2018年1月27日(土)晴れ 14.1℃~28.1℃
FAMOUS Express-Nyaung ShweーGypsy Inn-ボートツアーGypsy Inn 10,801歩
宿:Gypsy Inn(9US$/日、ツインルーム、朝食付き)Booking.comにて予約
am2時、トイレ休憩
am6時、ウトウトしていたらバスに乗り込んできた若い男に起こされた。「エントリーフィー13,500チャットをよこせ」と言われたので「ドルではいくら?」と聞き10US$を支払った。
朝6時半、バスを降ろされた。「ここがニャウンシュエの町だ」と言う。GPSを調べると予約していた宿まで800mだった。事前に調べたインレー湖への行き方ではヤンゴン発の夜行バスはタウンジー行きであり、シュエナウン・ジャンクションで降ろされるので、そこからピックアップやタクシーで30~40分かけてシュエナウンに行くと書いてあった。でもFAMOUSのVIPバスはインレー湖の町まで乗り入れていた。夜の食事も良かったし、到着が最終の町の中まで来るのだから、このバスは超お奨めだ。

「タクシー?」と言う人を無視してGPSを片手に宿に向かって歩き始めた。「ボートはどうか?」「15,000チャットだよ」と着いてくる男が居る。英国人の客を迎えに来ていた現地人で英語を話せる人が通訳に入ってくれて「相場の価格だから悪くない」と言うので「チェックインしたら乗る」と言って一緒に宿まで歩いた。大きいバッグを担いで歩いている旅行者も同じ方向に歩いて行き、同じジプシー・インに入ってきた。ボートのお兄ちゃんには「チェックインするから15分くらい待ってくれ」と言うと彼は宿の前で待っていた。

チェックインは13時と予約確認書には書いてありましたが、早朝7時でも快くチェックインに応じてもらえた。ドミトリーに荷物を置いてボートツアーやサイクリングするのは気が進まなかったので、「シングルはいくら?」と聞いてみた。受付の人は「シングルが空いているからドミトリーと同じ料金で泊めてあげる」「部屋を見るか?」と言ってくれた。食堂からは遠いが共用のトイレから一番近くて明るい1階の素敵な部屋だったのでその部屋にチェックインした。めちゃくちゃラッキー!2日分の18ドルを支払った。(20ドル札を出して1ドル札2枚のお釣り)

ロビーに戻ると大きいカバンを担いで一緒に途中から歩いた白人が居たので「今からボートに乗るけど一緒にシェアしませんか?」と声をかけてみた。
スイスから来たというその人は「OK」と言ったので、外で待っていたボートの兄ちゃんに「2人になった」と言うと「20.000チャット」と言う。
「一人10,000チャットだけどいいか?」ともう一度スイス人に聞き「問題ない」と言うので2人でボートツアーに出かけた。宿から橋まで歩き、ボートを橋の下に回してきたので乗り込んだ。7時半に橋から出発。気温は14.3℃。フリースだけでは寒い。

水草の浮島の間の水路を進むと同じ形の船が勢いよく飛沫を上げて疾走していました。

広々とした湖面に出ると遠くで漁をしている船が見えましたが、独特の漕法ではないようでした。

湖上の野菜畑を通過しました、


ここには15万人が住んでいると書かれた文献がありますが、ここに暮らす人の中に足で櫓を漕ぐ人も居ました。


①銀細工の工房に連れて行ってくれました。英語で鉱石から銀を取り出し加工する工程を丁寧に説明してくれますが、しつこく売ることはありませんでした。

②機織りをしている所には首長族の人が居ました。タイでは見世物になっており「動物園の様で人権侵害ではないか」と言われていましたが、ここでは出稼ぎで働いているので、写真を撮ってもチップを要求されることがありません。


一緒にボートツアーをしたスイス人のドミニクさんがゆっくり時間をかけて質問するので、説明する人も私一人なら聞けない様な話をしてくれます。お婆さんの首輪は21Kgあるが若い人のは軽く寝る時は外す。お婆さんは首が伸びすぎたので輪を外すと首が折れる危険があり寝る時も外さない。孫が多くて大変だから出稼ぎに来ている等々。説明してくれたのはタウンジーの大学生でアルバイトで説明員をしているが将来は英語の通訳として働きたいと言ってました。

