本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

大道引退と南海ホークス

2010年10月31日 20時06分05秒 | その他
 最近、自分にとって寂しいニュースが続きます。先日、巨人の大道典嘉選手が現役引退を表明しました。

 おいら、昔からホークスのファンなのだが、大道は現役でただ一人南海ホークスのユニフォームに袖を通した選手でしたので地味に応援してたのです。

 近年は巨人の代打の切り札として、短く持ったバットで単打を放ち、得点圏の走者をホームへ返す仕事人として有名でしたが、南海入団当初はその恵まれた体を生かし長距離ヒッターとして活躍してました。打席数は多くありませんでしたが。

 正直なところ、おいらは大道に対し、特別な思い入れはありませんでした。大道が活躍したのはホークスがダイエーに身売りしてからでしたから。しかし、南海ホークスのユニフォームを着た最後の現役選手ということで、出来るだけ現役で頑張ってほしいと思ってました。大道が引退すると、かつて自分が夢中になった「南海ホークス」が完全に過去のものになってしまうような気がしたからです。


 南海ホークスがダイエーに身売りしたのは88年。現在はソフトバンクが球団を持ってます。南海時代の末期には、不惑のホームラン王といわれた門田がいました。山本ドラちゃんがいました。佐々木誠も岸川も湯上谷も森脇もいました。監督は今は亡き杉浦忠でした。成績は低迷していてもとても魅力あるチームでした。

 公式戦最後となるオリオンズとの試合(たしか監督は有藤)を川崎球場で観戦しました。試合は負けましたが、観客は試合後もホークスの歌を涙ながらに歌っていました。今でもその光景は忘れられません。


 大道がホークスに入団した二年後、自分はミュージシャンの夢を諦めて就職しました。この期に及んで大道が自分と同世代であることに気付き、その現役引退がより一層寂しく思えてなりません。

うまい酒とブルース

2010年10月29日 23時09分26秒 | その他


 今日はうまい酒のご紹介。石川酒造さんの「多満自慢 純米原酒あらばしり」と地ビール「多摩の恵(メルツェン)」です。

 石川酒造さんは東京は福生にあるとても歴史のある酒造メーカーです。主力の清酒「多満自慢(たまじまん)」はご存知の方も多いかと思います。今年も新酒が出る時期になり、杉玉が掲げられました。

 石川酒造さんのお酒はどれもおいしいですが、おいらが気に入ったのがこの「あらばしり」。純米酒ですからもちろん原料は米、米こうじ、水のみです。60%精米。とてもフルーティーな香りがします。後味も大変よろしい。一発で気に入りました。

 今、適度に冷やしたこのお酒を飲みながらこのブログを書いてます。アテは熱々のおでんです。幸せです。

 「多摩の恵」もうまいですね。普通、地ビールというと個性を出そうとしてるのか、はたまた製造法が未熟なのかわかりませんが、一杯目はうまいと感じても量は飲めません。飽きてしまいます。でも、こちらのビールはそのへんの塩梅が絶妙ですね。一本しか買わなかったのを後悔しております。もっと飲みたいと思わせますね。

 
 石川酒造さんは毎年行われている「福生ブルースフェスティバル」にも関わっています。社長さんご自身、ブルースハープを吹かれるそうです。

 今年は11月7日(日)に福生駅前で開催されるとのことで、出演メンバーもなかなかのメンツです。一部を紹介すると・・・

 金子マリ(vo) ご存知、下北のジャニス。難波弘之(昨日も書きましたな・・・)やナルチョ、Charなんかとの「スモーキーメディスン」や「バックスバニー」での活動は有名ですね。スモーキーのほうは2年位前に再結成されました(BSで放送されたので録画しております・・・)。カネコマリですが別にお金には困ってないと思います。
 
 渋谷毅(pf) 日本ジャズ界の重鎮。金子マリともアルバム作ってますからそのカラミでの出演でしょうか。プーさん(菊地雅章)とチンさん(鈴木良雄)とのトリオで作ったエリントンナンバーで固めたアルバムは一時期よく聴いてました。売っちゃったけど。

 マーティー・ブレイシー(ds) 元もんた&ブラザーズ。おいらが通っていた音楽学校のドラム講師(たしか特別講師)もやってましたので、間近で演奏を見たことがありますがスゴイの一言。本田美奈子(ファンでした・・・涙)のコンサートでも叩いてたな。そん時のベースはボビー・ワトソン(元ルーファス)。

 他にも大勢の方が出演なさいます(石川酒造の社長さんも!)。福生というと大滝詠一をすぐに思い出しますが、なにげにブルースのメッカなのですね・・・多満自慢を飲みながらブルースを聴くっつーのもオツなのではないでしょうか・・・

 
 石川酒造株式会社
 
 福生ブルースフェスティバル2010

山下達郎 @ 神奈川県民ホール×2

2010年10月28日 21時54分00秒 | ライブレビュー
 今年もタツロー先生のライブに行ってきました。しかも2夜連続。デビュー35周年記念ツアーです。

 26、27日と行ったのですが、27日は当初の計画では千秋楽(35周年に引っ掛けて35本目)。しかし、追加公演が4本入ってしまったのでタツロー先生曰く「なんちゃって千秋楽」でした。

 演奏曲等は「ネタバレ」になるのでここでは書きません。ご本人も「ブログ等に書く際はネタバレにご配慮ください」と言ってますし(毎回言ってますね)。でも、ひとつだけ言わせていただければ、今回のツアーでは長年のファンにとって嬉しい曲を演ってくれましたよ~(涙涙涙)


 ワンステージ3時間。齢57のタツロー先生、頑張りますねー。声も絶好調、相変わらずのボーカリストっぷり。定評のあるギターカッティングも冴え渡っております。チケット代8000円がお安く感じられるほど素晴らしいパフォーマンスでした。


