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ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

2回目の北海道(敦賀まで)

2017-09-11 18:50:20 | 北海道
1.旅の概要
2016/8/22~9/10宗谷岬へ走る自転車旅行を実施しました。九州から北海道への移動経費は海外旅行より高い。だから本当は1回の旅で北海道を一周したいけど、地域の仕事があるので長期間の旅行が出来ない。旅仲間の山脇氏がバイクを買ってツーリングに出ると聞き、苫小牧に住む共通の友人を訪ねるので同じ時期に再度北海道へ自転車旅行することにした。
今回は日本最東端の納沙布岬を目標地点としました。苫小牧までの経路は青春18切符と新日本海フェリーを利用します。
期間は8月23日から9月9日。自転車仲間のジムさんが2016年に走ったルートを逆走することにしました。従ってテントや寝袋を持って走ります。
18切符を使う輪行では10回以上の乗換えが必要であり、重いキャンプ用品と自転車を担いで駅の階段を上り下りする元気は無いのでキャンプ用品は出発前に宅急便で苫小牧の友人宅に発送しました。
苫小牧から反時計回りに海岸線を走り、根室のライダーハウスまで行きます。そこから自転車で戻る時間は無いのでキャンプ用品を九州に送り輪行で18切符を使って苫小牧まで戻り、フェリーで敦賀。駅で野宿して18切符で敦賀から九州まで帰る。

2.関西寄り道
自分は現在九州に住んでいますが、出身地は大阪です。往きは敦賀まで行かないで、大阪の老人ホーム居る母と会う事にしました。
また、滋賀県の近江八幡は父の郷里で墓があります。墓参りも兼ねた移動としました。

第1日
2017年8月23日

自宅ーJR九州最寄り駅ー(18切符旅行)-近江八幡

走行:3.5Km、宿泊:滋賀の家

最寄りのJR駅は無人駅なのでホームまで自転車で行けます。まだ暗い朝4時半にホームのベンチに荷物を置いてゆっくり自転車を分解して輪行袋に入れました。所持品は携帯用のリュック(10L)とフロントバッグです。





5時4分の電車から10回乗り継いで午後6時近江八幡に着きました。途中京都付近では雨が降っていましたが、幸運なことに到着駅では降っていませんでした。

第2日
8月24日

近江八幡滞在

今年の夏にスペインの巡礼路を折り畳み自転車で走った野洲在住の自転車仲間の長谷川さんが自転車で近江八幡まで出て来られました。一緒に昼食を食べながら旅の話しなどをしました。
先祖のお墓があるお寺を訪ねて墓参りをしました。


第3日
8月25日 晴れ

近江八幡ー大阪ー近江八幡ー敦賀ー敦賀新港

苫小牧行きのフェリーの出港時刻は26日の0時30分ですが、ターミナルには少なくとも1時間前に着く必要があります。夜中の走行はなるべく避けたいので敦賀駅まで輪行で行くことにしました。
夕方に近江八幡駅を出発すれば十分間に合います。それまでに大阪へ行って親孝行。93歳の母に果物とお菓子を届けてきました。


青春18切符は改札時に日付印を押してもらうと何処の駅で降りてもその日内であれば乗ることが出来ます。大阪往復をして出発した駅に戻っても、またもう一度乗車することもOKです。
近江八幡の家から駅まで2.5Km走って駅構内で自転車を分解。輪行袋に入れて敦賀まで乗換え無しです。


18時36分発の敦賀行きに乗り、19時55分敦賀に着きました。途中の木ノ本では雨が降っていました。
30分で組立てが完了しました。フェリーでは自転車をそのまま乗せることが出来るので、敦賀で組み立てた状態で北海道を走ることになります。


港に向かう道で繁盛しているラーメン屋台があったので腹ごしらえしました。


JR駅から約5Kmを走って敦賀新港のフェリーターミナルには夜9時半に到着しました。


大阪からバイクで走って来た山脇氏は23時を過ぎて到着しました。0時にバイクが乗船開始となり、バイクの後から自転車が乗船します。その日の自転車は僕以外に一人でした。

