はるかに遠い夢

沢田研二さんにロ・メロメロ。
ジュリーの事を考えると頭の中がお花畑。
その花を押し花にしたいなぁなんて…

2012年5月4日 朝日新聞

2012年05月04日 | ジュリー その他
 『言いたいこと言おうぜ 憲法記念日 沢田研二さん、山本太郎さんに聞く』
という記事が載りました。

朝日新聞のサイトはこちらから。

どうしてこんなピュアな笑顔が出来るのか

「3月8日の雲」のジャケットの雲の写真は、実際にジュリーが携帯で撮影された雲だったんですね。
全文載せていいのか迷いましたが、新聞を買えない方もいらっしゃっただろうし、もう夕方だからいいかなという事で。


『大震災から1年を経て迎えた憲法記念日。この間、タブーと向き合ってきた2人に聞いた。』

ひそやかジュリー流

 横浜の自宅近くを散歩していたら、青空にぽっかりと白い雲が浮かんでいた。携帯電話のカメラで思わず3枚、撮った。
 3日後、震災が起きた。栃木県内で音楽劇に出演中だった。
 あれから1年あまり。被災地で炊き出しをする人。大声で支援を呼びかける人。でも多くの人は、気持ちはあるけど何をしていいかわからなかった。

 「僕もその一人でした」

 歌手の沢田研二さん(63)。3月、被災地への思いを歌った4曲入りの新譜「3月8日の雲~カガヤケイノチ」を出した。ジャケットに、あの雲の写真を使った。「頑張ろう」という言葉も、派手な宣伝もない。「ひそやかにやるのが今の自分に合っている」
 メッセージは強烈だ。
 福島の原発を表す「F.A.P.P」という歌では「死の街が愛(いと)しい」「何を護(まも)るのだ国は」「BYE BYE 原発」と叫ぶ。

 還暦の前のあたりから「言いたいことを言わなきゃ」と思うようになった。「60歳超えたら余生」だから。4年前、「我が窮状」という歌をアルバムの9曲目に入れた。「憲法9条を守りたい」と思う人たちに、「同じ気持ちだよ」とそっと伝えたかった。

 アイドル時代、「表現の自由」はなかった。「華麗なジュリー、セクシーなジュリーに似合わないことは、言えなかった」

 芸能界でいま、反原発ソングを堂々と歌える歌手は多くない。「様々なしがらみがつきまとうから」という。山本太郎さんが反原発運動に参加して仕事が激減したと聞き、「いつか一緒に仕事がしたいな」と思った。自身も「テレビに出られなくなるよ」と言われたことがある。

 「それでいい。18歳でこの世界に入り、いつまでもアイドルじゃないだろ。昔はジュリー、今はジジイ。太ったっていいじゃない」

 好きなことを、コツコツとやっていこうと思っている。「昔の名前を利用しながら、ね」