スペインのサンティアゴ巡礼街道を自転車で走ってきましたがその感想などをまとめて記録しておきます。
1.費用
宿に泊まったのが23日、飛行場や機内での宿泊が3日の合計26日間の旅行の費用は約30万円。ほぼ同じ期間のカンボジア・ベトナム旅行と比べると飛行機、宿、食事は全て高くなってしましますが、昨年のベネルクスと比較すると宿代が1/3くらい安くなりました。ベネルクスでもベルギービールを飲んだりその地方の名物料理を何度か食べましたが、今回のスペインではそれ以上に外食が多かったけれど、それ程高くありませんでした。結論としてドイツ周辺国と比べてスペインは安く行けると言えるのではないでしょうか?
2.宿
巡礼路にはアルベルゲと呼ばれる巡礼者用の安宿があります。クレデンシャル(日本のご朱印帳の様なもの)を持っていると5ユーロから10ユーロくらいで泊まれます。夏のシーズンには満室になってしまう事があり、仕方なくホテルに泊まらなければならない事態もある様ですが、僕が行った8月後半から9月はバケーションの季節の終わり頃なので満室で断られたのはArzuaの1日だけでした。近い所では3キロも行けば次のアルベルゲがあります。全て予約無しの到着順に泊まります。パリ到着の1日目と帰国のポルトのみ日本からネット予約しましたがアルベルゲは全て当日の飛び込みで泊まれました。
アルベルゲ:19泊
ホテル : 3泊(ポルトガルのバルセロスにはアルベルゲが無く飛び込みで1泊しました)
YH : 1泊(ポルトもアルベルゲが無いので前日wifiを使ってネット予約しました)
2-1.アルベルゲが清潔か?
安い宿だけど清潔か?と思われるかも知れませんがベッドカバーと枕カバーを支給されることが多く、殆ど問題ありません。但し、サリアか次のポルトマリンでダニ?にやられました。左腕に12箇所刺されたのか噛まれたのか痒くて困りましたが数日放置しておけば自然に治りました。
ベッドはありますが毛布のある宿は少なく殆ど全員寝袋を持参して被って寝ます。夏用の薄いもので十分だと思います。僕はナンガの羽毛の寝袋を持って行きましたがもっと安物?を使っている人が多いようです。
3.食事
メニューと呼ばれる定食は大体10ユーロくらいでワインがボトル1本付いて2皿プラスデザートとパンが付いてきます。旨い!安い!
スーパーで食材を買って食べたのは6日。17日が外食(メニュー)でした。
4.自転車と道路
巡礼路は殆ど地道なので20インチの小径車では走りたくありません。自転車巡礼する人は殆どマウンテンバイクで太いタイヤで地道の歩行者と同じ道を行く人が多いようですが一般道を走る人も居る様です。国道は自転車走行OKですが自動車専用の高速道路は走れません。但しログローニョの先だけはどうやら走っても良さそう(他に国道が無くガソリンスタンドのオッチャンが走っていいと言ってました)。
7段変速しかない折り畳み自転車では3つの大きい峠を踏んで越えるのは無理があります。その他のちょっとした坂でも押し歩きしました。
21段変速の普通のランドナーでは十分漕いで峠を登れるだろうと思います。
歩き巡礼の人達は友達が出来てしゃべりながら行けますが自転車は孤独です。でも道路には白いスプレー文字が勇気づけてくれます。
5.天候
8、9月のサンティアゴ巡礼は灼熱地獄とガリシアでは雨を覚悟して臨みましたが朝は寒いくらいで暑さは問題ありません。と言うのは早朝出発して太陽ギラギラのお昼には目的地に到着している事が多かったから。嫌でもアルベルゲを8時には追い出されます。歩行者は35日かけてフランス国境の町からサンティアゴへ行きますが、自転車なら2~3日分を1日で軽く走れてしまいます。午後の陽射しは確かに強いですが日焼け止めは一度も使うことが有りませんでした。雨はガリシアに入って2日降りましたが日本の様に朝から1日中降っているのでなくてポツポツ2~3時間も降れば止んでしまいました。
雨具のパンツを穿いたのは唯一セブレイロの下りだけ。雨の日も上着だけで下はレーパンでした。
アストルガの受付の女性が日本人でその人のfacebookを見ると6月は雨が多かったし9月に雨の日もある様ですが運が良かったのか雨が少なかったです。
6.総論
良かった!
スペイン語が話せなくても大丈夫だろうか?と心配でしたが多くの「外人」が巡礼しているのでお店の人も外人には慣れておられます。アルベルゲには同じ目的地へ行く健全な旅行者が泊まっていて情報交換が出来ます。
食べ物は旨い。人は親切。いい所でした。
1.費用
宿に泊まったのが23日、飛行場や機内での宿泊が3日の合計26日間の旅行の費用は約30万円。ほぼ同じ期間のカンボジア・ベトナム旅行と比べると飛行機、宿、食事は全て高くなってしましますが、昨年のベネルクスと比較すると宿代が1/3くらい安くなりました。ベネルクスでもベルギービールを飲んだりその地方の名物料理を何度か食べましたが、今回のスペインではそれ以上に外食が多かったけれど、それ程高くありませんでした。結論としてドイツ周辺国と比べてスペインは安く行けると言えるのではないでしょうか?