一番安いツーリストA(自転車1台と人で片道12,450円)は10人部屋で上のベッドと下のベッドがありますが、プライバシーは守られ上と下のベッドの人が顔を合わせることはありません。

北海道で出会ったフランス人チャリダー

2016-11-19 11:51:37 | 北海道
2016年夏の北海道自転車旅行中、9月2日のお昼前に宗谷岬の手前にあるコンビニでフランス人チャリダーと会いました。名前はJerome(ジェロム)44歳。フランスからユーラシア大陸を20ヶ月かかって横断してサハリンから稚内へフェリーで来たと聞いて驚きました。名刺を渡して「九州に来たら連絡してください」と言って別れました。


その後、彼は北海道を走り、本州では海岸沿いの国道でなくキャンプし易い中央部の山岳地帯を南下して関西まで来た後、11月5日にメールをしてきました。14日に九州に来ると解ったので関門人道トンネルの門司出口で午前11時に会うことにしました。
当日は雨だったので門司港駅まで輪行して彼を出迎えました。


小倉、黒崎を経由して遠賀川自転車道を伴走して我が家に招きました。日本でも殆どテント生活で家に泊まったのは知床、奈良、京都だけと聞きました。彼の旅について話を聞き、外人には日本食として代表的な天麩羅や刺身でなくて普通の家庭料理を味わって頂きました。


翌朝は折り紙教室を開催しました。


その後、抹茶のお点前。


16日の昼の便で香港へ飛び立つ彼は博多のバックパッカーホテルに泊まるが、自転車梱包用の段ボールを一人で見つけるのは難しいと思われたので一緒に博多までTREKで伴走しました。


自転車店は火曜日が定休日でした。ヨドバシカメラや東急ハンズの自転車売り場は開いていましたが梱包段ボールはありませんでした。フッと考えると家電品の段ボールが役立つと思えたので、家電の事務所へ行ってみると上手く調達することが出来ました。
彼が日本に着いて一番最初に話しかけたのが僕だったそうです。結果的に日本最後の48時間も一緒だった。少し国際親善が出来たかな?


2016年夏 北海道自転車旅行まとめ

2016-09-28 22:22:18 | 北海道
概要
2016年晩夏の北海道をほぼ3週間かけ、函館から最北端の宗谷岬まで北上して札幌まで戻る自転車旅行をしました。
もう少し時間があれば1周したかったのですが、休みが取れないので道北のみを目指す旅としました。今年は例年になく台風が北海道に上陸した年であり、北海道に着いた8月22日も台風が日高地方に上陸する日でした。台風や水害によって富良野、北見、網走、十勝等が被害を受け国道が通行止めとなったり鉄道が不通となったので北海道一周を計画しなくて良かったです。
函館から苫小牧までの最初の6日間はテニスをしたりホテルに泊まって観光する旅であり、最後の旭川から自宅までは自転車旅行というより旧友を訪ねたり動物園へ遊びに行く旅だったので本当に走ったのは苫小牧から旭川まで。その中でも、まる1日はバイクのタンデムツーリングで温泉旅行したので「ハードな自転車旅行だった」とは言えない贅沢な旅行だったと言えるでしょう。
パンクというトラブルと雨によって稚内からのルートは当初予定のオホーツク興部へ行くルートから内陸部の音威子府経由名寄に変更しましたが、その結果ライダーとの出会いがあり今までにない豊かな旅が出来たと思います。
1日15Km以上走った日は13日間。総走行距離は1052Kmで13日間の平均走行距離は78Km/日、最長走行距離は114.4Km/日でした。20日間の北海道で知人宅に泊めて頂いたのが7日間もあったから「キャンプ主体の旅」とはとても言えません。でもテントで寝るのは楽しかったし、ライダーハウスもいい経験の北海道でした。


