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ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

第10日 インレー(ボートツアー)

2018-02-26 20:02:19 | Myanmar (Inle Bagan) ミャンマーバックパック
2018年1月27日(土)晴れ 14.1℃~28.1℃

FAMOUS Express-Nyaung ShweーGypsy Inn-ボートツアーGypsy Inn 10,801歩

宿:Gypsy Inn(9US$/日、ツインルーム、朝食付き)Booking.comにて予約

am2時、トイレ休憩
am6時、ウトウトしていたらバスに乗り込んできた若い男に起こされた。「エントリーフィー13,500チャットをよこせ」と言われたので「ドルではいくら?」と聞き10US$を支払った。

朝6時半、バスを降ろされた。「ここがニャウンシュエの町だ」と言う。GPSを調べると予約していた宿まで800mだった。事前に調べたインレー湖への行き方ではヤンゴン発の夜行バスはタウンジー行きであり、シュエナウン・ジャンクションで降ろされるので、そこからピックアップやタクシーで30~40分かけてシュエナウンに行くと書いてあった。でもFAMOUSのVIPバスはインレー湖の町まで乗り入れていた。夜の食事も良かったし、到着が最終の町の中まで来るのだから、このバスは超お奨めだ。


「タクシー?」と言う人を無視してGPSを片手に宿に向かって歩き始めた。「ボートはどうか?」「15,000チャットだよ」と着いてくる男が居る。英国人の客を迎えに来ていた現地人で英語を話せる人が通訳に入ってくれて「相場の価格だから悪くない」と言うので「チェックインしたら乗る」と言って一緒に宿まで歩いた。大きいバッグを担いで歩いている旅行者も同じ方向に歩いて行き、同じジプシー・インに入ってきた。ボートのお兄ちゃんには「チェックインするから15分くらい待ってくれ」と言うと彼は宿の前で待っていた。


チェックインは13時と予約確認書には書いてありましたが、早朝7時でも快くチェックインに応じてもらえた。ドミトリーに荷物を置いてボートツアーやサイクリングするのは気が進まなかったので、「シングルはいくら?」と聞いてみた。受付の人は「シングルが空いているからドミトリーと同じ料金で泊めてあげる」「部屋を見るか?」と言ってくれた。食堂からは遠いが共用のトイレから一番近くて明るい1階の素敵な部屋だったのでその部屋にチェックインした。めちゃくちゃラッキー!2日分の18ドルを支払った。(20ドル札を出して1ドル札2枚のお釣り)


ロビーに戻ると大きいカバンを担いで一緒に途中から歩いた白人が居たので「今からボートに乗るけど一緒にシェアしませんか?」と声をかけてみた。
スイスから来たというその人は「OK」と言ったので、外で待っていたボートの兄ちゃんに「2人になった」と言うと「20.000チャット」と言う。
「一人10,000チャットだけどいいか?」ともう一度スイス人に聞き「問題ない」と言うので2人でボートツアーに出かけた。宿から橋まで歩き、ボートを橋の下に回してきたので乗り込んだ。7時半に橋から出発。気温は14.3℃。フリースだけでは寒い。


水草の浮島の間の水路を進むと同じ形の船が勢いよく飛沫を上げて疾走していました。


広々とした湖面に出ると遠くで漁をしている船が見えましたが、独特の漕法ではないようでした。


湖上の野菜畑を通過しました、




ここには15万人が住んでいると書かれた文献がありますが、ここに暮らす人の中に足で櫓を漕ぐ人も居ました。




①銀細工の工房に連れて行ってくれました。英語で鉱石から銀を取り出し加工する工程を丁寧に説明してくれますが、しつこく売ることはありませんでした。


②機織りをしている所には首長族の人が居ました。タイでは見世物になっており「動物園の様で人権侵害ではないか」と言われていましたが、ここでは出稼ぎで働いているので、写真を撮ってもチップを要求されることがありません。




