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ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

第14日 ホイアン

2014-03-21 22:52:24 | Cambodia & Vietnam ベトナム
3月3日 
Quy Nhon- DiÊu TrÌ-列車-Tam K?-Hoi An
Hop Yen Hotel 9$

・天気  :晴れ(27℃) 
・走行距離:68.8Km/日、積算距離:691km、平均時速: 16.2km/hr
・登高  :max 31m、積算 113m/d

4時前起床。暗いロビーに降りるとホテルのシャッターが閉まっていた。リュックを荷台にセットしていると宿直の人が来て「何号室」と聞くので402号室で4時半にはチェックアウトしたいと伝えるとシャッターを開けてくれた。外の方が街路灯で明るいので後輪をポンプで加圧しようとしていると門で寝転んでいた若者がホースの先のノズル部分を押さえてくれた。ベトナム人って皆親切!ヘルメットの点滅ライトとLEDライトを点けて昨日試走したDiÊu TrÌ駅までの道を走ったが、真っ暗でなくAH1の合流点まで街路灯が点いて明るかった。5時15分に駅に着いて自転車を折り畳み、駅員は居なかったけどトイレを捜してスッキリしました。
  

乗車日を1日間違えて変更したチケット。料金は外人用で123KVNDですが実際にはこれに10%の税金が付いて135KVNDで購入しました。特急列車に4時間乗って約675円だから安いですね。


5時半頃には駅員が来てホームへの扉を開けてくれました。ホームにはご飯やお土産を売る店があります。4時間の乗車なのでハードシートにしましたがその車両は機関車に一番近い「1」でした。ほぼ定刻に列車が入ってきました。


   

指定された車両に乗ってみると人も荷物もいっぱいで、自転車を自分の席まで持ち込めそうにないからデッキに置きました。ドアには鍵を掛けるので振動で落ちる心配がありません。巡回してきた乗務員もOKしてくれました。




停車中には物売りのおばさんが列車に乗り込んできます。僕は朝食に蒸したトウモロコシを買いました。ワゴンで飲み物を売りにくるしご飯、スープ、野菜、肉の弁当を作って売ってます。


   

食べ終わるとグーグー寝ている。フッと足元を見ると寝ている女性の足がニューっとでていた。


   

「世界の車窓から」で南米かアフリカを旅している気分です。寝台列車のトイレは水洗洋式でしたが、この車両では穴だけ。言葉は全く通じないけど「自転車か?」「日焼けしたね」など不思議と意思疎通は出来ます。ここでも人懐かしさや優しさを感じました。


  

10時28分、タムキーに着きました。自転車を下ろしてホームで組み立てていると物売りのおばさんが興味深く見ています。何か話してくれるけど解らない。「ヘルメットの顎紐を締めなさい」と言ってることだけは理解できました。遅くなったのでホームと待合室のドアーには鍵がかかっており開けてもらって駅に降り立ちました。
 

 

駅前でフォーを食べてまたAH1の旅です。水牛が居たり拡張工事があったり、線香を天日干しした道を走りました。
   



  

列車ではトイレを使わなかったからガソリンスタンドで用足し。
  



しばらく走るとミーソン遺跡への分岐点です。フランスパンを食べ、AH1から外れてホイアンへ向かいました。道路は細く田舎道。


 

 

椰子を売っていたので立ち寄ったけど30KVNDで高い、少ない!観光地で雰囲気がいいから仕方ないのかな?
 

 

そのまま西に進むと観光地区に突入、日本人橋の中に入って行きました。木の敷居を担いで越えて記念写真。


   

トゥボン川を渡って町並みを振り返ると南蛮貿易当時の雰囲気が残っているようでした。
  

午後3時40分、予約してあったホップイエンホテルにチェックイン。バルコニーがある綺麗な部屋でマネージャーからビールの差し入れがあった。
  

バスで到着していたSさんと再会し、夜は名物のカウラウとコムガーを食べました。
 

 


第13日 チャンパ遺跡観光

2014-03-21 13:53:55 | Cambodia & Vietnam ベトナム
3月2日 
Quy Nhon- DiÊu TrÌ- Quy Nhon- ThÁp BÁnh Ít- Quy Nhon
Hotel SKYSEA 連泊

・天気  :晴れ 
・走行距離:63.6Km/日、積算距離:622km、平均時速: 14.2km/hr
・登高  :max 31m、積算 116m/d

朝6時4分、ホテルの窓から南シナ海の日の出が見えました。


ホイアンまで素直に走ると3日程かかってしまいます。1日で行くにはクイニョンから10Kmほど西の統一鉄道イエユリ駅から列車でタムキー駅まで輪行しそこから走ると無理なく行けます。但し乗車時間は朝の6時であり、夜明け前の真っ暗な道を走ることになるので十分な下見が必要です。朝7時29分ホテルを出発し、日本を出発する前にgoogle地図で調べたコースをGPSを頼りに試走してみました。道は広くアップダウンがありません。AH1に入ってから駅への分岐点が少し解り辛いけど約1時間で行ける事を確認しました。駅への分岐点には看板もありました。
 

