本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

Technics SL-10 再メンテ (その2)

2012年02月29日 22時59分44秒 | アナログプレーヤー
 さて、スピンドルオイルを交換することになったSL-10ですが、オイルはどうのようなものを使えばいいのかで悩んでしまいました。工業機械用のスピンドルオイルなら持っているのですが。。。。


 これがその工業用オイル。粘度がISO規格でVG10。かなりさらさらしています。これはちょっと使えないということで、パナソニックテクニカルサービスに専用のオイルを売ってくれるか電話確認しました。しかし、ダイレクトドライブ用のスピンドルオイルはもう既に販売していないとの回答。ションボリ。

 で、いろいろネットで探したところ、サウンドハウスというところでSL-1200用のオイルを販売しているのを発見。パナの人、SL-1200用のも販売してないと言ってたのに、ちゃんとあるじゃん。つーことでご注文。
 

 オイルが到着するまで数日かかるので、今日はケミコンの交換をいたしました。古いモノなので、やはりかなり容量抜けしておりました。


 チューブラ型のケミコンが4つ使われていましたが、通常の縦型に置き換え。チューブラ型はもう製造してないですからね。
 

 全交換完了。


 ついでにスピード切り替えスイッチも分解清掃。


 回転スピードが遅い原因ではないかと疑っている水晶発振子です。4.193280MHzというイレギュラーな周波数。これ、どこにも売ってません。4.194304MHzならどこでも買えるんですが・・・・・こいつがイカレテたらおしまいだなあ。。。。。

Technics SL-10 再メンテ (その1)

2012年02月28日 23時41分49秒 | アナログプレーヤー

 以前メンテしたSL-10を久しぶりに稼働させたら、なんだか回転数が遅いようです。で、急遽再メンテすることに。クオーツロックなので、水晶発振子がイカれたのかなあと思いつつ、モーター付近を観察します。致命傷でなければいいんですが。。。


 内部を覗くには、まずタンテを外すことから始めます。EPアダプタの内側にあるプラ製の部品を反時計回りに回すとこれが外れます。更にその奥にあるナットを外すとタンテが外れるようになります。


 モーターが見えました。タンテの裏には磁石が。


 次に内部のトレイを外します。ゴムキャップで隠れているネジもあるので見逃さないように。


 トレイはフタの開口部をMAXにしなければ外れません。フタの左側にあるアームを手前に引くとこれが外れて、フタがMAXオープンできるようになります。


 内部の全貌です。右側のボックス内は昇圧トランスです。


 基板の裏側。ハンダクラックはなさそうです。


 スピンドルを手で回したところ、若干重いような気がします。スピンドルオイルの交換で直ればいいんですが。。。とりあえずオイルの入手から始めることにします。今回はちょっと手強そうです。

ジャンクレコード箱の中から ~ 「昭和ブルース」篇 続き

2012年02月27日 21時58分35秒 | ジャンクレコード
 今日は10日ぶりに酒を飲みました。いつ動物病院まで車を走らせる必要が出てくるかわからないので、しばらく飲酒を控えていたのです。もみじの調子も良いようなので今日から解禁。ほろ酔い気分で「昭和ブルース」の続きです。

 (^^♪ (^^♪ (^^♪ (^^♪ (^^♪

 さて、この「昭和ブルース」、現在までジャケット等を変えて3回リリースされています。これはドラマが第1~3シリーズに分けて放送されたためのようです。シリーズの放送期間は次の通り(wikiより抜粋)。

 第1シリーズ 1973年(昭和48年)4月5日 - 1974年(昭和49年)3月28日
 第2シリーズ 1974年(昭和49年)10月3日 - 1977年(昭和52年)3月31日
 第3シリーズ 1980年(昭和55年)5月1日 - 1980年(昭和55年)12月4日

 では、ひとつひとつ見ていきます。

 第1シリーズ盤

 カタログナンバーからして、こいつが一番古い盤のようです。定価500円。ちなみに、シングルレコードが500円から600円に値上がりしたのは昭和51~52年位。B面は「非情のライセンス」。ドラマのオープニングテーマです(インスト)。テレビで使用されたものと違い、ロングヴァージョン(3分ですが)となっております。このロングバージョンでは途中でタンゴのリズムを取り入れたりして、ちょっとしたひねりを加えてます。都会のダンディズムとサスペンスが感じられていい曲です。なお、B面と書きましたが、発売元がポリドールなので、実際はA面・B面ではなく、D面・S面と表記されています。ポリドールは昭和51年までなぜかこのように表記していました。なんの略なんでしょう?もしポリドール関係の方がこのブログを見てましたら教えて下さい。見てないと思うケド。


 第2シリーズ盤

 次に古いのがこの盤。定価500円。S面は「酒」。どうってことない演歌です。この曲、冒頭にいきなり天知の語りがあります。
 「久しぶりに俺は戻ってきた。何もかも変わっていた・・・」
 正に役者の本領発揮という語り。シブイです。