③次の傘工房にも首長族の人が居り、前だけのダミーの首輪を観光客に付けて記念写真を撮ってくれました。


傘に張る和紙はここで漉いていました。

土産物の織物を並べたコーナーでオジサンが一人作業をしていました。何をしているんだろう?と見に行くと傘のパーツを見せてくれて説明してくれました。

旋盤の様に軸を回転させて削り傘に使う骨組みを作っていましたが、軸の回転は竹の弾性を利用して紐を軸に巻き付けて足で踏んでいた工夫を素晴らしいと思いました。電気でモーターを回すのでなくて人力=エコです。


土産物の中にはアンティークな物がありミャンマー語で書かれたお経も売られていました。


④10時半、朝食を食べていなかったので食事にしようとドミニクが言うので船頭に命じてレストランへ行きました。客は我々2人だけ。
対岸の黒い建物が何かな?と写真を撮りましたが、翌日のサイクリングでインレーリゾートと解りました。


私は無難な炒飯にしましたが、ドミニクはDreid Vermicelliを注文しました。何が出てくるのだろうか?と思っていたら米粉の麺の様です。メニューで時々見たことがありましたが意味が解らなくて食べたことがありませんでした。旨そうです。

ボートの前の席に乗っていましたが、食後は後ろの席に座りました。ドミニクさんがボートで疾走中に写真を撮ってくれました。

次に船頭が案内してくれたのは⑤蓮の繊維で織物を作る工房でした。ここでも船が着くと説明員がやってきて早口の英語で案内してくれます。
蓮には赤、白、ピンクの色があり、ピンクの色の蓮から繊維が取れます。これで織ったマフラーは100ドルもするそうですが幸運が舞い込むとか。


ボケやツッコミは大阪の人だけか?と思っていたけど、ドミニクも面白い冗談を言って店員を笑わせたりしていました。「何処から来た?」と雰囲気が悪い聞き方をされると「月から来た」と言ってみたり、店員に「銀製品か織物か木工品の何か持って帰らないか?」と言われた時「じゃあ貴方を持って帰る」と言って上手く押し売りを断っていました。明るいジョークが言えるのっていいなあ。

次は⑥鍛冶屋へ案内されました。農機具からハサミ、包丁など何でも作れるようです。柄に使う木も削って作っていました。


次は⑦船大工。ここで驚いたのは角材から板を製材するのが人力だったこと。柱の上に乗った人と下の人2人で大きいノコギリを曳いて一定厚さの長い板を作るなんて信じられない。


⑧葉巻たばこを作っている人は1日600~700本を手で巻いて作るそうです。煙草の葉はマンダレー産、葉はインレーのもので、煙草にRUM、タマリンド、アニスというもので味と香りを変えるらしい。


⑨ファウンドーウー・パヤーの仏像はもともと普通の形をしていたが、金箔を貼り過ぎて団子の様に丸くなっています。


⑩ガーペー僧院。


朝7時半にボートツアーを始めて7時間。午後2時半にガーペー僧院を観た後は他に行きたい場所を考えていなかったので帰ることにしました。
船頭の言いなりにならず、自分のペースで観て歩くドミニクさんの旅の仕方はいいと思いました。後日聞いた話しでは、日本人のツアー客に対して船頭は「ここは5分にしてください」と船頭のペースで回ったとか。
風が強くなり、飛沫で濡れない様にライフジャケットで防ぎましたがズボンが濡れてしまいました。他のボートには日傘や飛沫避けのシートを積んでいましたが我々のボートには無かった。船頭は疲れていたのか笑顔が無かった。
午後3時、船を降りて10,000チャットを船頭に渡しました。愛想の悪い船頭(ガーペー僧院にて)。

急いでシャワーを浴び、濡れたズボンやシャツを干しました。部屋からシャワーと干し場が近いのはいい。
夕飯を食べる為にニャウンシュエの町を歩き、フラリと入ったレストランで炒飯と空心菜を注文しました。ここの炒飯は1,500チャットでした。
料理がテーブルに来た時、店の前をドミニクさんが通りかかり空心菜を見て「これはいい」と言いました。彼は「数軒隣りのカレー店へ行く」と言って出て行きました。

今日は生まれて初めての自転車無しバックパック旅行の1日目でした。不安いっぱいで夜行バスに乗り、初めての町に降りてから偶然知り合ったスイス人ドミニクさんのお陰で充実したボートツアーが出来ました。リラックス出来るシングルルームに泊まれた事もラッキーな出来事でした。
今回の旅で出会った小林さんはインレー湖で7時半から5時まで約2500円でボートをチャターしてインター族の漁師の独特の漕法を写真に撮ってブログに載せられていました。何を見たいのかもっと事前に勉強して船頭に要求すれば良かったのが一つの反省点です。