 





 

途中に大型車が停まっていました。僕の自転車を横に置くと大きさが解りますがこのトラックの運転手は皆優しくて追い抜く時は十分距離を取ってくれるので怖いと思った事がありません。


駅前にいい匂いの麺屋さんがあり賑わっていたので朝食に食べてみることにしました。テーブルに座って食べていた地元のオバチャンが「自転車はここに置き!」「ここに座りなさい」と世話を焼いてくれます。肉たっぷりの旨いブンでした。


   

一度クイニョン(現地ではウイニョン:hwee ngonと発音します)に戻り、チャンパの遺跡を訪ねました。市街地の北(歩いて行ける距離)にタップドイがあり、入場料8KND≒40円で見学できます。入口から見ると1塔に見えますが2塔が建っています。グラビア写真に使えそうな綺麗な赤いレンガの遺跡で、ベトナム娘が写真を撮っていたので一緒に写して頂きました。


 

 

開口部から中に入るとリンガとヨニがあります。上は抜けていて空が見えました。


   

  

15Kmほど北に銀塔(ThÁp BÁnh Ít)があるので行きました。途中で喉が渇いたので砂糖きびジュース(10KVND)を飲んでみましたが量が少ないから椰子の方がいいなあ。
  



AH1号線と交差する川の右手に遺跡が見えましたが近くまでは危なそうなので行きませんでした。帰りは椰子を飲んだけどカンボジアの方が旨かった。


  

13時、再びウイニョンの町に戻り賑わっているメシ屋で昼食にしました。40KVNDでした。


   

午後は砂浜に下りて漁船を観察しました。沖に繋留した漁船にどうして行くのか見ていると竹のザルが実は小船でこれで陸との行き来をしている事が判りました。



   
海辺のタケの大きいザルは干物を作る為かなあと思っていたのですが底が防水されて船だったのです。


夜は安いご飯や(COM)で済ませようかと思っていましたがホテルの並びのシーフードに行って海老と蛸をたべました。ちょっと贅沢140KVNDだけど日本円では700円。安いものです。
   



ホテルに戻って402号室の鍵を受取ります。ボン・チャム・レー・ハイ。数字をベトナム語で言える様になると現地の人が喜んでくれます。



第12日 クイニョン

2014-03-21 09:24:26 | Cambodia & Vietnam ベトナム
3月1日 
Tuy Hoa-Song Cau-Quy Nhon
Hotel SKYSEA(Khacksan THIEN HAI) 220,000VND≒1100円

・天気  :晴れ(26~33℃) 
・走行距離:110Km/日、積算距離:558.4km、平均時速: 14.5km/hr
・登高  :max 98m、積算 626m/d

今日も100Km以上走らないとホテルがある町に着けないので朝6時半に預けていたパスポートを受取りホテルを出発しました。朝食は隣りのレストラン。パン、サラダ、卵のセットが25KVND。屋台のフランスパンと違ってゆっくり座れるしトイレがあり、ジャスミンティーが何杯もお代わり出来るので割安です。自転車が盗まれないか心配でしたがバイクを整理するお店の人が見てくれているので鍵をかけなくても安心です。ベトナムコーヒーを体験しようと注文しましたが飲み方が解らず、店員に教えて頂きました。


   

AH1でなくHung Vuong通りは大型車が走らず瘤牛が歩いていてのんびりしていたので自転車で走る自分の影を撮影したりハンドル部の写真を撮りました。ハンドルにはメッセンジャーバッグ、GPS、輪行バッグ、時計の他1.5リットルの水のペットボトルを縛りつけてあります。


 

 

7時39分、踏み切りを列車がハノイ方向へ走って行きました。1日4本のベトナム統一鉄道でこの時間にトゥイホアを走るのは僕がニャチャンまで乗ったSE4。ほぼ定刻の運行のようです。


AH1号線は片側1車線ですが多くの場所で拡張工事が進められていました。


幹線道路ですがノンラー(ベトナム特有の円錐形の藁でできた帽子)を被ったお年寄りが歩いたり自転車に乗っています。(若い娘は髪は長いけどノンラーでなく野球帽)
 



 

道路の端に牛の糞が干してありました。暫く進むと自転車が走る側道に籾米があり、次は白い物、タピオカ?など車に踏まれないのか心配したくなります。
 



 

路肩に駐車しているトラックは砂糖キビの積込みをしており、海に近い町では海草も干してありました。
 

 

