ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

第19日  トゥイ (19th day Tui)

2014-10-01 21:26:17 | spain
9月9日 晴れ 14.4~21℃
Caldas de Reis―Pontevedra―Arcade―Redondela―Porrino―Tui

走行:71.5Km 累積距離:964.3Km 平均時速:16.8Km/h 登坂積算/日:744m 標高最高:171m
宿:アルベルゲ 10ユーロ N42.02.52.6,W8.38.37.7

6時半に起きて朝食。自転車に荷物を積んでいたら「おはようございます」と年配の女性に挨拶された。ディュッセルドルフの日本企業に勤めているので少し日本語が出来るドイツ女性だった。

8時出発。かなり暗い。朝霧で山の麓に雲がかかった様に白い帯ができていました。ブロッコリーの様な野菜は背が高い。葡萄畑を多く見かけました。





9時半にポンテペドラに着いたが海の方へ道を間違えビーゴへ向かっていた、散歩中の女性に道を尋ねてN550に戻れた。大きい町はよく迷う。



道路標識の写真を撮ろうとしたら記憶容量がいっぱいで撮れないと表示が出た。4GBあれば十分と思っていたが画素の設定を細かくし過ぎていたようだ。Porrinoの町でも自動車専用道路に入ってしまったり田舎道に出たり少し迷ったが昼過ぎにはトゥイの町に着いた。
Wifiで自転車仲間のJimさんと連絡を取りたかったので少し料金が高いプライベートのアルベルゲに午後1時チェックイン。4人部屋で先客は韓国人の学生カンさん。彼はポルトで僕がポルトマリンで合った吉村氏と出合って写真を撮ったと見せてくれた。世の中狭い!




商店は4時半に昼休みが終わってオープンするので4時半にカメラ屋へ行きSDカードを購入してデジカメが使えるようになった。


大聖堂や町を散策後、スペイン最後のメニューを食べようとレストランを捜してみたが2人しか受付けないし値段も高い。ガッカリしてスーパーでガリシア名物のエンパナーダを買って食べた。




韓国青年が宿の下のバルに安いサングリアがあったと言うので2人で飲んだ。ピッチャーが5ユーロだった。


夜になりライトを使おうと半ズボンのポケットを捜したが紛失していた。ポケットのチャックが開いていたから昨日の宿で落としてしまったのだろう。残念!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第18日 カルダス・デ・レイス (18th day Caldas de Reis)

2014-10-01 14:03:16 | spain
9月8日 晴れ 20~24℃
Santiago de Compostela―Padron-Caldas de Reis

走行:37.6Km 累積距離:892.8Km 平均時速:16.3Km/h 登坂積算/日:333m 標高最高:270m
宿:アルベルゲ 6ユーロ N42.36.20.6,W8.38.43.1

乾いていない洗濯物を乾燥機(1回2ユーロ)に入れて乾燥。地下室で食事(小さいスーパーがキッチンの横にあるのでパンなどが買えます)。自転車を地下室から持上げて宿の前でお別れです。フィステーラへ一緒に行かないか?バスでポルトまで行けば飛行機に間に合うよ!と薦められましたが僕はポルトガルを走ってみたいからサンティアゴでゆっくりしないしフィステーラへも行かずに「ポルトガルの道」を南下します。ミゲルは今日一日サンティアゴを観光してフィステーラへ向かいます。ホアンキは北の道(カミーノ・デル・ノルテ)を走ってパンプローナへ戻る。2日間だけど一緒に走った仲間と最後の挨拶と記念写真。出来たら来年のパンプローナの牛追い祭りに会いたいねなどと話しました。



下り坂を走ると高速道路に入りそうになりますが国道のN550は自転車走行OK。日本の様に路肩が狭い所もありますが交通量が少ないので日本より安全。秋晴れの日本を走っている様な景色。日本より空気が綺麗かな?





