本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Technics SL-10 再メンテ (その5)

2012年03月05日 22時12分15秒 | アナログプレーヤー
 ストロボスコープの到着まで待ちきれず、同一内容のアナログディスクとCDを同時にプレイして、そのタイムのズレを確認してみました。確認に使用したアナログディスクは甲斐バンドの「ビューティフル・エネルギー」とジャーニーの「フロンティアーズ」。ジャーニーは1曲目の「セパレイト・ウェイズ」を使用。同じ曲をCDでも用意します。


 いっせいのせ!でアナログとCDを同時プレイします。すると、どちらの曲でもアナログのほうがすこーしずつ遅れていって、曲の最後のほうでは一小節弱の開きが出てしまいました。

 予想したどおりの結果がでましたが、念のため、アナログプレーヤーをメインで使っているデンオン(今はデノンって言うんだっけか)のDP-500Mにして同様のテストをしました。


 そしたら、なんとDP-500Mでも同様の結果が!!!同じように一小節弱遅れます。あ~れ~???

 DP-500Mは5年位前に新品で買ったものです。全然使ってませんが、壊れているとは考えにくい。もちろんダイレクトドライブのクオーツロック。こいつと同じ速度ということは、SL-10は問題なしってこと???

 そうこうしているうちにストロボスコープ到着。インバーター式でない蛍光灯は洗面所しかないので、SL-10を抱えて洗面所でテスト。ストロボが止まって見えれば回転数は正確ってえことになります。で、その結果、

 ちゃんとストロボが止まって見えます(^_^;)

 ・・・問題なしですねえSL-10。こいつの回転数偏差は±0.002%以内。この範囲内に収まっている限り、ストロボは止まって見えるでしょう。つまり正常のスピードってことになります。

 うーん、仮に-0.002%の回転数だとしても、聴覚上気になるものですかねえ。もしかしてアナログディスクのマスタリングの速度がほんのすこーしプラスのほうにブレていて、マイナスにブレたプレーヤーとの相乗効果で聴覚上わかるほどの遅れにつながったのかもしれません。ディスクもプレーヤーも工業製品なので、組み合わせによってはこんな結果が出るのかも。

 いずれにせよ、自分が神経質過ぎたという一語に尽きるのでしょう。もう気にしないことにします。大変お騒がせしました。特にいろいろアドバイスしてくださったしまりすさん、面目無いですm(__)m

Technics SL-10 再メンテ (その4)

2012年03月03日 21時18分00秒 | アナログプレーヤー
 本日、SL-10の再ハンダをいたしました。結果、変化なしです。

 一応、速度の確認のためストロボスコープをアマゾンで発注。ストロボスコープは蛍光灯の光を反射させて使用するものですが、昨今のインバータ式蛍光灯では使用不可。なのに家にはインバータ式でない蛍光灯は洗面所にしかありません。

 洗面所でSL-10を抱えて確認するしかないですねえ。

Technics SL-10 再メンテ (その3)

2012年03月02日 23時16分24秒 | アナログプレーヤー

 オイル届きました。安かったので3本買っちゃった。


 早速、スピンドルの分解。3本のネジで止めてある下部のカバーを外し、スピンドルの尻についているEリングを外すと、スルッと抜けました。無水アルコールで古いオイルをフキフキしてから新品オイルを適量垂らします。粘性はVG10よりもありますね。若干、スピンドルの回転がスムースになりました。

 で、再度組み立てて・・・カートリッジ取り付けて・・・アンプに繋いで・・・レコード載せて・・・エンジョイプレイ!


 (^O^)



 (^O^)



 (^O^)


 (;´Д`)・・・・やっぱ遅い(爆)


 うーん、やはりスピンドルオイルのせいではなかったか・・・FG系か???・・・でも、しまりすさんはこの場合「速くなる」っておっしゃっているしなあ・・・あっ2200μFのケミコンは平滑用ではなくて昇圧トランスのものでした。

 やっぱり回路なんでしょうねー。というのも4.193280MHzの水晶発振子をググってたら、こんなサイト見つけまして。「回転が遅い!」って困っている人に、みんなが知恵を出し合っているんですが、ケミコンや三端子レギュレータの交換では解決せず、結局、表面実装抵抗のハンダ不良だったってオチ。うちの子はハンダ不良なかったんですけどね・・・目視では。明日、再ハンダしてみるか・・・

 遅いってもほんのちょっとなんですけどね。ちょっと聴いただけでは気付かないぐらい。ほんのすこーし音がフラットしているように聞こえるのです。気にしないほうがいいのかなあ・・・

Technics SL-10 再メンテ (その2)

2012年02月29日 22時59分44秒 | アナログプレーヤー
 さて、スピンドルオイルを交換することになったSL-10ですが、オイルはどうのようなものを使えばいいのかで悩んでしまいました。工業機械用のスピンドルオイルなら持っているのですが。。。。


 これがその工業用オイル。粘度がISO規格でVG10。かなりさらさらしています。これはちょっと使えないということで、パナソニックテクニカルサービスに専用のオイルを売ってくれるか電話確認しました。しかし、ダイレクトドライブ用のスピンドルオイルはもう既に販売していないとの回答。ションボリ。

 で、いろいろネットで探したところ、サウンドハウスというところでSL-1200用のオイルを販売しているのを発見。パナの人、SL-1200用のも販売してないと言ってたのに、ちゃんとあるじゃん。つーことでご注文。
 

 オイルが到着するまで数日かかるので、今日はケミコンの交換をいたしました。古いモノなので、やはりかなり容量抜けしておりました。


 チューブラ型のケミコンが4つ使われていましたが、通常の縦型に置き換え。チューブラ型はもう製造してないですからね。
 

 全交換完了。


 ついでにスピード切り替えスイッチも分解清掃。


 回転スピードが遅い原因ではないかと疑っている水晶発振子です。4.193280MHzというイレギュラーな周波数。これ、どこにも売ってません。4.194304MHzならどこでも買えるんですが・・・・・こいつがイカレテたらおしまいだなあ。。。。。

Technics SL-10 再メンテ (その1)

2012年02月28日 23時41分49秒 | アナログプレーヤー

 以前メンテしたSL-10を久しぶりに稼働させたら、なんだか回転数が遅いようです。で、急遽再メンテすることに。クオーツロックなので、水晶発振子がイカれたのかなあと思いつつ、モーター付近を観察します。致命傷でなければいいんですが。。。


 内部を覗くには、まずタンテを外すことから始めます。EPアダプタの内側にあるプラ製の部品を反時計回りに回すとこれが外れます。更にその奥にあるナットを外すとタンテが外れるようになります。


 モーターが見えました。タンテの裏には磁石が。


 次に内部のトレイを外します。ゴムキャップで隠れているネジもあるので見逃さないように。


 トレイはフタの開口部をMAXにしなければ外れません。フタの左側にあるアームを手前に引くとこれが外れて、フタがMAXオープンできるようになります。


 内部の全貌です。右側のボックス内は昇圧トランスです。


 基板の裏側。ハンダクラックはなさそうです。


 スピンドルを手で回したところ、若干重いような気がします。スピンドルオイルの交換で直ればいいんですが。。。とりあえずオイルの入手から始めることにします。今回はちょっと手強そうです。