一緒にボートツアーをしたスイス人のドミニクさんがゆっくり時間をかけて質問するので、説明する人も私一人なら聞けない様な話をしてくれます。お婆さんの首輪は21Kgあるが若い人のは軽く寝る時は外す。お婆さんは首が伸びすぎたので輪を外すと首が折れる危険があり寝る時も外さない。孫が多くて大変だから出稼ぎに来ている等々。説明してくれたのはタウンジーの大学生でアルバイトで説明員をしているが将来は英語の通訳として働きたいと言ってました。


③次の傘工房にも首長族の人が居り、前だけのダミーの首輪を観光客に付けて記念写真を撮ってくれました。




傘に張る和紙はここで漉いていました。


土産物の織物を並べたコーナーでオジサンが一人作業をしていました。何をしているんだろう?と見に行くと傘のパーツを見せてくれて説明してくれました。


旋盤の様に軸を回転させて削り傘に使う骨組みを作っていましたが、軸の回転は竹の弾性を利用して紐を軸に巻き付けて足で踏んでいた工夫を素晴らしいと思いました。電気でモーターを回すのでなくて人力=エコです。




土産物の中にはアンティークな物がありミャンマー語で書かれたお経も売られていました。




④10時半、朝食を食べていなかったので食事にしようとドミニクが言うので船頭に命じてレストランへ行きました。客は我々2人だけ。
対岸の黒い建物が何かな?と写真を撮りましたが、翌日のサイクリングでインレーリゾートと解りました。




私は無難な炒飯にしましたが、ドミニクはDreid Vermicelliを注文しました。何が出てくるのだろうか?と思っていたら米粉の麺の様です。メニューで時々見たことがありましたが意味が解らなくて食べたことがありませんでした。旨そうです。


ボートの前の席に乗っていましたが、食後は後ろの席に座りました。ドミニクさんがボートで疾走中に写真を撮ってくれました。


次に船頭が案内してくれたのは⑤蓮の繊維で織物を作る工房でした。ここでも船が着くと説明員がやってきて早口の英語で案内してくれます。
蓮には赤、白、ピンクの色があり、ピンクの色の蓮から繊維が取れます。これで織ったマフラーは100ドルもするそうですが幸運が舞い込むとか。




ボケやツッコミは大阪の人だけか?と思っていたけど、ドミニクも面白い冗談を言って店員を笑わせたりしていました。「何処から来た?」と雰囲気が悪い聞き方をされると「月から来た」と言ってみたり、店員に「銀製品か織物か木工品の何か持って帰らないか?」と言われた時「じゃあ貴方を持って帰る」と言って上手く押し売りを断っていました。明るいジョークが言えるのっていいなあ。


次は⑥鍛冶屋へ案内されました。農機具からハサミ、包丁など何でも作れるようです。柄に使う木も削って作っていました。




次は⑦船大工。ここで驚いたのは角材から板を製材するのが人力だったこと。柱の上に乗った人と下の人2人で大きいノコギリを曳いて一定厚さの長い板を作るなんて信じられない。




⑧葉巻たばこを作っている人は1日600~700本を手で巻いて作るそうです。煙草の葉はマンダレー産、葉はインレーのもので、煙草にRUM、タマリンド、アニスというもので味と香りを変えるらしい。




⑨ファウンドーウー・パヤーの仏像はもともと普通の形をしていたが、金箔を貼り過ぎて団子の様に丸くなっています。




⑩ガーペー僧院。




朝7時半にボートツアーを始めて7時間。午後2時半にガーペー僧院を観た後は他に行きたい場所を考えていなかったので帰ることにしました。
船頭の言いなりにならず、自分のペースで観て歩くドミニクさんの旅の仕方はいいと思いました。後日聞いた話しでは、日本人のツアー客に対して船頭は「ここは5分にしてください」と船頭のペースで回ったとか。
風が強くなり、飛沫で濡れない様にライフジャケットで防ぎましたがズボンが濡れてしまいました。他のボートには日傘や飛沫避けのシートを積んでいましたが我々のボートには無かった。船頭は疲れていたのか笑顔が無かった。
午後3時、船を降りて10,000チャットを船頭に渡しました。愛想の悪い船頭(ガーペー僧院にて)。