 メンバーは次の通り。

 伊藤広規(B) この人のちょっとアタックが潰れたサムピングがないとタツローサウンドとはいえません。実はワタクシ、20数年前に某音楽学校でこのお方にベース習ってました。
 
 難波弘之(Key) タツロー先生が全幅の信頼を置いております。センス・オブ・ワンダーなSF作家でもあります。またNHK教育に出てくれないかな。
 
 土岐秀史(Sax) 今年還暦を迎えました。アルバム「toki」(TBM)はおいらの愛聴盤のひとつです。土岐麻子(vo)のオヤジさんでもあります。
 
 佐橋佳幸(g) センス、テクニックとも文句なし。唯一文句があるとすれば「松たか子」の旦那であることwwwwww
 
 柴田俊文(key) タツローバンドに加入するまで知らなかったんですが実力がある方ですねえ、やっぱり。
 
 小笠原拓海(ds) まだ二十代。いいドラマー引っ張り込んできましたね。青山純よりもいいんじゃないスかあ。洋輔さんトコのドラマーでもあります。山下つながり?
 
 この他、バックボーカルが3人(男声・女声・女声)。名前は・・・覚えておりません。買ったパンフで確認すりゃいいものを(面倒)


 見づらいかもしれませんが、桑田佳祐夫妻からも花が届いてました(右のやつ)。

 
 ライブの帰り、APECのテロ警戒で横浜駅に警察官がたくさんおりました。クラッカー(タツローライブの必需品)を鳴らしたい衝動を抑えるのに必死ですたw
 

 

SANYO RP1250

2010年10月24日 12時45分18秒 | ラジオ
 ソニーのカセット式ウォークマンが国内販売終了となったニュースに寂しさを感じているところに、またもや自分にとって寂しいニュースが飛び込んでまいりました。家電メーカー三洋電機のブランド「SANYO」が2012年4月に消滅するとのこと。パナソニックによる完全子会社化に伴なうブランド統一のためだそうです。

 
 そこで今日は三洋電機にまつわる思い出話みたいなものを・・・

 自分が小学生の頃、日曜の朝にTBSテレビで放送していた「兼高かおる世界の旅」を親がよく観ていました。そしてこの番組のスポンサーが三洋電機でした。三洋のCMでは久保田早紀の「異邦人」を使っていて、感受性豊かな「どむぞう少年(おいらの事ね)」の心を激しく揺さぶりました

 当時、三洋電機はコンパクトなステレオラジカセ「おしゃれなテレコU4」を発売。そのCMに使われていたのが久保田早紀の曲だったように記憶しています。U4は「東芝Sugar」等のフォロワーを生むほど売れに売れました。

 いやあ欲しかったなあU4。しかし、小学生の身分ではとても手がでない代物でした。

 で、そのU4の代わりといっちゃあなんだが、当時、祖母におねだりして買ってもらったラジオが「SANYO RP1250」でした。近所のダイエーで特価980円。AM専用ポータブルラジオです。このラジオで、TBSラジオ「森田公一の青春ベストテン」、ニッポン放送「不二家歌謡ベストテン」(ロイ・ジェームスがパーソナリティ)、「財津和夫の人生ゲーム」等を聴いてました。

 このラジオはその後捨ててしまったのですが、近年になってこれを買ってくれた祖母が痴呆症で施設に暮らすようになってから、捨ててしまったことを激しく後悔。どうしても手元に置いておきたくて、ヤフオクに出品されるのを何ヶ月も待ちました。


 で、入手できましたよ。それも2台も。色も当時持っていたものと同じ白。


 乾電池引換券付き。今でも使えるのだろうか・・・
 
 念願叶った直後に、SANYOブランド消滅のニュース。何か因縁めいたものを感じましたですよ。

 昨日はこのラジオで中日-巨人のCSシリーズを聴きました。やっぱAMはちっちゃいトランジスタラジオで聴くのが一番ですね。

Sony WM-2

2010年10月23日 12時11分23秒 | ウォークマン
 ソニーがカセット式ウォークマンの国内販売を終了したというニュースを耳にしました。携帯型音楽プレーヤーという市場を開拓したエポックメイキングな製品の終焉に寂しい思いをする一方、デジタルメディア最盛の現在までソニーが律儀に販売していたということにも驚かせられました。

 カセット式ウォークマンへの惜別の思いを込めて、二代目ウォークマン(WM-2)のメンテ記事を載せたいと思います。この機種は世界中に和製英語「Walkman」を知らしめた機種です。




 例によってヤフオクで「電源入るも不動」というジャンクを入手。開腹します。


 中はぎっしり詰まっています。


 不動の原因は駆動用ゴムベルトの劣化とモーターの固着であることがほとんどなので、まずモーターを取り出します。細いリード線が使われていますので、予め写真に撮っておき、半田ごてで丁寧に外します。


 予想通り回転軸が固着してました。カバーを外し、軸にエレクトロニッククリーナーを吹きかけ、手でグリグリと回します。ある程度回転するようになったら電池等で印加します。滑らかに回転するようになります。


 ゴムベルトは千石電商で購入しました。0.95角・直径45ミリのものが最適と思われます。


 ついでにボリュームもメンテします。カニ目スパナを持っていませんので、先の尖ったピンセットでボリュームつまみを外しました。


 当然のことながら、ビス等は極小のものが使われています。無くさないよう注意が必要です。


 ホルダー開閉スイッチには小さなバネが使われています。開けた瞬間、どこかへ飛んでっちゃいました。一時間、部屋中を探すことに・・・


 テープスピードを調整して組み立て。無事復活しました。