本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Sony TC-101

2011年02月20日 14時24分49秒 | オープンリールデッキ
 過日、電腦競賣にて磁氣録音機Sony Tapecorder MODEL101を落札せり。「東京通信工業株式會社」が「そにゐ株式會社」に社名變更した翌年(一九五九年)に發賣した一般家庭普及を目論んだ戰略機種なり。


 發賣から五十年以上經つた機體故、現状では稼働せぬ。到着と同時に開腹と相成つた。


 この機種は回転系に護謨帶を使用せず、護謨圓盤にて動作さしむる機構故、その圓盤の劣化具合が氣掛りであつた。


 豈圖らんや、とても五十年經つたとは思えぬ彈力を有して居る。


 電源スヰッチと音量調節を兼ねている可變抵抗器は分解清掃を行ふ。音量調節時にさうざうしかつた雑音は減少するも完全には取りきれぬ。


 速度切り替へ機は破損していたため、エポキシ系接着劑にて補修を行ふ。




 電氣回路に使はれている半導體は眞空管二球(6AR5及び5M-K9)及びトランヂスタ四石。その簡單な回路構成は、今のヱンジニアからは「何たる幼稚加減!」と莫迦にされるであらうが、當時の「そにゐ技術陣」の磁氣録音機にかける意氣込みは相當なものであつた。


 この機體は西日本で使はれていたやうで、電源周波数が六十キロヘルツに設定されて居た。半田コテで變更する。


 餘りに汚れて居た機體内部を清掃して組み立て。付屬していた「ソニ・テープ」を再生したところ、子供の歌聲が鳴り響いた。純正小型集音器にて自身の聲も試しに録音。問題ないやうだ。


 また使はない物が増えてしまつた・・・orz

Technics SL-10

2011年02月11日 13時14分39秒 | アナログプレーヤー
 最近、ジャンクいじりが停滞気味です。部屋がジャンクだらけになって作業スペースの確保が難しくなったのが原因。なんだかなあって感じです。

 で、今回も過去の修理記事をアップ。テクニクスのSL-10です。1979年に10万円で発売されたジャストジャケットサイズプレイヤーです。



 実にかっこいいスタイル。10万円という高価格ながらロングセラーとなり、週刊FMの「ベストバイコンポ」では長きに亘ってランクインしていた記憶があります。カートリッジはT4Pっていう規格。この規格のカートリッジは今ではほとんど見かけません。

 通電できたが不動というブツをオクでゲット。送料入れて一万円近くしました。以前から欲しかったモデルなので頑張っちゃいましたよ、自分。


 ブツ到着後、動作確認もせずに分解。闇雲にネジを外していきましたが、どうしてもフタの裏側についているスタビライザーが取れません。そこで、何かヒントはないかとネット検索したところ、詳細な修理記事がアップされているのを発見。参考にさせていただいたんですが、結局コツがつかめず力ずくで外してしまいました。そしたら・・・


 ガーン!傷だらけになっちゃいました。


 しかもストロボも剥がれちゃうし・・・
 
 不動の原因はやはりゴムベルトの劣化。このモデルはアームがリニアスケーティング方式なのですが、アーム駆動のゴムベルトがべろべろになっていました。即、手持ちのベルトと交換。グリスも要所要所塗りなおしました。


 

 念のため、コントロール部分も外して、スイッチもメンテ。


 別途新品購入したT4Pカートリッジ(SHURE M92E)を取り付け動作確認です。動作確認には駄盤を使います。今回はこれ。
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 アート・ブレイキー ドラム・ヒット 「花嫁」!!!!!!!!