 第3シリーズ盤

 最後の盤です。上記2枚は「NETテレビ」の表記がありましたが、こちらは『テレビ朝日系「非情のライセンス」テーマ』と書いてあります。NETがテレビ朝日になってから3年後の昭和55年にリリースされたものです。定価600円。盤面表示がSide1・Side2に変更されています。Side2は「非情のライセンス」。
 この盤はちょっと変わっていて、レーベルが紙ではありません。盤に凸のスタンパーで直接文字が彫り込まれています。


 第1と第3には、ジャケットの裏に「昭和ブルース」のスコアが記載されております。

 このスコア、キーがFマイナーになっていますが、実際には天知はDマイナーで歌っております。なぜFマイナーで記載されているのかは不明です。ちなみにオリジナルのブルーベルシンガーズはEマイナーで歌っております(ユーチューブにアップされているブルーベルは、レコードの回転数が速く、EとFの中間のキーになっちゃってます。正しい音程のCDはアマゾンで試聴できます。ブルーベルが聴けるのは今のところこのCDだけのようです)。


 ・・・・ということで、小ネタのつもりが、二日間に亘る記事になってしまいましたw 次回からはサラっと書くつもりです。では。

ジャンクレコード箱の中から ~ 「昭和ブルース」篇

2012年02月26日 23時17分41秒 | ジャンクレコード
 今日はジャンクはジャンクでも「ジャンクレコード」の紹介です。ジャンクレコードとは「限りなく無価値」ということで捨て値で売られているレコードです。無価値といっても、これは商品としての状態(盤面とか)が悪いからであり、楽曲そのものの価値がないわけではありません。かなりの枚数を所有しておりますので、今後、オーディオネタがないときに一枚ずつ紹介していこうと思います。

 で、記念すべき第一弾は。。。



 天知茂の「昭和ブルース」です。一枚ずつ紹介と言いながら、いきなり三枚ですw

 この「昭和ブルース」は、天知茂(昭和60年没)が主演した刑事ドラマ「非情のライセンス」のクロージングテーマ曲になります。「非情のライセンス」は昭和48~55年にNETで放送された、天知茂のハードボイルドさが遺憾なく発揮された傑作ドラマ。自分は天知茂というと、このドラマでの会田刑事役と江戸川乱歩シリーズの明智小五郎役が真っ先に頭に浮かびます。いい役者さんでしたねえ。54歳で亡くなったそうで、もしご存命だったら80歳。早世が悔やまれます。

 ここでいきなり余談ですが、このドラマが放映されていたNETとはNihon Educational Televisionの略で、正式名称は日本教育テレビ。現在のテレビ朝日です。昔は放送免許取得に大義名分が必要だったので、教育番組を放送するという名目で免許取得したといういきさつがあります。現在の「テレビ朝日」に改称する際(昭和52年)は、特別番組で「芸能人私物オークション」をやりました。ここで悠木千帆が「自分は売るものがないから・・・」と芸名をオークションに出したんですよね。で、その芸名は、自分のペット(犬)に付けるという方が落札したと記憶しております(間違っていたらごめんなさい)。芸名を売ってしまった「元」悠木千帆はその後「樹木希林」と名乗り、芸能界を代表する名女優になっていきます。

 ・・・閑話休題。

 えー、この「昭和ブルース」、言うまでもなく天知茂の代表曲ですが、実はカバー曲でして、オリジナルは「ブルーベルシンガーズ」が歌ってました。このブルーベルヴァージョンもユーチューブにアップされてます。

 曲はリンク先のユーチューブを聴いてもらうとわかりますが、ただただひたすら暗いです。冒頭のクラギ、メロディー、歌詞、どれをとっても。しかし、この暗くてモロ昭和な雰囲気が、疲れた現代人にカタルシスを与えてくれるというと大袈裟でしょうか。天知の声もすごくいいですね。昔は天知に限らず、歌のうまい俳優さんが多かったですねえ。


 ・・・NETのこと書いてたら、レコードそのものに言及する時間がなくなっちゃいましたw 次回は3枚それぞれを子細に見ていくことにします。

精密検査の結果

2012年02月25日 22時59分22秒 | ぬこ
 本日、もみじの精密検査結果を聞きに動物病院へ行ってきました。

 心配していた甲状腺機能亢進症の結果は「シロ」。数値は問題ないとのことでした。

 夜中に落ち着かない様子で鳴く理由は結局不明。老猫は一日の生活サイクル(活動・睡眠)が細分化されてしまうので、そのせいかもしれません。ボケちゃったのかとも思いましたが、猫はあまりボケないそうです。

 ここ数日は落ち着いています。夜もベッドで一緒に寝ているので、あまり鳴かなくなりました。

 痙攣を起こすこともありませんので、とりあえずは一安心。今後は心臓の薬(数種類のカクテル)を朝晩飲ませて様子を見ることに。



 もうちょっと落ち着いたら、ジャンクいじり再開したいと思います。