FAMOUS Express-Nyaung ShweーGypsy Inn-ボートツアーGypsy Inn 10,801歩
宿:Gypsy Inn(9US$/日、ツインルーム、朝食付き)Booking.comにて予約
am2時、トイレ休憩
am6時、ウトウトしていたらバスに乗り込んできた若い男に起こされた。「エントリーフィー13,500チャットをよこせ」と言われたので「ドルではいくら?」と聞き10US$を支払った。
朝6時半、バスを降ろされた。「ここがニャウンシュエの町だ」と言う。GPSを調べると予約していた宿まで800mだった。事前に調べたインレー湖への行き方ではヤンゴン発の夜行バスはタウンジー行きであり、シュエナウン・ジャンクションで降ろされるので、そこからピックアップやタクシーで30~40分かけてシュエナウンに行くと書いてあった。でもFAMOUSのVIPバスはインレー湖の町まで乗り入れていた。夜の食事も良かったし、到着が最終の町の中まで来るのだから、このバスは超お奨めだ。

「タクシー?」と言う人を無視してGPSを片手に宿に向かって歩き始めた。「ボートはどうか?」「15,000チャットだよ」と着いてくる男が居る。英国人の客を迎えに来ていた現地人で英語を話せる人が通訳に入ってくれて「相場の価格だから悪くない」と言うので「チェックインしたら乗る」と言って一緒に宿まで歩いた。大きいバッグを担いで歩いている旅行者も同じ方向に歩いて行き、同じジプシー・インに入ってきた。ボートのお兄ちゃんには「チェックインするから15分くらい待ってくれ」と言うと彼は宿の前で待っていた。

チェックインは13時と予約確認書には書いてありましたが、早朝7時でも快くチェックインに応じてもらえた。ドミトリーに荷物を置いてボートツアーやサイクリングするのは気が進まなかったので、「シングルはいくら?」と聞いてみた。受付の人は「シングルが空いているからドミトリーと同じ料金で泊めてあげる」「部屋を見るか?」と言ってくれた。食堂からは遠いが共用のトイレから一番近くて明るい1階の素敵な部屋だったのでその部屋にチェックインした。めちゃくちゃラッキー!2日分の18ドルを支払った。(20ドル札を出して1ドル札2枚のお釣り)

ロビーに戻ると大きいカバンを担いで一緒に途中から歩いた白人が居たので「今からボートに乗るけど一緒にシェアしませんか?」と声をかけてみた。
スイスから来たというその人は「OK」と言ったので、外で待っていたボートの兄ちゃんに「2人になった」と言うと「20.000チャット」と言う。
「一人10,000チャットだけどいいか?」ともう一度スイス人に聞き「問題ない」と言うので2人でボートツアーに出かけた。宿から橋まで歩き、ボートを橋の下に回してきたので乗り込んだ。7時半に橋から出発。気温は14.3℃。フリースだけでは寒い。

水草の浮島の間の水路を進むと同じ形の船が勢いよく飛沫を上げて疾走していました。

広々とした湖面に出ると遠くで漁をしている船が見えましたが、独特の漕法ではないようでした。

湖上の野菜畑を通過しました、


ここには15万人が住んでいると書かれた文献がありますが、ここに暮らす人の中に足で櫓を漕ぐ人も居ました。


①銀細工の工房に連れて行ってくれました。英語で鉱石から銀を取り出し加工する工程を丁寧に説明してくれますが、しつこく売ることはありませんでした。

②機織りをしている所には首長族の人が居ました。タイでは見世物になっており「動物園の様で人権侵害ではないか」と言われていましたが、ここでは出稼ぎで働いているので、写真を撮ってもチップを要求されることがありません。


一緒にボートツアーをしたスイス人のドミニクさんがゆっくり時間をかけて質問するので、説明する人も私一人なら聞けない様な話をしてくれます。お婆さんの首輪は21Kgあるが若い人のは軽く寝る時は外す。お婆さんは首が伸びすぎたので輪を外すと首が折れる危険があり寝る時も外さない。孫が多くて大変だから出稼ぎに来ている等々。説明してくれたのはタウンジーの大学生でアルバイトで説明員をしているが将来は英語の通訳として働きたいと言ってました。