各種データ
・期間:20日(2016/8/22~9/10)

・走行ルート
 ー自宅(電車輪行)-函館(大沼)
 ー大沼~苫小牧~札幌~石狩~留萌~天塩~稚内~浜頓別~音威子府~名寄~旭川(バス輪行)-札幌
 ー新千歳空港(飛行機輪行)-福岡空港(マイカー)自宅

・自転車データ
 ー総走行距離:1052Km
 ー稼働日(%):65%(1日15Km以上走行日)
 -平均走行距離:78Km/日
 
・天候
 -傾向:台風の影響による風が吹いたり曇りがちの日が多く、「曇り」としている日であっても霧雨が少しパラついたり、夜中に雨が降る日もあり常に 空を気にしていました。テントやライダーハウスに泊まって空を見ても星が見えたのは1日のみ。8月末から9月上旬はまだ暖かさが残っていて防寒具はさほど必要が無いのかも知れない。雨はかなり多いと思っておくのが良いと思います。(6月末から7月の時期と比べて)
 -滞在20日の内訳
  晴れ:9日
  曇り:5日
  雨 :6日

・宿泊データ
 -ホテル    :4泊
 -ユースホステル:2泊
 -ライダーハウス:4泊
 ーキャンプ   :3泊
 -知人宅    :7泊
★北海道のライダーハウスに初めて泊まりました。
  バイクでツーリングする人達の宿ですが自転車で行っても歓迎されました。部屋だけを貸す所、食事付きのRH。色んなタイプのRHがあり、仲間と会って情報交換できるのが良かった。
 



 ★北海道のキャンプ場は景色が良くてトイレやコンビニが近くにあるので便利です。稚内の北防波堤ドームはテントを張る人が多く居ますがトイレはありません。でも近くの海の駅にはコインランドリーやシャワーがあるので快適なキャンプ生活ができます。
 

 ★日本のユースホステルに久しぶりに泊まってみました。羽幌はスポーツ公園の中にありとても静かでした。塩狩のYHは国道とJRの線路の間の森の中にありました。駅で野宿する人やキャンプ場が整った北海道では高額な宿泊費に思えますが時には食事付きで泊まって周辺の情報をオーナーに聞くのもいいなあと思いました。
 

・経費
 -交通費:61,650円(台風の影響を受けない電車(新幹線)を使い、帰宅を早める為の飛行機を利用
        したので海外旅行並みの高額となってしまいました)
 -宿泊費:2058円/日(道南のホテル4泊を除くと、宿泊費は無料のキャンプと知人宅があったので
        この数字となります。)
 -日常経費:2,800円/日(うに丼や海鮮丼、ジンギスカンなど贅沢したかな?)

・行き先を決めない旅
 60歳になって自転車を買いドイツのライン川を走って以来、最近は年2回の海外自転車旅行をしていましたが、全て出発前に決めたルートを走ってい ました。今回初めて現地でコースを決めて当初予定していなかった場所へ行きました。それが本当の旅の様な気がします。ガイドブックやネットで調べ るのもいいけど、例えば出会った自転車店のオヤジさんの勧めるルートを走ると予期しなかった出来事に会い旅が深いものになる。概略は決めておいて も、現地で体調や天候や会話の中で頂いた情報を元に旅をしていきたい。

・グルメ
 せっかく遠くへ行ったのなら、毎日同じコンビニ弁当やオニギリだけでなくて「その場所でしか食べれない物」を食べておきたい。
 今回の旅では日本語が通じるので当地の美味しい物を聞くことも出来る。食べて印象に残ったものは下の3つ。
 -ジンギスカン:9月5日の豊富温泉のジンギスカンが本当に旨かった。・・第15日音威子府(3)を参照ください。
 -うに丼:9月2日宗谷岬で食べたけど、感激するほど旨くはなかった。(2,900円)
 

 -長万部温泉ホテルの夕飯:8月23日、1泊8,000円で2食付き。この夕飯が食べきれないボリュームで蟹・海老つき。凄かった!