走行時間は僅か2時間18分。カルダス・デ・レイスは「ポルトガルの道」の2日分の距離。「教会の近くにアルベルゲがあるから教会へ行け」とミゲルに聞いていたから教会付近にアルベルゲと書いた看板を捜したが見付からない。教会の横の公園で子供を遊ばせていた若い父親に尋ねるとスマホを持出し、道路に立って「ここを真っ直ぐ行くと交差点があってその先の橋を渡って左」と親切に教えてくれる。実はスペイン語が全く解らないのだけれど不思議と感覚的に言っていることが伝わる。通りはマーケットでゴタゴタしていたが橋を越えて今度は子供連れの女性に聞いてみると、わざわざ戻ってアルベルゲの前まで連れて行ってくださった。


1時まで20分程待ってポルトガルの道の一日目のアルベルゲにチェックインできた。スーパーの場所を聞き買物。ホアキンの真似をして豆乳を買ってみた。ワインはボトルで買うと残してしまうので紙パック3個を買いました。


自転車は一緒に走る人が居るのはいいけど仲間のお尻ばかり見て景色が見えないし自由が無い。宿捜しなど不安もあるけど一人旅は気楽でいい。遅い昼食と明日からのコースを地図や持参した資料でチェックした後フラリと町に出てみた。
到着時は屋台と人がいっぱいだったけど午後にはもう業者の車が来て片付けられていた。


到着時には気付かなかったけれど巡礼用の矢印が家の前にあったり、橋にも貝のシンボル、アルベルゲも矢印がちゃんと案内していました。



教会の横の公園は子供の遊び場になっていて保護者と子供がいっぱい。今まで荒野と巡礼宿では若者が少なく高齢者が多かったが子供の姿が目立つ。遊んでいる子供を見ていると孫を思い出しちゃいました。





夜はワインとスペイン最後になるだろうともう一度スーパーへ行って買ったイベリコ豚のハムが肴。


夕暮れのアルベルゲの前庭は近所の学生らしき若者が水飲み場に集まり、巡礼者が木の根っ子のベンチで語らっている。いい雰囲気。




でも自転車を建物の前に置いておくのはイタズラや盗難の危険があるから分解してロビーに保管した。このアルベルゲには中庭が無いし駐輪場も無いから折り畳み自転車なら折り畳んで室内に持ち込める。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第17日 サンティアゴ (17th day Santiago de Compostela)

2014-10-01 10:28:28 | spain
9月7日 曇りのち雨のち晴れ
Arzua―O Pedrouzo-Santiago de Compostela

走行:40.4Km 累積距離:855.2Km 平均時速:15.9Km/h 登坂積算/日:501m 標高最高:402m
宿:アルベルゲ 12ユーロ N42.52.35.9,W8.32.14.4

ホアキンとミゲルの宿まで迎えに行き8時10分出発。8時半、バス停にて朝食。今日は3人で走ります。



10時、ペドロウソのバルにて休憩。彼等はノンアルコールビール、僕はミルクコーヒー。


飛行場から自動車専用道路を少しだけ走ってもいいかな?と思っていましたがホアキンは巡礼路を行こうと言う。未舗装のデコボコ道かと思っていたけど舗装されていた。やがて石畳になり、水飲み場に着くともうサンティアゴに着いたらしい。あっけない到着!




建物が多い、人も多いけれど何処が巡礼証明書の受付なのか自分一人なら解らなくてオロオロするだろうけど、ミゲルがスペイン語で聞きまわって受付を捜してくるので安心。雨が激しくなる中、順番を待っていると自転車が邪魔だったのか係員が出て来て行列を無視して3人分の証明書を別の事務所で発行して頂けました。



宿についてはホアキンが聞いて先導してくれ、12時50分にチェックイン出来ました。大きい建物でこれがアルベルゲ?と思える受付を済ませて3階に上がるとベッドが並んでいました。12ユーロと今までで一番高いアルベルゲ(Seminario Menor)。でも出発前にネットで調べたアルベルゲより安い。資料を見るとベッド数は177。通路には日本の神社やお寺の写真が飾ってありました。





洗濯などを済ませ、雨が止んだので3時半に3人で食事に出かけました。何を見てレストランを選ぶのか?ミゲルとホアキンが何店も覗いて11.8ユーロのメニューがあるレストランに入りました。1皿目はタコとじゃが芋の煮物。2皿目はステーキ、デザートはサンティアゴケーキ。飲み物はノンアルコールビールでした。






食後大聖堂の中を視察。ボタフメイロ「大香炉」を吊るしているロープが天井から伸びています。ミゲルは敬けんなクリスチャンでありじっくり鑑賞していました。




今年は聖サンフランシスコ教会の800年記念の巡礼証明書が頂けるとミゲルに言われ一緒に行って入手できました。



土産物店で巡礼デザインの自転車用ジャージを買いました。


食後の散歩で西側の公園を散策。スペイン人って食後の散歩を毎日するのかも?