2.宿
巡礼路にはアルベルゲと呼ばれる巡礼者用の安宿があります。クレデンシャル(日本のご朱印帳の様なもの)を持っていると5ユーロから10ユーロくらいで泊まれます。夏のシーズンには満室になってしまう事があり、仕方なくホテルに泊まらなければならない事態もある様ですが、僕が行った8月後半から9月はバケーションの季節の終わり頃なので満室で断られたのはArzuaの1日だけでした。近い所では3キロも行けば次のアルベルゲがあります。全て予約無しの到着順に泊まります。パリ到着の1日目と帰国のポルトのみ日本からネット予約しましたがアルベルゲは全て当日の飛び込みで泊まれました。
アルベルゲ:19泊
ホテル : 3泊(ポルトガルのバルセロスにはアルベルゲが無く飛び込みで1泊しました)
YH : 1泊(ポルトもアルベルゲが無いので前日wifiを使ってネット予約しました)
2-1.アルベルゲが清潔か?
安い宿だけど清潔か?と思われるかも知れませんがベッドカバーと枕カバーを支給されることが多く、殆ど問題ありません。但し、サリアか次のポルトマリンでダニ?にやられました。左腕に12箇所刺されたのか噛まれたのか痒くて困りましたが数日放置しておけば自然に治りました。
ベッドはありますが毛布のある宿は少なく殆ど全員寝袋を持参して被って寝ます。夏用の薄いもので十分だと思います。僕はナンガの羽毛の寝袋を持って行きましたがもっと安物?を使っている人が多いようです。
3.食事
メニューと呼ばれる定食は大体10ユーロくらいでワインがボトル1本付いて2皿プラスデザートとパンが付いてきます。旨い!安い!
スーパーで食材を買って食べたのは6日。17日が外食(メニュー)でした。
4.自転車と道路
巡礼路は殆ど地道なので20インチの小径車では走りたくありません。自転車巡礼する人は殆どマウンテンバイクで太いタイヤで地道の歩行者と同じ道を行く人が多いようですが一般道を走る人も居る様です。国道は自転車走行OKですが自動車専用の高速道路は走れません。但しログローニョの先だけはどうやら走っても良さそう(他に国道が無くガソリンスタンドのオッチャンが走っていいと言ってました)。
7段変速しかない折り畳み自転車では3つの大きい峠を踏んで越えるのは無理があります。その他のちょっとした坂でも押し歩きしました。
21段変速の普通のランドナーでは十分漕いで峠を登れるだろうと思います。
歩き巡礼の人達は友達が出来てしゃべりながら行けますが自転車は孤独です。でも道路には白いスプレー文字が勇気づけてくれます。
5.天候
8、9月のサンティアゴ巡礼は灼熱地獄とガリシアでは雨を覚悟して臨みましたが朝は寒いくらいで暑さは問題ありません。と言うのは早朝出発して太陽ギラギラのお昼には目的地に到着している事が多かったから。嫌でもアルベルゲを8時には追い出されます。歩行者は35日かけてフランス国境の町からサンティアゴへ行きますが、自転車なら2~3日分を1日で軽く走れてしまいます。午後の陽射しは確かに強いですが日焼け止めは一度も使うことが有りませんでした。雨はガリシアに入って2日降りましたが日本の様に朝から1日中降っているのでなくてポツポツ2~3時間も降れば止んでしまいました。
雨具のパンツを穿いたのは唯一セブレイロの下りだけ。雨の日も上着だけで下はレーパンでした。
アストルガの受付の女性が日本人でその人のfacebookを見ると6月は雨が多かったし9月に雨の日もある様ですが運が良かったのか雨が少なかったです。
6.総論
良かった!
スペイン語が話せなくても大丈夫だろうか?と心配でしたが多くの「外人」が巡礼しているのでお店の人も外人には慣れておられます。アルベルゲには同じ目的地へ行く健全な旅行者が泊まっていて情報交換が出来ます。
食べ物は旨い。人は親切。いい所でした。
●3週間あまりでやはり総額30万円ですか。僕は旅の前後はバルセロナ、マドリッドで観光し、バスク地方にも回りたいと考えてますので40日近く要しそうです。同額以下に収めるのはムリでしょうが、飛行機代と食費を切り詰めてなんとか頑張りたいと思ってます。ワインが安いのがありがたいです。
●問題はやはり山登り。精一杯の減量が必要でしょうから寝袋以外のキャンプセット、PCは携行しないことにしました。その他、細かいこと(サンダル、雨具パンツなど等)をメール相談したいと思ってます。よろしくご教示、お願い申し上げます。
●アルベルゲが安く、予約不要なのは助かりますね。あとはお天気。ドジ男さんと同じ時期を考えてます。来年も安定したお天気だと助かりますが…。ダニは覚悟してます。蚊は居ませんでしたか?
キャンプ用品は不要!毎日洗濯出来るので服装は当日まで用と洗濯中に着る物があればOK。僕は靴を履かずにサンダルだけで済ませました。
蚊は見かけた気がしますが被害無し。それより峠の上り坂を歩くと虻?が寄って来ます。