第20日 帰宅

2016-09-25 21:07:15 | 北海道
9月10日 

 札幌ー新千歳空港ー福岡空港ー自宅  

・天気  :曇りのち雨(北海道)、晴れ(福岡) 
・走行距離: 2.3Km/日、積算距離:1,052.4km、平均時速: ーkm/h
・登高  :max ーm、積算 ーm/d

福岡へは飛行機で帰ります。朝5時に起きました。天気予報では朝8時から雨が降ることになっていました。
使わせて頂いたマンションの部屋の戸締りや湯沸かし器の電源オフを何度も確認して7時45分にマンションを後にしました。
旅行中はマンションに置いてあったリュックに、この日は旅行中パニアバッグに収納していた荷物を詰め込んで担ぎました。パニアバッグはリムジンバス乗り場まで中身は空で走ります。パニアバッグは輪行時のブレーキ部分の保護をする為に自転車本体に布テープで止めます。フロントバッグとリュックを機内持ち込み荷物とします。


大通りでは「札幌オータムフェスト」の会場が出来ていました。昨夜のテレビのニュースでは台風や水害の影響でオータムフェストに出店を予定していたが来れなくなった団体があると報道されていました。道庁を通り札幌駅前の空港リムジンの乗り場には8時過ぎに着きました。






北洋銀行の前にバス停があり、隣りの読売北海道ビルとの間の通路でゆっくり自転車を分解する事ができます。
以前にもこの場所で自転車を組み立てている人が居たよと新聞を読んでいた人が話しかけてきたけど、それ以外は誰にも邪魔されずに輪行への準備が出来ました。自転車を分解・組立てするには最適の場所です。




バスの運転手は自転車のサイズには全く無頓着でした。(折り畳み自転車であるか否かを気にしていなかった)それより日本語を理解出来ない中国人が国内線のターミナルで降りるのか、それとも国際線のターミナルまで行くのかを気にしていました(降りるターミナルによってスーツケースを積む場所を分けていたから)。


新千歳空港にバスが着き、自転車をトランクから出して壁に立てかけたらドアの内側に台車が見えた。台車を取りに行って自転車を乗せたから自転車を担いで歩いた距離は2~3歩だけ。やっぱり列車よりバスは輪行にとても楽!台車に自転車を乗せて出発フロアへエレベーターで移動してチェックインカウンターで自転車を預けた。

11時55分に小雨に中を出発したANAの直行便で福岡空港に着いたのは午後2時40分。自転車を受け取り、迎えに来てくれた車に荷物を乗せて自宅に帰りました。
後日自転車を組み立てて試乗しましたが空輸によるトラブルはありませんでした。


第19日 札幌(連泊)

2016-09-25 20:30:23 | 北海道
9月9日 

 札幌 知人のマンション 

・天気  :曇り時々雨 
・走行距離: ーKm/日、積算距離:1,050.1km、平均時速: ーkm/h
・登高  :max ーm、積算 ーm/d

北海道旅行の予備日。旭川から岩見沢まで自走するか、又は晴れていれば美瑛へ行くことも考えていましたが昨日札幌に戻って来たので今日はテニスシューズなど不要となった物を宅急便で送る手配をします。
スーパーで買って冷蔵庫に入れておいたチーズや牛乳などとトーストで焼いた食パンの朝食。狸小路のアーケードは7丁目まで屋根があります。今回貸して頂いた知人のマンションは7丁目のアーケードにあるシンガポールレストランから入った場所なので雨が降っても濡れずに札幌駅まで歩いて行けます。




自転車はマンションに入れたまま、歩いて宅急便の営業所へ行ったり、札幌駅までの地下街を散策しました。


お昼は八百屋で買ったトマトとトウモロコシを食べました。


夕飯は8月28日予約客で満席だったマンションの近くのジンギスカンの店(五衛門)でジンギスカンを食べました。