ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

第21日 バルセロス (21st day Barcelos)

2014-10-02 22:13:39 | spain
9月11日 曇(夜一時雨) 20℃
Ponte de Lima―Barcelos

走行:32.3Km 累積距離:1043.3Km 平均時速:11.7Km/h 登坂積算/日:311m 標高最高:191m
宿:ホテル 25ユーロ N41.31.55.7,W8.37.10.0

朝6時半には半数以上が出発した。今日の走行はみじかくてよいので7時半にスペインから持ってきたパン、チーズなどの朝食を食べて8時20分に出発。


ドロヨケの取付けネジが緩んでいたのでガソリンスタンドでドライバーを借りて締め付けた。


N304を走る。葡萄が道端にあったので食べてみたが酸っぱくて旨くなかった。


雨が降りそうな天気だったが民家とバス停があるのでもし雨が降ればバス停で雨宿りや雨具を着るなど出来るから気楽。


ポルトガルにも水飲み場がある。


バックパックの男性が入ったカフェに入ってコーヒー休憩。0.8ユーロだからスペインより安い。

 

道の幅が狭いし路肩部分が無いので車は肩のすぐ近くを通り抜けるが通行量が少ないので危険な感じはしない。


紫陽花、夾竹桃、朝鮮朝顔など日本にもある花や木がある。


11時45分、バルセロスに到着。バルセロスにはアルベルゲが無いのでペンションか安いホステルを捜そうと2軒を見て歩いた。


公園に近いArantesホテルに12時20分チェックイン。25ユーロはドイツの相場と比べると高くはないがスペインに来て一番高い宿。タオル、石鹸があるのが嬉しい。

   

洗濯干し場には波板の屋根があるので雨が降っても濡れないからいい。


公園Campo da Republicaでマーケットをしていたので焼き栗と果物を購入。


 

午後2時レストランで食事。


教会Templo do Bom Jesusの前には花がいっぱい。

 

ポルトガルにはスペインの様な定食は無いと思っていたが巡礼者用のメニューがあったので夜7時に食べに行った。10ユーロ。パンもあったが2皿目にご飯が付いていた。





   
 
今日のホテルは25ユーロもしたので明日は知らない町で宿捜しに苦労して結果高いホテルしか無いのは嫌だからwifiでポルトのユースホステルを予約した。予約料金をカード決済したが当日支払い分と合わせて10ユーロと今日の25ユーロの半分以下。

夜食に桃、プルーン、焼き栗。
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第20日 ポンテ・デ・リマ (20th day Ponte de Lima)

2014-10-02 18:20:28 | spain
9月10日 曇りのち晴れ夕方一時雨 16.6~28℃
Tui―Valenca―Sao Bento―Ponte de Lima

走行:46.7Km 累積距離:1011.0Km 平均時速:12.8Km/h 登坂積算/日:492m 標高最高:350m
宿:アルベルゲ 5ユーロ N41.46.11.3,W8.35.21.0

日の出が遅いので7時に朝食を食べる。8時、宿で水をペットボトルに入れなかったので警察で水を貰って出発。


3キロ程走って国境に架かる橋に到着。ポルトガル側に陽が登り始めている様だが山があるので日の出かどうか不明。

  

自転車は何だか頼り無さそうな鉄板の上を走ります。橋を渡り切るとポルトガルと書いてありました。歩道も車道も石畳、振動が嫌なので押して歩きました。城からの見晴らしが良いと聞きましたが坂を登るのも疲れそうだからポルトガル最初の観光地バレンサを見ないで先を急ぎました。

  

舗装道路に出てホッとします。巡礼路が舗装してあると思って進みましたがGPSで確認した道が地道だったので引き返して遠回りの国道N13を走りました。

   

N201に進むと「これが国道?」と思うほど細い道です。スペインでは石を積んだ家が多かったけど、ポルトガルに入って石が目立たず壁はカラフルでお洒落な家になりました。

   