急いでシャワーを浴び、濡れたズボンやシャツを干しました。部屋からシャワーと干し場が近いのはいい。

夕飯を食べる為にニャウンシュエの町を歩き、フラリと入ったレストランで炒飯と空心菜を注文しました。ここの炒飯は1,500チャットでした。
料理がテーブルに来た時、店の前をドミニクさんが通りかかり空心菜を見て「これはいい」と言いました。彼は「数軒隣りのカレー店へ行く」と言って出て行きました。


今日は生まれて初めての自転車無しバックパック旅行の1日目でした。不安いっぱいで夜行バスに乗り、初めての町に降りてから偶然知り合ったスイス人ドミニクさんのお陰で充実したボートツアーが出来ました。リラックス出来るシングルルームに泊まれた事もラッキーな出来事でした。

今回の旅で出会った小林さんはインレー湖で7時半から5時まで約2500円でボートをチャターしてインター族の漁師の独特の漕法を写真に撮ってブログに載せられていました。何を見たいのかもっと事前に勉強して船頭に要求すれば良かったのが一つの反省点です。




第11日 インレー(サイクリング)

2018-02-25 23:48:32 | Myanmar (Inle Bagan) ミャンマーバックパック
2018年1月28日(日)晴れ 20.1℃(室温)~31.2℃

Gypsy Inn-Maing Thauk Village-Gypsy Inn-Nyaung Wun Village-Gypsy Inn

走行距離:45Km,平均時速:11.0Km/h、登坂累計高さ:201m、最高標高:963m(21,151歩)
宿:Gypsy Inn連泊

7時半に食堂へ行くと若い女性スタッフが卵の料理法を聞き、コーヒーか紅茶を聞いてくれます。更にシャン・ヌードルの要否を聞いてくれるのでコーヒーとスクランブルエッグ、緬も要ると答えました。


食後、宿のレンタサイクルを2,000チャット(170円/日)で借りました。今回はチャリダーとして自分の自転車を日本から持って来ませんでしたが、ここインレー湖とマンダレー、バガンではレンタサイクルを借りてなるべく長い距離を走りたいと思っています。


自転車にはフロントバスケットが付いているので朝食時に持ち帰った2本のバナナと300チャットで買った1リットルの水、日本から持ってきた自転車用のワイヤー錠をレジ袋に入れてバスケットに乗せました。

地球の歩き方の本にはサイクリングを勧める記事があり、反時計回りの1日のコースを紹介してあったので、通過地点をgoogle地図から読み取って事前にGPSに入力してありました。今回は時計回りに走ってみました。ニャウンシュエの町中は未舗装で車が通ると酷い砂ぼこりが舞い上がりますが、湖岸の道路に出ると舗装があって砂が無くなり、車も殆ど通らなくて随分走り易くなります。




出発した9時半には気温が23.7℃で快適でしたが、気温が少しづつ上昇し、ワイナリーがあるレッド・マウンテン・エステートの丘に登るにはベストが暑いので脱いでバスケットに入れようとしてヤバイ事を見つけてしまった。
町中のデコボコ道でバスケットに入れておいたバナナが重い水のペットボトルとヤイヤー錠の鉄のハンマーで叩かれて、何と殆ど原型を留めずバナナジュースに近い状態になっていたのです。バナナはベストのポケットに入れておけば良かった!!