まだ生きている鳥を吊り下げたバイクが走ったり、牛を移動させている人が居たり漁具があるなど道路は生活そのものです。


   

片側1車線でも遅いトラックなどを追い越すバスや乗用車が凄いスピードで目前に迫って来ます。後ろから自転車やバイクを追い抜くトラックは4~5メートルの余裕を持って抜かしてくれるので怖くありませんが、車線部分だけでなく自転車用の部分まではみ出して目前に迫る前方からの車が危険です。目の前に現れたトラックに驚いて砂ダマリにタイヤを取られるなどヒヤっとすることが3回ありました。
   

11時半、喉が渇いたので小さい売店で椰子を飲むことにしました。カンボジアでは鉈でカットしてストローを刺して1ドルでしたがここではポリ容器に入れて氷と共に提供され15KVND≒75円でした。


  

クイニョンまで近くなるとAH1から外れて海沿いの道を行くので食べ物屋が無さそうです。バスが停まって流行っていそうな食堂を見つけてUターンし、昼食にしました。30KVNDで安くて旨かった。
 



 

その後は人家が無く、通行量は少なくなり景色はいいのですが坂がかなりありました。クイニョンへようこその看板を見た後もダラダラ坂が続きました。
 

 





クイニョンの海岸道路はまるで湘南の様に明るくて広い。ロンリープラネットで調べておいたホテルを4軒見て歩いたが15時40分、220KVNDのスカイシーホテルにチェックインしました。




「2泊したいが出発は朝4時にしたい」と既にホーチミンで購入しておいた鉄道のチケットを見せると「出発日が違っている」と指摘され5時までに駅で変更出来ると教えて頂いた。ドジな僕は荷物を下ろさず慌ててクイニョンの駅までチケットの日付変更手配に走った。12KVNDの手数料で無事変更が出来ました。窓から海が見えるいい部屋でした。
   



夕食は近くのお惣菜屋さんで20KVNDの飯。


  

デザートに竜眼、ミルクフルーツ、マンゴーを買いホテルに戻ると停電。エレベータに閉じ込められなくてラッキーと階段を上がって、自転車用の前照灯を使って竜眼を食べた。2時間経っても停電が復旧しないのでおかしいなあ?とよく調べるとキーを差し込んでいないから部屋の電気が入らなかっただけ!またドジをやってしまった。
 

 



夜の海は漁り火が綺麗でした。



第11日 トゥイホア

2014-03-20 09:08:51 | Cambodia & Vietnam ベトナム
2月28日 
Ho Chi Minh(saigon)-列車-Nha Trang-Ninh Hoa-Tuy Hoa
Thanh Long Hotel 150,000VND≒750円

・天気  :晴れ(34℃) 
・走行距離:128Km/日、積算距離:448.4km、平均時速: 15.3km/hr
・登高  :max 152m、積算 496m/d

今日からベトナムのアジアハイウェイ1号線を北上します。寝台列車がニャチャンに着くのは朝5時半の予定。コンパートメントを出て車両出口へ行ってみるとドアに鍵がかかったままで乗務員が居ない。本当に降りれるのか心配しながら通路に居ると5時41分にやっと乗員が来て南京錠を外した。


5時55分ニャチャンに到着。自転車を組立てて6時11分に出発。先ずは地球の歩き方に太鼓判のフォー屋として紹介されているPho Hongへ行ってみた。まあまあ旨いけど45,000ドンは高いなあ。


   

ニャチャンはビーチリゾートとして見るべき所もあるかも知れないけど、ベトナムを走りたい気持ちの方が強く予定の行程を1日早めることにした。町を抜け、川を越えると左手にチャンパの遺跡ポーナガル塔がありました。




   

しばらく片側2車線でしたが郊外に出ると片側1車線と自転車やバイクが走る側道があります。メコンデルタでは坂はありませんが町を出るといきなり上り坂でした。海老の養殖池があったり土地が乾燥していません。
 

 

タイヤとドロヨケが当って周期的に嫌な擦れ音がするので500メートル毎にドロヨケを足で蹴飛ばしながら走りましたがとうとう我慢できずにガソリンスタンドに駆け込みドライバーのスケッチを見せ「ここを締めたい」とジェスチャーで示すとバイクの工具入れからプラスドライバーを持ち出して締めてくれました。こんな場合は言葉なんて無くても何とかなるものなんだなあ・・と思った。


しばらく走るとウンチがしたくなりガソリンスタンドの裏のトイレを利用しました。カンボジアではガソリンスタンドが無くてトイレは期待できないけどベトナムはタイと同じで大丈夫。
 

 

有料道路の料金所の様な所を通過しましたが自転車は無料。


この辺りでは洪水の心配が無いのか民家は高床式でなく普通の家。山があり、田んぼがあり、椰子がある景色は台湾と似ているかな?横断歩道の標識の絵が日本とは違う。10時半交差点でフランスパンを買って食べました。(10,000ドン≒50円)
 



12時40分トラック運ちゃん用の食堂で昼食。メニューが無くオバチャンが冷蔵庫に連れて行き肉と卵を出したので「ウンそれ」程度の会話。まあまあ食べれたけど、街中の方が安いかな?
 

