さて、ジムのスタジオ内を
クルクル回る運動を続けているが、
どうも靴が長い間履いているので
ばらけ始めている。
これまで何度か修理をしてはいてきたが、
今回は重症だ。
早速家で補修に当たってみよう。
接着剤を買ってきて、
ぬりぬりをしてみた。
塗った後はメンディングテープで固定して、
一日放置してみたのだ。
う~ん、どうやらくっついたようだ。
ではさっそく履いてみよう。
ところがだ。
6クール目くらいに、どうやら
接着剤の効果がなくなり、
もう上と下が分離してしまったのだ。
これはあきません。
もう応急的にひもをまいても走れませんね。
いったん今日は練習をやめようか
と考えたのですが、
これも気分悪いしなあ。
仕方ないのでジムで貸し出しを
している靴を借りることにした。
これ。
しばらくそれで走ってみると、
クッションはいいのだが
どうも足首が固い。
それは、今まで履いていた靴の
せいなのかもしれない。
底は減っていないのに
アッパーが穴が開くほどヘタっていて、
左右にグニュグニュ動くほど
柔らかくなっていたから、
そのイメージが足に
残っていたからかもしれない。
どちらがいいのかどうかは
よくわからないね。
まあその日はとにかくその
臨時のくつで走り終えた。
さあ、ではこれからどうするかである。
再度修理して使うか、
それとも新しい靴を買うか。
いや、でも待てよ。
古いけどちゃんと保管してある
靴を再利用するのはどうだろうか。
物置の下駄箱の中を見てみると
3足くらいは使えそうな靴がある。
よし、ではこれを一度再利用してみよう。
まずは、ニューバランスの底の薄い靴である。
これは、レース時には履いていたが
あまり練習では履かなかったなあ。
というのもこの靴は
吹田方面でやった5時間走の大会で
オープンの部で優勝した時に
いただいた賞品の靴である。
あれは高橋尚子がオリンピックで金メダルを
とった日のことだったなあ。
doironの小さな栄光の日でもあったのだ。
表彰後、この中から選んでください
と並べられた靴の中から、
あまりこんなに薄い靴は
自分で買うことはないだろうな
と選んだ靴である。
ではこの靴を履いて走ってみよう。
スタジオ内は木の床なので
柔らかいので薄くてもいいだろう
という思惑もあった。
5年くらい履き続けた靴でも
底の減りはほとんどない状態だったから、
推して知るべしである。
でもいちおう念の為と、
この靴を再度調査したが、
目に見えて差し支えがあるほど
悪いところは無い。
一番へたっているのは靴の横に貼られた
メーカー名のシールが
はがれそうになっているだけだ。
それならこれを接着剤で張っておくことにしよう。
いや待てよ、こんな修理なら
フクスケマークを張っておくか
なあんて考え足りもしたが、
まあいくらふざけた暮らしをしている
doironでもそこまでやらなくていいだろう。
ニューバランスの「N」のマークを
しっかりと貼り付けた。
これで完璧だ。
翌日さっそくそれで走ってみた。
もう前の靴みたいにキュ、キュと
緩んだ感じもないし、
底がはがれてペタペタという事もない。
う~ん、なんか生活が静かになった
感じがするなあ。
それに確かに底は薄いけれども、
レース用に作られた靴だから
安定性は抜群だ。
しばらくはこの靴でも履いてみて、
走行距離を伸ばしてみよう
と考えている。
まあ年金暮らしであるから
節約の靴選びだね。
次の目標は、当然doironの遊びの
さらなる充実でもあるが、
物理的には1000kmを
目標にしようかな。
絶対無理しないで、
体に負担の無いように
ぐるぐるまわりを続けていこうと
考えた静かに走るdoironだったのでした。