冬でも昼間は30℃近くまで気温が上がりますが、ワイン用のブドウが確かに植えてありました。


ワインテスティングと書かれていたので行ってみましたが、無料でなくてグラス1杯が15,000~20,000チャット。レストランでボトルを注文しても16,000チャットなのにあまりにも高過ぎ!当然パスしました。


誰も居ない建物の階段を登って下界を見るとインレー湖が見えていました。




ワイナリーを下って湖岸道路を更に南へ走りました。11時過ぎには気温が29.7℃。快晴でサイクリング日和です。白人のカップル、フランスからの女性2人、自分のMTBにリアバッグを積んだチャリダー、東洋人女性の4人組など多くのチャリダーと出会いました。




道沿いには砂糖キビを収穫している姿を見ることができ、お寺があったり、高級リゾートがあったり、変化があって飽きることはありません。






飲み物を売っている店や、お洒落なレストランもあります。


冬は雪に閉ざされるノルウェーやスイスの人には特別な目的が無くても晴れた空の下を風を切って自転車で走ることが本当に楽しいことだそうです。

インレー湖の幅が一番広い中央部に対岸に渡る船着場があるはずなので行ってみました。浮草で水面が見えませんが細い水路があり、船が野菜を積んで出て行きました。


インレー湖の南端まで走る気になれず、また船をチャーターして対岸に渡ってインレー湖を半周する気もしなかったので、来た道を宿まで戻ることに
しました。11時半、気温は29.7℃。立ち止まって写真を撮っていたチャリダーに写真を撮って頂きました。ベストは脱いで夏用の薄いジャージ姿です。



砂糖キビ畑がほとんどですが、2,3か所で向日葵が咲いていました。停まって向日葵の写真を撮っていて、足元に何か気配を感じて振り返ってみてビックリ!


大きい犬が膝の裏をペロペロ舐め始めました。狂犬病にかかった犬に噛まれると死んでしまいます。犬はニュージランドでもドイツでも吠えられて怖い経験をした事があったので、驚いて・頼むから噛まないで立ち去ってくれ!と見ていると尻尾を振っていたので襲う気が無さそうでホッとしました。
犬の鼻息と舐められた感触が残った後、犬は静かに去って行き、道路を渡って家の中に入って行きました。


朝のバナナジュース事件以来、本日2回目の記憶に残る出来事でした。

大きい木を見て、市街地に戻り、マーケットに寄ってアボガドを700チャット(60円)で買って、宿に帰りました。


宿の食堂でお皿とナイフを借りてアボガドの昼食。ミャンマーのアボガドは本当に大きくて美味しいです。


午後2時過ぎ、今度はボート乗り場から西に走りました。並木道になっていて木陰があるのはいいのですが道がデコボコ、車の通行量が多くて道が狭いので湖の東岸の道と比べて非常に走りづらいです。


約10Km走るとお寺があるので麓に自転車を置いて階段を登っていきました。


頂上からインレー湖が見えます。




帰り道、昨日のボートツアーをシェアしたドミニクさんが走って来たので丘の上のお寺まで上り坂であることを教えてあげました。彼も頑張って今日は自転車で走り回っているそうです。お互いに写真を撮り合いっこしました。


午後4時に宿に戻ってシャワーを浴びて洗濯。洗濯干し場がドミトリーの建屋の前にあるので4時からでも乾かすことが出来ます。
夕飯は地球の歩き方に載っていたロータスまで自転車で行って食べましたがビールと野菜カレーが5,300チャット。美味しいけど高い!宿の近くのカレー専門店なら安かったのではないかな?食べ放題の野菜が付かないのも不満。現地食を食べない日本人にはこれでいいのだろうけど・・・。


明日の出発準備をして、ロビーへ行くとフランクフルトに近いダルムシュタットからの女性が居ました。彼女は私の部屋の前のドミトリー。ドイツ人が居るとドイツ語の練習をしたくなる。
語学が好きなのか?若い娘が好きなのか?