ずっと上り坂だけどペダリングできます。カーブが多いのが日本の道に似ています。工事中で片側通行だったり、舗装がヒビ割れていたり継ぎ接ぎの舗装修理も日本の田舎みたい(スペインでは見た事なかった)。


   

山の中を走って下るとポンテ・デ・リマに到着しました。アルベルゲを見つけたが受付が午後4時となっていました。


仕方が無いので先ずカフェで時間潰しをしました。コーヒーだけでは長時間居れないのでビールも飲みました。腕時計は12:30。でもポルトガルとスペインは1時間の時差があるはずなのでコーヒーを運んで来た男性に「今何時?」と聞くとやっぱり11時半と言われた。チェックインまで4時間半も待たなければならない!3日間スケッチを描いていなかったので待ちながらノートにスケッチ画を描いた。


次に絵葉書を買って孫にメッセージを書き郵便局まで道順を案内して頂き順番カードを出して日本向けの切手を買うと係員の女性から「サヨナラ」と言われた。片言の日本語を知っていて、ニッコリしてくれた。


その次に食事。レストランで定食を捜したけど無い。ポルトガル語の料理名が解らないけど肉が喰いたいと英語で言って出て来たお皿にはご飯が乗っかっている。ポルトガルってご飯の国??パンが出て来ない!歩き巡礼の女性もレストランに来たがブラジル人だからポルトガル語を普通に話していた。


   

河原のモニュメントを見たりイベントの飾りつけを見てアルベルゲに3時半に戻るとチェックインの順番待ちのリュックが並んでいました。


   

4時に受付が始まり、受付している部屋まで入った時、一人の係員が来て「貴方は自転車だから受付は6時からです」と言われた。「まだ十分ベッドは空いているから6時まで待てば泊まることは出来るだろう」と言われても不安な気分。
早くシャワーを浴びて洗濯もしたいけどルールなら仕方ない。2時間待って6時にやっとチェックイン出来た。料金は5ユーロ、wifiが使えてベッドは1段ベッドでロッカーも付いている。さんざん待たされたけど今回の旅で一番設備がいい、立地条件も最高のアルベルゲでした。(但し、枕は無かった)


スーパーへ買物に出てびっくりしたのはパンは無い事。サンドイッチ用に耳を落としたイギリスパンの大量包装したものはあったけど今までの主食だったフランスパンが売られていない。豆乳もオレンジの生ジュースも売っていない。果物も古くて萎びていた。チョリソ、ジュースとラドラーを買いました。出ようとしたら雨。小降りになるまでスーパーで雨宿りしました。


夜9時、部屋には半分も人が居ない。食事しているのかな?川の対岸では移動遊園地や屋台が賑やかそうだった。

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第19日  トゥイ (19th day Tui)

2014-10-01 21:26:17 | spain
9月9日 晴れ 14.4~21℃
Caldas de Reis―Pontevedra―Arcade―Redondela―Porrino―Tui

走行:71.5Km 累積距離:964.3Km 平均時速:16.8Km/h 登坂積算/日:744m 標高最高:171m
宿:アルベルゲ 10ユーロ N42.02.52.6,W8.38.37.7

6時半に起きて朝食。自転車に荷物を積んでいたら「おはようございます」と年配の女性に挨拶された。ディュッセルドルフの日本企業に勤めているので少し日本語が出来るドイツ女性だった。

8時出発。かなり暗い。朝霧で山の麓に雲がかかった様に白い帯ができていました。ブロッコリーの様な野菜は背が高い。葡萄畑を多く見かけました。





9時半にポンテペドラに着いたが海の方へ道を間違えビーゴへ向かっていた、散歩中の女性に道を尋ねてN550に戻れた。大きい町はよく迷う。



道路標識の写真を撮ろうとしたら記憶容量がいっぱいで撮れないと表示が出た。4GBあれば十分と思っていたが画素の設定を細かくし過ぎていたようだ。Porrinoの町でも自動車専用道路に入ってしまったり田舎道に出たり少し迷ったが昼過ぎにはトゥイの町に着いた。
Wifiで自転車仲間のJimさんと連絡を取りたかったので少し料金が高いプライベートのアルベルゲに午後1時チェックイン。4人部屋で先客は韓国人の学生カンさん。彼はポルトで僕がポルトマリンで合った吉村氏と出合って写真を撮ったと見せてくれた。世の中狭い!




