31秒 | ラジカセ
 濡れ衣を着せられ、そのうえ金具まで失くされたバランスボリューム。せめてもの罪滅ぼしとして、きちんとクリーニングしてあげることにしました。


 全分解。カーボン面の向きを見れば、片方が抵抗大の場合、もう一方は抵抗小であることがわかります。写真右上の板バネにポッチが付いており、このポッチが白いプラ円盤の穴にハマることによってセンターのクリック感が得られます(ちょっとエッチな表現ですねw)


 金具が失くなってしまったので、Eリングで代用します。しかし、抑え具合が微妙に違うので、ポッチが穴にハマってくれません。


 仕方ないのでルーターで穴を縦方向に広げました。これでクリック感が得られるようになりました。

 引き続き左チャンネルの音が出ない原因を探ります。バランスボリューム以外のボリュームにもテスタを当ててみましたが問題はなし。こういう年代物のジャンクで一番恐いのはICの故障です。パワーアンプICを見てみます。


 これがそのIC。三洋のLA4135っていうモノラルアンプです。こいつを2つ使ってますが、両方とも放熱板がサビサビでものすごく状態が悪いです。こいつがイカレテたらアウツ。廃止品のためもう売ってません。


 ICが取り付けられている箇所の裏側です。上段が左、下段が右チャンネル。ラジオをオンにした状態で、ICの出力ピンである2ピン(赤矢印)にクリスタルイヤホンを当ててみたところ、右チャンネルではラジオ放送が聞こえたのに対し、左チャンネルでは「サー」っていうノイズしか聞こえませんでした。一瞬、ICの故障を疑いましたが、念のため入力ピンである7ピン(青矢印)にイヤホンを当てたところ、右はかすかに聞こえるのに対し、左は何も聞こえず。左ICの出力がないのは、そもそも入力がないからなのかもしれません。

 ということでICは無事と仮定して、明日はICよりも前段の部分を検証していくことにします。