第12日 マンダレー(マイクロバス移動)

2018-02-25 10:33:46 | Myanmar (Inle Bagan) ミャンマーバックパック
2018年1月29日(月)晴れ 20.1℃(室温)~29℃(バス)

Inle-マイクロバスーMandalay

宿:Royal Yadanarbon Hotel(13.5US$/日、シングル、バストイレ、朝食付き)Booking,comにて予約

7時に食堂へ行くといつもの笑顔が可愛い娘がテーブルをセッティングしてくれる。卵はオムレツにしてシャンヌードルも頂きました。


昨日食堂で出会った日本人女性は友達と一緒だったので言葉を交わせませんでしたが、2番目に食堂に現れて同じテーブルについたので旅の情報を交換し、写真を撮らせて頂きました。実に精力的に時間を有効に使って旅をされている加藤さんでした。


8時にロビーにスイス人のドミニクさんが来たのでお別れの挨拶をしてチェックアウトしました。今日はお昼のバスでマンダレーまで移動です。
海外バックパック旅行2回目の移動は8時から8時半の間に出迎えの車が来ることになっており、遅れて来るのだろうと思っていたら8時ジャストに運転手がリビーに顔を出しました。ピックアップトラックですが、乗客は私一人だけだったので荷台でなく助手席に乗せてくれました。


ジプシー・インがあるニャウンシュエNyaung Shweの郊外にあるバスターミナルへ行くのだろうと思っていましたが川沿いの道をどんどん走って行きます。途中で大きいリュックを担いで歩いている白人女性に「タクシー?乗って行かないか?」と声を掛けるから「アルバイトのつもりなんだろうか?大丈夫かな?」と少し不安になりました。


24分走って降ろされた場所にはチケットと同じ会社の看板があったので「間違いない!このバス会社の人だったんだ。」と思いました。GPSでジプシー・インからの距離をチェックすると11.4Km。どうやらシュエニャウン・ジャンクションに連れて来られたようです。


「ここで待て」と言われた木造の建屋には誰も居なくてプラスチックの椅子があるだけでした。トイレが中にあって乗客以外は200チャットと英語で書いてありました。子供を連れた母親が入って来て子供にトイレを使わせた後、私にお金を出したので「違います。外の人に渡して!」と身振りでお願いしました。ミャンマー人に見えたのかな?それは無いなあ。




バスの出発時刻は9時半。暗い小屋の中に居るより、もし自転車でインレーからマンダレーに走るならどんな道なのか見ておきたいので道路に出て通る車やバイクを見ていました。舗装の状況は良くて時々自転車も走っていました。




1時間待ってもバスは来ません。道路の対面で車を待っている2人も1時間近く待っていました。服装は冬服。


10時にやっと濃紺色のマイクロバスが来ました。すぐに出発しなかったのは同じバスに乗るGパンの女性が遅れたから。ロンジーが一般的まミャンマーでGパンを穿いた女性は私の後部シートでしたが運転手の制止にも関わらずドアを開けたり、リクライニングを倒して足を投げ出して不愉快な女でした。


山岳地帯のカーブが多い坂道では遅い車を追い越してかなりのスピードで走りました。自転車で走るには厳しい山道。休む場所もありません。
道路工事をしていましたが、コールタールのドラム缶が立ち並び、薪でコールタールを溶かし容器に入れて担いで行って散布する。竹のザルに石を入れて運び一定厚さに石を敷くのは女性。日本の数十年前?のやり方に思えました。






午後1時、食事休憩。バスの乗客は合計7名だけど外人は私一人。英語は話さないけど運転手は食堂の中で案内してくれて優しく接してくれました。
同じ食堂に長距離を走る同じ様なマイクロバスが停まりましたが、屋根には多くの荷物を積んでおり、乗客は全て外人でした。この車のタイヤは溝が無くてツルンツルン。私達の車のタイヤは新しくて安心しました。ヌードルを注文したら2,500チャット。塩辛くて旨いとは言えない。ツーリスト価格のようです。






食事が終わってバスに乗る時、運転手は今夜のホテルの名前を聞きました。もしかしたらホテルまで送ってくれるのかな?

