さんまに色を落とすときは、
背中の青い色が肝心だと思うのです。
そこで、まずそれらを塗りました。
それから下の焦げた部分に
色を落としますが、
すこし赤っぽい色の焦げ具合が
うまそうに見えます。
ただし、焦げた部分は少し
イガイガっぽく描くのが必要ですね。
脂が多いので、焼け方が均一ではありません。
そして焼けていないところは、
黄色を落としてゆきます。
口の辺は網と接していないので
ネットに書かれていたように下唇が
若干長いように描いています。
目は白に黒という目の描き方で
描こうと思いましたが、
どうも家の焼きさんまを見ていると、
焼いたのは目が真っ白なんです。
じゃ真っ白に塗るかと考えていたのですが、
なんかちょっと愛想がないので、
小さく黒い点を描くようにしました。
「僕を食べてよ、おいしいよ」
と目がモノを言ってる雰囲気にしました。
ひれとさんまは黄色メインで塗りました。
なんか脂がのってるよって感じがするでしょう。
尾っぽの手前にある体には
小さなこぶ的なものを残しています。
えらの部分も描いておきましょう。
次に大根おろしとすだちも描きましょう。
スダチはいい感じで書きましたよ。
それから大根おろしも描きましたが、
白一色なんでなんか塗り忘れて
いるように見えるので、
醤油もかけておきました。
皿は、まるでさんまのために
作られたような細長いさらです。
我が家では丸っこい大きな皿に
置かれていましたが、
絵の中ではさんまにふさわしい
長方形の皿に置きました。
そしてただ長方形だけではなく、
焼けたさんまの油をととめておこうと、
端っこを少し上方向にそらしています。
芸が細かいでしょ。
その前に箸を置いて一応完成です。
色の具合は、ほぼ自分が思った通りです。
絵から遠ざかって、
チンゲンサイ、
尾瀬の風景図を描いてきただけあって、
すこし絵に慣れてきましたね。
よかったよかった。
でももう少し工夫しましょう。
さんまの身が良くつまっているように
影もつけましょう。
なのでお皿にも、
お箸にも影を付けておきました。
ここまでできたのを、
絵の友達にこんなのできたよと
メールで送ってみました。
「おいしそうに焼けてるねえ。
でもねえ、箸置きが逆だよ」
という返事。
「うわ~」たしかにそうです。
先端を浮かすために置く
箸置が根元の方に置かれています。
これはあきませんね。
でも書き換えるのも手間やなあ
と思ったので、パソコンで画像を取り込み、
箸の部分を消して書き換えるという作業で、
なんとか見れるようになったなあって感じ。
この頃には言葉の方向性も
決まってきておりました。
脂のっているのを言葉に入れようと
思っていました。
なので少しだけ、お皿に油をこぼしておきました。
これで完成ですね。
一枚の絵を描くだけでも
いろんな試みをしているでしょう。
今回は時期的なこともあるので、
新聞社に投稿することにしましょう。
なので絵にはdoironの
文字をボカシで入れています。
ちょっと絵を中断後3枚目の絵になると、
だいぶ思いを表現できるようになりました。
このイワシは、今年の
カレンダーにも採用しようと思っています。
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