③次の傘工房にも首長族の人が居り、前だけのダミーの首輪を観光客に付けて記念写真を撮ってくれました。


傘に張る和紙はここで漉いていました。

土産物の織物を並べたコーナーでオジサンが一人作業をしていました。何をしているんだろう?と見に行くと傘のパーツを見せてくれて説明してくれました。

旋盤の様に軸を回転させて削り傘に使う骨組みを作っていましたが、軸の回転は竹の弾性を利用して紐を軸に巻き付けて足で踏んでいた工夫を素晴らしいと思いました。電気でモーターを回すのでなくて人力=エコです。


土産物の中にはアンティークな物がありミャンマー語で書かれたお経も売られていました。


④10時半、朝食を食べていなかったので食事にしようとドミニクが言うので船頭に命じてレストランへ行きました。客は我々2人だけ。
対岸の黒い建物が何かな?と写真を撮りましたが、翌日のサイクリングでインレーリゾートと解りました。


私は無難な炒飯にしましたが、ドミニクはDreid Vermicelliを注文しました。何が出てくるのだろうか?と思っていたら米粉の麺の様です。メニューで時々見たことがありましたが意味が解らなくて食べたことがありませんでした。旨そうです。

ボートの前の席に乗っていましたが、食後は後ろの席に座りました。ドミニクさんがボートで疾走中に写真を撮ってくれました。

次に船頭が案内してくれたのは⑤蓮の繊維で織物を作る工房でした。ここでも船が着くと説明員がやってきて早口の英語で案内してくれます。
蓮には赤、白、ピンクの色があり、ピンクの色の蓮から繊維が取れます。これで織ったマフラーは100ドルもするそうですが幸運が舞い込むとか。


ボケやツッコミは大阪の人だけか?と思っていたけど、ドミニクも面白い冗談を言って店員を笑わせたりしていました。「何処から来た?」と雰囲気が悪い聞き方をされると「月から来た」と言ってみたり、店員に「銀製品か織物か木工品の何か持って帰らないか?」と言われた時「じゃあ貴方を持って帰る」と言って上手く押し売りを断っていました。明るいジョークが言えるのっていいなあ。

次は⑥鍛冶屋へ案内されました。農機具からハサミ、包丁など何でも作れるようです。柄に使う木も削って作っていました。


次は⑦船大工。ここで驚いたのは角材から板を製材するのが人力だったこと。柱の上に乗った人と下の人2人で大きいノコギリを曳いて一定厚さの長い板を作るなんて信じられない。


⑧葉巻たばこを作っている人は1日600~700本を手で巻いて作るそうです。煙草の葉はマンダレー産、葉はインレーのもので、煙草にRUM、タマリンド、アニスというもので味と香りを変えるらしい。


⑨ファウンドーウー・パヤーの仏像はもともと普通の形をしていたが、金箔を貼り過ぎて団子の様に丸くなっています。


⑩ガーペー僧院。


朝7時半にボートツアーを始めて7時間。午後2時半にガーペー僧院を観た後は他に行きたい場所を考えていなかったので帰ることにしました。
船頭の言いなりにならず、自分のペースで観て歩くドミニクさんの旅の仕方はいいと思いました。後日聞いた話しでは、日本人のツアー客に対して船頭は「ここは5分にしてください」と船頭のペースで回ったとか。
風が強くなり、飛沫で濡れない様にライフジャケットで防ぎましたがズボンが濡れてしまいました。他のボートには日傘や飛沫避けのシートを積んでいましたが我々のボートには無かった。船頭は疲れていたのか笑顔が無かった。
午後3時、船を降りて10,000チャットを船頭に渡しました。愛想の悪い船頭(ガーペー僧院にて)。

急いでシャワーを浴び、濡れたズボンやシャツを干しました。部屋からシャワーと干し場が近いのはいい。
夕飯を食べる為にニャウンシュエの町を歩き、フラリと入ったレストランで炒飯と空心菜を注文しました。ここの炒飯は1,500チャットでした。
料理がテーブルに来た時、店の前をドミニクさんが通りかかり空心菜を見て「これはいい」と言いました。彼は「数軒隣りのカレー店へ行く」と言って出て行きました。

今日は生まれて初めての自転車無しバックパック旅行の1日目でした。不安いっぱいで夜行バスに乗り、初めての町に降りてから偶然知り合ったスイス人ドミニクさんのお陰で充実したボートツアーが出来ました。リラックス出来るシングルルームに泊まれた事もラッキーな出来事でした。
今回の旅で出会った小林さんはインレー湖で7時半から5時まで約2500円でボートをチャターしてインター族の漁師の独特の漕法を写真に撮ってブログに載せられていました。何を見たいのかもっと事前に勉強して船頭に要求すれば良かったのが一つの反省点です。