商店は4時半に昼休みが終わってオープンするので4時半にカメラ屋へ行きSDカードを購入してデジカメが使えるようになった。


大聖堂や町を散策後、スペイン最後のメニューを食べようとレストランを捜してみたが2人しか受付けないし値段も高い。ガッカリしてスーパーでガリシア名物のエンパナーダを買って食べた。




韓国青年が宿の下のバルに安いサングリアがあったと言うので2人で飲んだ。ピッチャーが5ユーロだった。


夜になりライトを使おうと半ズボンのポケットを捜したが紛失していた。ポケットのチャックが開いていたから昨日の宿で落としてしまったのだろう。残念!
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第18日 カルダス・デ・レイス (18th day Caldas de Reis)

2014-10-01 14:03:16 | spain
9月8日 晴れ 20~24℃
Santiago de Compostela―Padron-Caldas de Reis

走行:37.6Km 累積距離:892.8Km 平均時速:16.3Km/h 登坂積算/日:333m 標高最高:270m
宿:アルベルゲ 6ユーロ N42.36.20.6,W8.38.43.1

乾いていない洗濯物を乾燥機(1回2ユーロ)に入れて乾燥。地下室で食事(小さいスーパーがキッチンの横にあるのでパンなどが買えます)。自転車を地下室から持上げて宿の前でお別れです。フィステーラへ一緒に行かないか?バスでポルトまで行けば飛行機に間に合うよ!と薦められましたが僕はポルトガルを走ってみたいからサンティアゴでゆっくりしないしフィステーラへも行かずに「ポルトガルの道」を南下します。ミゲルは今日一日サンティアゴを観光してフィステーラへ向かいます。ホアンキは北の道(カミーノ・デル・ノルテ)を走ってパンプローナへ戻る。2日間だけど一緒に走った仲間と最後の挨拶と記念写真。出来たら来年のパンプローナの牛追い祭りに会いたいねなどと話しました。



下り坂を走ると高速道路に入りそうになりますが国道のN550は自転車走行OK。日本の様に路肩が狭い所もありますが交通量が少ないので日本より安全。秋晴れの日本を走っている様な景色。日本より空気が綺麗かな?





走行時間は僅か2時間18分。カルダス・デ・レイスは「ポルトガルの道」の2日分の距離。「教会の近くにアルベルゲがあるから教会へ行け」とミゲルに聞いていたから教会付近にアルベルゲと書いた看板を捜したが見付からない。教会の横の公園で子供を遊ばせていた若い父親に尋ねるとスマホを持出し、道路に立って「ここを真っ直ぐ行くと交差点があってその先の橋を渡って左」と親切に教えてくれる。実はスペイン語が全く解らないのだけれど不思議と感覚的に言っていることが伝わる。通りはマーケットでゴタゴタしていたが橋を越えて今度は子供連れの女性に聞いてみると、わざわざ戻ってアルベルゲの前まで連れて行ってくださった。


1時まで20分程待ってポルトガルの道の一日目のアルベルゲにチェックインできた。スーパーの場所を聞き買物。ホアキンの真似をして豆乳を買ってみた。ワインはボトルで買うと残してしまうので紙パック3個を買いました。


自転車は一緒に走る人が居るのはいいけど仲間のお尻ばかり見て景色が見えないし自由が無い。宿捜しなど不安もあるけど一人旅は気楽でいい。遅い昼食と明日からのコースを地図や持参した資料でチェックした後フラリと町に出てみた。
到着時は屋台と人がいっぱいだったけど午後にはもう業者の車が来て片付けられていた。


