ハブ ア ナイス doi!その2

2024年。今年はどんな年になるかなあ。とりあえずしっかり遊ぼう。
日々のこと、つらつらと書きます。

西国三十三所 滋賀の観音正寺3

2022-07-14 21:05:11 | ウォーキング

観音正寺へ上がってゆく参道の石段には、
歩いてきた距離が石に
彫られて立っています。



最終12丁まであるようです。

あれ、こんな木の札もたっていますよ。



そこには西国古道と書かれています。
昔からこの階段道は参道の
ひとつだったんでしょうねえ。
途中でお弁当を食べました。
おにぎりとわずかなおかず。
そこに味噌汁を加えます。
修行の道も食べることは重要です。

ここまできつかったなあ。
まだきついかなあ。
最後が鎖場とかだったらどうするべ~
と考えてしまいました。
どうも胃袋だけでなく
脳みそもくたびれてきているようです。
お願いだから血管つまらんとってね
と頭に言うて聞かせときます。

さあ、食事も済んだら登りの再開です。
地図をよく見てみると、
登り始めが100mくらいで、
山頂は430m。
大体300mくらいの登りなんで
さほど厳しいことはないのですが、
やはり人のまったくいないことは
doironには恐怖です。

いつも人にすがって生きていますので、
孤独登山は恐怖との戦いです。
しかも足元は滑るので、
もう気持ちめいっぱい膨らませて
ヒーハー言いながら登ってゆきます。



道は七丁、八丁と過ぎてゆきます。

でも何となく前方の山の上に見える空が
近くなってきたような感じです。

やがて十丁を過ぎると、
急斜面もなくなってきました。
もうあと少しですね。
どうやら生きて無事にたどりつきそうです。

あ、このあたりには
カンアオイがありますねえ。
ギフチョウ生息地なんでしょうか。
お寺が近づいてくるにつれ、
山道にもいろんな看板が
立ち始めました。

観音正寺まで180mですかあ。



あと少しですねえ。



あ、三角点迄400mの看板があります。
このやまは繖山(きぬがさやま)、
別名観音寺山と言います。
山頂まで4丁かあ。
ここまでかなり体力を使っているので、
道をそれてはいけないかなあ。
お参り優先でここはパスしておきます。

やがて遠くで鐘のような音が
聞こえてきました。
ああ、着きましたねえ。
ここがdoironにとっては、
30番目の札所です。
お参りしていきましょう。



無事にここまで来れたことへのお礼と、
健康長寿を祈っておきます。
納め札も入れ線香、ろうそくも
揚げさい銭を入れていきます。

納経帳を引っ張り出して申し込みますと、
すらすらっと記載してくれますねえ。
ありがとうございます。



本尊のまわりもじっくり眺め、
裏口から入ってきたので



表参道もじっくり見て歩きます。



ここから見渡せる景色は、
通常「蒲生野(がもうの)」といわれます。



琵琶湖沿いの広い平地ですね。
昔は水生植物が繁茂する
野原だったんでしょうねえ。



いまは田畑が静かに広がっています。

何とか目的地に到着しましたね。
ホッと一安心です。
結局階段道ではだれにも人に会わずに
登ってきたので
何もなくて本当によかったです。

帰りは車道をぶらぶら
歩いていきましょう。
この車道は途中から有料道路に
なっていますので、
どんどん下ってゆくと料金所に
出てきます。
その先で道が分かれていますので、
そこの担当の人と話しました。

信長の館から桑実寺を越えて
観音正寺に行ってきたのですが、
車を置いてある信長の館は
右ですねと聞くと

「へ~あれを登ってきはったんやあ」
と驚いてはりました。
やはりあまりあちらを登る人は
いないようですね。

でもまあ西国古道の一部を歩けたので
こちらとしてはもう上出来です。
あんなに人のいないさみしい道
だと分かっていたら
きっといかなかったでしょうね。

展示会を終えて久しぶりの歩きでしたが、
これはとても思い出に残る
きついお参りのひとつになりましたとさ。


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