午後4時40分、大きいターミナルに停まったが降りたのは一人だけ。GPSをチェックするとバスは予約したホテルに向かって走っている。夜遅く暗くなってマンダレーのバスターミナルで降ろされたら、初めての町をホテルまで歩くのは嫌だなあ・・と思っていましたがホテルの前で降ろしてくれました。親切だった若い運転手です。




ホテルにチェックインした直後、2月1日のバガン行きの船を予約しました。料金は42US$。50ドル札で支払おうとすると受付の男性は「折り目があるから受取れない」と言う。リュックの奥に新札があったので折り目が無い新札の50ドルを代わりに出すと今度は「お釣りの8ドルが無い」と言う。「面倒な事を言う奴だなあ。ヤンゴンではそんな事は言われなかったのに!」と思いながら新札の20ドル紙幣2枚と1ドル札2枚を渡すと「1ドル札が古いから受け散れない」と言う。仕方なく50ドルを支払い、お釣りはドルでなく10,600チャットを受取った。部屋は1ベッドだけどバストイレ付き。


午後6時、暗くなる前に食事を済ませようとホテルを出るとタクシーの運転手らしき人物が近づいて来て「レストラン?」と付き纏う。
「歩くからいい」と無視して道路を歩くとホテルから最初の角に地元の人が食べる屋台があったので迷わず椅子に座った。


豚と野菜を指差すとお皿のご飯の上に乗せて出してくれた。


テーブルにはナス、オクラ、大根などを蒸した物、キャベツ、人参などの生野菜が置いてあり、地元の人がポリポリ食べていたので真似て食べました。これは無くなれば追加してくれます。つまり食べ放題。ご飯に乗せる物として野菜を一つ注文したけど、野菜はテーブルにあるのだから、こんな屋台ではご飯に乗せるオカズは肉を2種選ぶのがいいようです。


「バラウレ?」(いくら?)・・1,000チャットでした。約85円、これが一般的な地元民の食費だと思います。

ホテル前の道路の南側がお祭りでもしているのか、明るいので行ってみました。メリゴーランドの超小型の遊具、射的の銃は無くてテニスボールを投げて倒れたベットボトルのジュースが商品として貰える店、小麦粉を鍋に広げて薪を燃料として焼いている店、占い?の店など。全て原始的で日本の数十年前よりもっと遅れている様な夜店でした。トウモロコシと焼き菓子を買って帰りました。






インレーからマンダレーへは夜行バスで移動するのが一般的な様ですが、昼間のバスはよりローカルな町が見れるし宿から宿まで乗せてくれるのでバスターミナルからの交通を考える必要がありません。時間がある人には悪くないと思いました。

第13日 マンダレー(インワ)

2018-02-23 21:56:32 | Myanmar (Inle Bagan) ミャンマーバックパック
2018年1月30日(火)晴れ 20.3℃(am9ロビー)

Hotel-インワーアマラプラ-Hotel
走行距離:52Km 平均時速:10.0Km/h 登坂累計高さ:117m 最高標高:86m (25,638歩)
宿:Royal Yadanarbon Hotel連泊

7時、食堂へ行ってジュース、コーヒー、パン、ライスの朝食。揚げ物や野菜もあります。お代わりは自由。バナナがあるけど、フルーツはそれだけ。


ホテルの前に自転車が置いてあり、泊り客は無料で借りれます。8時に「借りたい」と言うとホテルの前の守衛ボックスにいる駐車場専任の人が自転車を選んでくれたけど、サドルが壊れていたので別の自転車に交換してもらった。サドルは十分高く上げることが出来たがタイヤの空気圧が足りないので加圧してもらった。