 なんと御大ブレイキーがはしだのりひこの「花嫁」など日本の歌謡曲を叩いています!誰だこんなくだらない企画立てたのは(怒)!! ブレイキーもブレイキーだ。断わりゃいいものをご丁寧にジャケ裏にこんなメッセージも寄せちゃってます。
 
 「私は、心から日本と日本の皆様を愛しています。私自身でさえ日本人と感じております。ファンの皆様が、このレコードを買って下さるよう祈ります。」

 おいおい、それでいいのかーw 確かに親日家ではあることは認めるけれど、あんたは日本人ではないでしょう。もっと自分のルーツをしっかりと自覚してほしい。なんでしょう、この迎合っぷり。

 
 ちょっと脱線しました。えー、なんの話だっけ?そうそうSL-10です。ソニーのラジカセCFS-99(通称エナジー99)につないで音出し。


 問題なし!A面最後まで演奏させてみましたが、アームもスムースに動きます。

 EPでも確認!


 なぜか「男はつらいよ」・・・音楽の趣味を疑われそうだ。

 
 



ピザデブのつぶやき

2011年02月06日 19時47分41秒 | その他
 ピザってうまいよね、ピザ。ジャンク好きな自分はピザやハンバーガーなどの「ジャンクフード」も好きなわけだ。やっぱり。

 んで、今日はドミノ・ピザでLサイズ2枚注文しましたよ。2枚。家族三人で食ったんだが、2枚はやっぱり食いきれねーな。


 でね、でね、そのピザ2枚なのだが、代金はたったの2,375円だったのだ!!

 
 ドーン!

 なんでも今年はドミノ・ピザの創立50周年、日本進出してから25周年という節目らしーのよ。で、アメリカの本家サイトで、Lサイズ1枚分の料金で2枚ゲットできるというキャンペーン張ってるわけよ。

 で、この日本からでも、そのメリケンサイト経由で注文できるわけ。しかもネット注文だから5%オフ。配達はもちろん国内の最寄店。会員登録していることが条件だけど、これは予め国内サイトで登録しておけばOK。

 トッピングが3種類しか選べないのが難点っちゃあ難点。


 今までピザハット派だったけど、ここしばらくはドミノオンリーになりそうな予感。体重右肩上がりな悪寒。

Lo-D AD-095

2011年02月04日 23時19分30秒 | その他
 今週月曜から来週水曜まで遠隔地で研修です。遠隔地に出向くときは必ず近辺にドフがないかチェックするのですが、嬉しいことに研修施設から歩いて30分位のところにありましたよ、ドフ。んで、本日、研修帰りに寄ってきました。歩いて30分とは言っても、登り坂ばかりできつかったっすけど。

 汗をかきながら着いたドフには、残念ながらめぼしいジャンクはありませんでした。唯一買ったのがこれ。


 沢の鶴1.5カップ・・ではなく、Lo-Dの自走式レコードクリーナーAD-095です。1,050円也。ご丁寧に「動作未チェック」とテプラが貼ってあります。ドフでの「動作未チェック」とは、「確認したけど動作しませんでした」と同義。何もゲットせずに帰るのもシャクなのでとりあえずお買い上げ。

 実はこのクリーナーの下位機種である「AD-093」を既に所持しております。今回のブツはAD-093に静電気除去機能が付加されているもので、1980年代初期に8,900円で販売されていたと記憶しております。当時、FM雑誌等でよく広告が載ってました。写真上がAD-095、下がAD-093です。




 フタを開けたところ、残念ながら付属品が欠品しておりました。本来ならこのトレーにセットするスピンドルと清掃用ブラシが付いております。


 使用時はこのように足を開き、スピンドルをセットしてレコードを載せます。で、その上でクリーナーを回転させる仕様になっております。


 トレーの下には、静電気を逃がす鎖がぶら下がってます。


 単三電池4本(ちなみにAD-093は2本)セットしてスイッチオンしてみましたが、ウンともスンとも言わないですね orz・・・予想はしておりましたが。

 メンテで蘇ればいいのですが・・・蘇っても使いませんけどね。AD-093も使ってないし。目に見えるハウスダストを取り除くぐらいで、クリーナーとしての性能には疑問符が付きます。完全なオモチャですな。でもいいの。それでいいの。かくしてゴミが増えていく・・・