本日の「電源入りました。」

 ジャンクオーディオを修理しては放置するという非生産的なことをやってます。最近飽きてきた・・・

National RX-1830(その2)

2011年04月11日 00時05分27秒 | ラジカセ
 注文していたICが届きましたので早速交換。


 交換後、とりあえず音出し確認。ちゃんとラジオが聴けました。ただ、ガリがひどいのでスライドボリュームを分解清掃します。



 アンプ部が治ったので、次はカセット部のメンテ。不動の原因は単なるモーター回転軸の固着でした。ゴムベルトは生きていました。

 電源をつないだモーターの回転軸にエレクトロニック・クリーナーを吹きかけます。手で回転をアシストしてやるとユルユルと動き出しました。しばらく通電したところ、十分なトルクが出るようになりました。


 テープスピードを調整します。A-BEXのテストテープを使うのは勿体無いので、自家製のものを使います。信頼の置けるデッキで1kHzの正弦波を録音したのものです。


 ラジオ、カセットともこれで問題なく動くようになりましたので、ケースに組み付けようとしたところ、スピーカーのキャップ部分を凹ましてしまいました。ガムテープの粘着力を使って元に戻しました。



 で、完成。ゴミ同然だったラジカセが見事蘇りました。
 
 
 今までラジカセは大型のものに魅力を感じておりましたが、このようなコンパクトなラジカセもまたいいもんですね。

National RX-1830(その1)

2011年04月09日 16時48分20秒 | ラジカセ
 しばらくお休みしていたジャンクいじりを先週から再開しました。

 今回のブツはこれ。


 昭和57年9月に20,600円で発売されたナショナルのモノラルラジカセRX-1830です。以前、ジャンクBCLラジオをオク落したときに出品者がオマケとしてくれたものです。電源は入りますが全ての機能が不動でしたから出品者にとってはゴミ同然だったのでしょう。普段なら食指が動かない代物ですが、捨ててしまうのも不憫ということで生き返らせることに。今回のような災害時にも有用ですしね。


 フロントを開けたところです。シンプルにまとめられています。


 カセットメカ部を取り外したところです。右にあるのがチューナーIC、左にある放熱板付きのものがモノアンプICです。

 まず目に止まったのがアンプ部近くにある電解コンデンサ。膨張して防爆弁が膨らんでいました。


 手持ちの新品に交換。30年も経つとコンデンサも小型化してます。


 ハンダ割れがなさそうだったので、電源を入れて信号の途絶えているところを探します。こんなときはクリスタルイヤホン(昔、ゲルマニウムラジオを作ったときに使用したもの)が便利です。微小信号でも音に変換してくれるので、回路のあちこちに端子を押し当て、音声として信号の有無を探ることができます。


 イヤホンで探ったところ、チューナー部は生きてましたがアンプICが死んでました。使われているICはNECのもので、オールデータシートjpで検索したところ、μPC1212Cというものでした。6ピン目がアウトプット。信号が全然出ていませんでした。

 古いICなので入手できるか不安でしたが、幸い若松通商に在庫がありました。1個147円。早速、通販で注文して・・・・・その2に続く。

 

かっこいい自転車

2011年04月02日 23時17分12秒 | その他
 先日、とある商店街でとってもかっこいい自転車を見かけたので、思わず写真を撮ってしまいました。
(クリックで拡大)

 昔ながらの酒屋さんの店先にありました。ビールケースを積むことができる荷台と、トップチューブにあるサイドブレーキがポイント。実用一点張り。実に頼もしい。

 考えてみると、ちょっと前まではロッドブレーキ&大型スタンド仕様の「働く自転車」をよく街中で見かけましたが、最近はほとんど見かけないですね。メーカーでも製造中止のようです。写真の自転車は「働く自転車」の中でもレア中のレア。持ち主の酒屋さんには大事にしていただきたいものです。

PIONEER CLD-R5(その2)

2011年04月02日 18時10分54秒 | LDプレイヤー
 CLD-R5について、どのように修理したの?というコメをいただきました。で、詳細を書こうとしましたが、なんせ1分で元通りになってしまったので思い出せません。自分でも気になるので再度開腹してみました・・・が、やはり思い出せません(汗)

 参考になるかわかりませんが、現在の正常なトレイオープン状態の写真をいくつかアップいたします(写真をクリックすると拡大します)。なお、内部がわかりやすいようにクランパーとビームを外しています。










 これらの写真とお持ちの機体を見比べてみて、それぞれの部品の位置関係に問題がなければゴムベルトの劣化かもしれません。以下は「そんなこと知ってるわい!」とのツッコミ覚悟でカキコします。

 
 トレイを完全に引き抜いたところです。この写真の右下に見えるゴムベルトが劣化してスリップしていると、開閉がうまくいきません。なお、トレイは左右のツメを外せば引き抜けます。

 ゴムベルトはメーカーのサービスステーションに直接電話注文すれば取り寄せてくれると思いますが、郵送してくれないので自分から受け取りにいくことになります。私は普段、ゴムベルトについてはメーカーではなく、秋葉原の千石電商で入手しています。1本160円程度なので、オリジナルを採寸して、近いサイズのものを3種類くらい買っておけば間違いありません。

 また、バンコードというものを使うのもアリです。これは好きな長さに切った上で、その両端を熱融着させるとゴムベルトの代替になります。

 トレイ開閉の不具合は、他にも「グリス固着」などいろいろな原因が想定されます。実際に動かしてみて観察してみないことにはわかりませんです。


 以上、全然参考にならなくてごめんなさい。完治することを願っています。