9時過ぎに旅友の山脇君がホテルにやって来ました。彼はヤンゴンでミャンマー人の友人達とバゴーへ行くなどしていましたが、昨夜の夜行列車でマンダレーまで来て駅からホテルまで歩いて来たそうです。彼のお土産はミャンマー人からもらったフルーツ「セインザーウSane-Zar-O」。まるでカブの様でとても果物とは思えませんが齧ってみるとジューシーでほのかな甘みがありました。


山脇君はマンダレーを既に観光した事がありますが、今回一緒に自転車でアマラプラのウ・ベイン橋まで走りたいという希望があり、一緒に走る計画を立てていました。翌朝には次の目的地へ出発するので、先ず私の部屋でシャワーを浴びてもらって衣類の洗濯もしてもらいました。朝食のバナナを確保しておき彼に食べてもらいました。ホテルの自転車をもう1台借りたいとお願いしたところ無料で貸し出して頂けました。出発前にインワへも行く事にして目的地をGPSにインプットしました。

12時前にホテルを出発してイラワジ川沿いの道を南下しました。路肩には砂があり埃っぽいしデコボコが多くて走り難い道でした。




途中に舳先が金の大きい船がありました。お祭りに使う船と山脇君が説明してくれました。


日本では竹藪が放置されて問題になっていますが、ミャンマーでは竹は壁の材料或いは建材として売られています。


スイカやカボチャ、冬瓜を道端で売っていましたが超デカイ!


13:45、インワへ渡るフェリーは往復で2,000チャットでした。自転車で渡るのは私と山脇君の2人だけでした。


フェリーを降りると馬車が待っていて殆どの客は馬車に乗っていました。


先ずGPSに登録した監視塔へ行きました。


次は城壁。


こんな所にマトリョーシカ?ミャンマーのおきあがりこぼし「ピッタインダウン」かも?


馬車が行く所を追いかけて色んな遺跡を巡ることができました。










ミャンマーの正装の若い娘が居たのでツーショット!この後怪しい関係になった訳ではありません。


4時にはフェリーで川を渡りアマラプラへ向かいました。


GPSのナビで簡単にウ・ベイン橋まで行けました。




橋を降りて夕陽が綺麗に見える場所で記念写真。


夕陽の反対側にはスーパームーンが出ていました。


アマラプラで夕陽を見た為に帰路は真っ暗な道。ホテルで借りた私の自転車は夜には自動で前照灯が点いて軽く走れましたが、山脇君が借りた自転車は変速機が3速しか切換え出来ず私の後を追いかけるのに相当疲れたと言ってました。夜は昨日と同じホテルの角の地元飯を食べました。

山脇君は明日の朝が早いので夜10時前にはベッドの横の床で仮眠しました。

第14日 マンダレー(マンダレーヒル)

2018-02-22 22:06:35 | Myanmar (Inle Bagan) ミャンマーバックパック
2018年1月31日(水)晴れ 22~28℃

Hotel-マンダレーヒル-Hotel
走行距離:25Km 平均時速:7.7Km/h 宿:Royal Yadanarbon Hotel連泊

ホテルはベッドが1台だけのシングルルームですが、旅友の山脇君が31日の早朝の列車でマンダレー駅から次の目的地へ行くので夜は部屋の床で仮眠していました。
2時半に起きて出発準備をし、4時前に玄関のドアを開けてもらって出て行きました。ホテルの玄関ドアは夜には施錠されていますが、スタッフがロビーのベンチで寝ているので、起こすとドアを開けてくれます。

7時に食堂へ行って軽く朝食を食べました。


昨日借りた自転車が乗り易かったので、持参したワイヤー錠を掛けて自分用にキープしてありました。自転車の錠を外して、9時にマンダレーヒルに向かって25th St.を東に走り旧王宮の堀まで行きました。
橋がありましたが、橋を渡ると警備員が居て、外国人はここから王宮に入れません。