到着時には気付かなかったけれど巡礼用の矢印が家の前にあったり、橋にも貝のシンボル、アルベルゲも矢印がちゃんと案内していました。



教会の横の公園は子供の遊び場になっていて保護者と子供がいっぱい。今まで荒野と巡礼宿では若者が少なく高齢者が多かったが子供の姿が目立つ。遊んでいる子供を見ていると孫を思い出しちゃいました。





夜はワインとスペイン最後になるだろうともう一度スーパーへ行って買ったイベリコ豚のハムが肴。


夕暮れのアルベルゲの前庭は近所の学生らしき若者が水飲み場に集まり、巡礼者が木の根っ子のベンチで語らっている。いい雰囲気。




でも自転車を建物の前に置いておくのはイタズラや盗難の危険があるから分解してロビーに保管した。このアルベルゲには中庭が無いし駐輪場も無いから折り畳み自転車なら折り畳んで室内に持ち込める。

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第17日 サンティアゴ (17th day Santiago de Compostela)

2014-10-01 10:28:28 | spain
9月7日 曇りのち雨のち晴れ
Arzua―O Pedrouzo-Santiago de Compostela

走行:40.4Km 累積距離:855.2Km 平均時速:15.9Km/h 登坂積算/日:501m 標高最高:402m
宿:アルベルゲ 12ユーロ N42.52.35.9,W8.32.14.4

ホアキンとミゲルの宿まで迎えに行き8時10分出発。8時半、バス停にて朝食。今日は3人で走ります。



10時、ペドロウソのバルにて休憩。彼等はノンアルコールビール、僕はミルクコーヒー。


飛行場から自動車専用道路を少しだけ走ってもいいかな?と思っていましたがホアキンは巡礼路を行こうと言う。未舗装のデコボコ道かと思っていたけど舗装されていた。やがて石畳になり、水飲み場に着くともうサンティアゴに着いたらしい。あっけない到着!




建物が多い、人も多いけれど何処が巡礼証明書の受付なのか自分一人なら解らなくてオロオロするだろうけど、ミゲルがスペイン語で聞きまわって受付を捜してくるので安心。雨が激しくなる中、順番を待っていると自転車が邪魔だったのか係員が出て来て行列を無視して3人分の証明書を別の事務所で発行して頂けました。



宿についてはホアキンが聞いて先導してくれ、12時50分にチェックイン出来ました。大きい建物でこれがアルベルゲ?と思える受付を済ませて3階に上がるとベッドが並んでいました。12ユーロと今までで一番高いアルベルゲ(Seminario Menor)。でも出発前にネットで調べたアルベルゲより安い。資料を見るとベッド数は177。通路には日本の神社やお寺の写真が飾ってありました。





洗濯などを済ませ、雨が止んだので3時半に3人で食事に出かけました。何を見てレストランを選ぶのか?ミゲルとホアキンが何店も覗いて11.8ユーロのメニューがあるレストランに入りました。1皿目はタコとじゃが芋の煮物。2皿目はステーキ、デザートはサンティアゴケーキ。飲み物はノンアルコールビールでした。






食後大聖堂の中を視察。ボタフメイロ「大香炉」を吊るしているロープが天井から伸びています。ミゲルは敬けんなクリスチャンでありじっくり鑑賞していました。




今年は聖サンフランシスコ教会の800年記念の巡礼証明書が頂けるとミゲルに言われ一緒に行って入手できました。



土産物店で巡礼デザインの自転車用ジャージを買いました。


食後の散歩で西側の公園を散策。スペイン人って食後の散歩を毎日するのかも?



夜9時半に小腹が減ったなあとレストランに入りましたが、軽く食べるのでなくまたメニューを食べました。



キッチンで充電しながらwifiをしていましたが11時半になると係員が来て「閉鎖するから部屋に戻りなさい」と言われて部屋に戻り、サンティアゴの一日を終わりました。

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