 



畑に水牛が居ました。タイで見た牛より肥えていた。坂道には山からの湧き水が噴水の様にホースから出ており、トラックを清掃する場所でした。


  

海の色はエメラルドグリーンでとても綺麗です。


トウイホアに着いて海岸沿いの大きいホテルで価格を聞くと360,000ドン≒1800円。ちょっと高いから何度か聞いて道路沿いのホテルが150,000ドンだったので夕方5時チェックインした。4階の綺麗な部屋だったけどここの受付は殆ど英語が通じない。初めてのベトナムを豆チャリで128Km走り、事前予約無しで安宿を捜した。でもあまり疲れていなかったし、過去にここで安宿を見つけたチャリダーのブログを調べておいたから不安は全く感じなかった。
 

 

ジャージを洗濯して部屋干しした後、財布を持って食事に出てみた。ホテルの近くに食べ物屋がなく明かりを求めて歩くとフォー屋さんがあった。フォーは25,000ドン、フランスパンとトウモロコシと水を買ったが全て安かった。いざホテルへ戻ろうとして方向感覚が狂ってしまい迷子になってしまった。英語が通じそうなホテルを見つけて「ここは何処?」と聞いてみたものの、自分がチェックインしたホテルの名前が解らない。どっちがニャチャン?海はどちら?と聞いて山勘で歩くしかない。焦ったけどしばらく歩いて見覚えのある場所に出て無事ホテルに戻れた。ホテルに戻って落ち着いて考えると出かける時にホテルの外観を写真に撮っていた。パニックに陥るとそれさえ忘れてしまうんだなあ!今後ホテルを出る時はホテルの名刺をもらっておこうと反省した。


  


第10日 クチトンネル

2014-03-19 19:06:01 | Cambodia & Vietnam ベトナム
2月27日 
Ho Chi Minh-Cu Chi Tunnels-Ho Chi Minh
寝台列車 泊

・天気  :晴れ 
・走行距離:4.5Km/日、積算距離:320.4km、平均時速: 5.9km/hr
・登高  :max 10m、積算 51m/d

朝7時に1階のレストランで無料の朝食。マネージャーのおばさんも食堂のお姉さんもベトナム語を教えてくれたりとても親切な人達で気持ちがいい。YさんとSさんはホーチミンに4泊する予定で連泊を交渉したけど満室で断られたので他のホテルを捜すことにして夕方まで荷物を預かって頂くことになった。僕も寝台列車に乗るまで自転車を預かって頂いた。
 

 

8時にSさんと僕はシンツーリストで手配したクチトンネルツアーに出かけました。バスの中で入場料9万ドンを要求されましたがそれをプラスしても一人995円。日本のツアーの30ドルは高い!
   

クチに着くとビデオの説明の後、色んなトラップの説明や当時のベトコンの生活について説明を受けました。


 



トンネル出口の大きさを説明後「体験したい人?」と言われたので即実施させてもらいました。
  

別料金の実弾射撃はしなかったけど、狭いトンネルを潜るなど積極的にツアーを楽しみました。


  




 
当時の食べ物「タピオカ」の試食がありました。味の無い芋の様で砂糖を付けると美味しく頂けます。僕とSさんが殆ど食べました。出口にはジャックフルーツの木がありました。




   

ツアーから戻り、フエからの寝台列車、クイニョンからタムキーまでのハードシートのチケット購入などしました。バイクが多いけど何とか自転車で走れそうでした。


Yさん、Sさん達が今夜泊まるホテル「ホアンリン」でパッキングをやり直し、夕食は屋台の鳥、魚など食べました。薄味で日本料理のようでした。


20時55分まだ十分時間はあったけど飲みなおすYさんSさんと別れてサイゴン駅まで夜の道を走りました。



 
駅の待合室で丸紅で働いたことがあるという学生達に自転車を褒められたりスマホでベトナム語を教えて頂きました。改札が開くと一人が僕の自転車を担いで10号車の所まで運んでくれました。ベトナム人って優しい!!


  

ソフトシートの上の段を予約した僕は自転車をコンパートメントのテーブルの下に自転車を収納しました。タイの国鉄は通路がカーテンで仕切られ通路に荷物を置くことが出来ましたがベトナムの寝台車は列車のドアもコンパートメントもドアで閉鎖され通路に物を置くことが出来ません。厚い毛布があり寝心地は良かった。