一辺が約3Kmの堀の周辺道路を北上しました。舗装はフラットで砂も無く走り易い道ですが、自転車にとって路肩は極めて危険です。歩道との切れ目が深さ10センチ以上の窪みになっており、前輪を溝に落としてしまうと間違いなく転倒するでしょう。交差点などで車が停まっていると路肩に寄る必要がありますが、絶対にここに落ちない様に気を付ける必要があります。


Sanda Muni Pagodaの林立した小仏塔に魅力を感じましたが、寄り道しないでマンダレーヒルを目指しました。


マンダレーヒルの南参道入口を守る2頭のライオンChinte Gyi Nakaungは高さが8mだそうです。写真を撮っていたら駐輪場のオバサンが自転車を中に置けと言い、200チャットの預かり料を徴収して半券を渡されました。


「マンダレーヒルは八王子の高尾山の様なハイキングで登る山で、途中にお寺があるのだろう」と事前勉強もしないで勝手に思い込んでいました。
2頭のライオンを登っていくと、靴を預ける場所がありましたが「お寺でなくて丘のハイキングに来たんだけどなあ・・」と思いながら取敢えずサンダルを脱いで預けました。ところが、麓にある一つのお寺でなく、裸足で歩く階段が延々と続いていました。


最初のお寺、と言うより仏像はチェードーヤ・パヤー。


次はピーロンチャンター・パヤー。


ビャーデイベー・パヤー。


頂上まで1,700段以上の階段があるそうですが、殆どは緩やかです。でも一ヵ所だけ45度より急な勾配の階段がありました。


日本人慰霊碑があり、売店のオバサンが線香3本を持って近付いてきましたが無視していました。でも線香に勝手に火を着けて慰霊碑に置いたので500チャットを渡しておきました。


ンコンミーン・ストゥーパ。


サンダームキ女鬼は自分の乳房を仏陀に差し出す像。ガイドブックのコピーを持っていなければ両手に持っているのが乳房でなくて桃に見えていたかも知れない。


同じフロアに4体の鬼の像があります。


頂上にはスタウンピー・パヤーがあり、入場料1,000チャットを徴収されました。


頂上からマンダレーの町が見下ろせます。王宮の堀、緑いっぱいの町です。


お布施のお札を口にたくさん挟み込まれた2匹の蛇ムイヂーナッカウンは多くの人が記念写真を撮っていたので、同じ様に写真を撮って頂きました。




登る途中で帽子を休憩したベンチに置き忘れました。もしかしたら、持ち去る人が居なくて置いたままになっていないだろうか?と思いましたが、ありませんでした。サンダルを預けた場所に戻ると料金200チャットを請求されました。

昼食は軽くミーシャイ緬かカオスエを食べようと、予めGPSに登録したレストランを捜しましたが見つかりませんでした。マンダレーの町は綺麗に碁盤の目の様になっており、通りの名前も表示はされていますが、町が大きすぎます。


カレーの有名店Too Too Restaurantを見つけたので魚カレーを食べました。5,000チャットでした。




午後2時にホテルに戻ると部屋はクリーニングしてあった。部屋干ししていたジャージが乾いていなかったので5階のベランダにロープを張って干し、竹の椅子に座って一休み。

夕方マーケットへアボガドを買いに行きました。26th St.の時計台の南側がマーケットです。自転車があれば広いマンダレーを効率よく回れます。


アボガドはかなり大きい物が500チャットで買えましたが熟れていませんでした。失くしてしまった代わりの帽子を3,000チャットで買いました。ヤンゴンでは当初6,000チャットと言われ買わない様子を見て3,000チャットと言ったけど、マンダレーでは当初から3,000チャット。値切らなかった。

ホテルのシャワーの湯が出なくてクレームを言うと「技術者が出かけているので1時間待ってくれ」と言われ暫くシャワーが浴びれなかった。

お昼のカレーを食べ過ぎたので、夜はアボガドと朝食時に取っておいたパン1枚と持参のインスタントコーヒーだけにした。