夜9時半に小腹が減ったなあとレストランに入りましたが、軽く食べるのでなくまたメニューを食べました。



キッチンで充電しながらwifiをしていましたが11時半になると係員が来て「閉鎖するから部屋に戻りなさい」と言われて部屋に戻り、サンティアゴの一日を終わりました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第16日 アルスーア (16th day Arzua)

2014-10-01 09:46:14 | spain
9月6日 曇り時々雨
Portomarin―Gonzar-Ligonde-Palas de Rei-Melide-Arzua

走行:57.2Km 累積距離:814.8Km 平均時速:12.9Km/h 登坂積算/日:953m 標高最高:702m
宿:アルベルゲ 10ユーロ N42.55.37.6,W8.09.54.3

朝7時にミゲルを起こす。スペイン語2人組はどうも朝が遅い。歩きの人達はもう殆ど居ない。
7時半になってホアキンが朝食にしようと言うので一緒に食べる。彼の説明ではメンブリージョがスペインでは安くて旨い食材でパンとチーズに合うそうだ。ジャムの様なもので1ユーロ以下。ミゲルは16個パックのチーズを常用している。スライスチーズより携行に便利そう。

  

8時に出るルールだけど、出発は8時半だった。巡礼路の地道を走り始めたが僕が舗装した道が好きだから暫く進んで並行した車道を走ってくれた。


   

ここでも白文字が色んな情報をチャリダーに伝えてくれる。ガリシア地方の高床式倉庫「オーレオ」が「ここにあるよ」とメッセージを発信している。

  

ミゲルが「空気を入れるから先に行ってくれ」と言って路肩に停まったので、ホアキンとゴンサールのバルまで行ってホアキンのタイヤに空気を入れたりしながら彼を待ったが、30分以上待ってもミゲルは現れなかった。



仕方が無いのでホアキンと2人で走ることにした。道路を間違えて森の中に入ってしまったが、ホアキンが通りかかった車の運転手に道を尋ねて巡礼路に戻れた。現地語が話せる人と一緒に居るのは安心できる。牛の糞の臭いが強いLigonde村から小降りの雨。


12時過ぎ、パーラス・デ・レイでホアキンはスーパーに入り食材を買って歩道のベンチで食べようとジェスチャーで示してくれる。春のベトナム旅行で現地のチャリダーが伴走してくれた時も言葉は全く解らなかったけど休憩や水分補給など同じ自転車乗りとして適切な指導をしてくれているのがよく解る。彼は大きな音でゲップをしたり、フッと停まって立小便をしたり、片足を上げて力を込めてプリッとオナラをしてみたり、走っている時両腕を広げて飛ぶフリをしながらペダルを漕いだり、ヒョウキンな奴。親が101歳で独身というけど言葉が解らないから聞けない。


午後1時半、メリーデの町でまた停まってスーパーで豆乳とヨーグルトを買って僕にヨーグルトをプレゼントしてくれた。豆乳をタッパに注ぎパンを千切って入れてスプーンで食べている。スペイン人全員の食べ方なのか、それとも彼だけの習慣なのか不明だけど、参考になる。

   

15時10分、アスルーアの公営アルベルゲに着いたが満室で泊まれない。ミゲルが出て来て、彼は1時間前に到着してベッドがまだ空いていたと言う。ホアキンと僕は近くの私立のアルベルゲにチェックインした。

  

午後5時半に公営の宿に泊まったミゲルと待ち合わせしてレストランを捜し、10ユーロのメニューを一緒に食べた。ここでもガリシアスープ。デザートはメロン。


   

食後の散歩なのか2人はスペイン語で話し合いながらゆっくり町を離れていく。ミゲルが言うには彼がトラック運転手なのでスペインとコロンビアとカナダの車の違いなどについて話し合っているらしい。僕は話題に入れず、電柱の断面が丸でなくて四角なんだ、東南アジアの牛よりスペインの牛の方が大きいし肥えているなあと2人とは違う事を考えながら一緒に散歩。ホアキンはトラックの荷台にある木材に何故斜めの傷が付くのかしきりにミゲルの説明している。乗用車だけで無くトレーラーや特殊車両も含めて話している。

 

Pazo Santa Mariaは宗教の施設でなくてホテルらしい。ここまでの距離を帰国してから調べると1.7Km。往復約4キロの食後散歩だった。

   

宿の近くまで戻り、ミゲルが「腹減ってないか?コーヒーでも飲むか?」と聞いたので「一人では注文できないタコを食べたい」と答え、3人でタコを食べに行った。柔らかくて旨かった
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする