中央アルプスの夏休み１

日本のアルプスといわれる山々は
大きく分けて３種類あります。

飛騨山脈を中心とした北アルプス、
赤石山脈の南アルプス、
そして木曽山脈を中心とする
中央アルプスです。

今回の登山の目的地は
その中央アルプスです。



最高峰は日本百名山のひとつである
木曽駒ケ岳で標高は２９５６ｍ。
３０００ｍにあとひと息の高い山なんですが、
ロープウェイを使って
比較的簡単に行ける山として
とても人気になっています。

そのロープウェイの終点から
山の稜線に至るまでに広がる景色が
千畳敷カールと呼ばれる
典型的な氷河圏谷なのです。

そうロープウェイを降りたところが、
もう高山植物帯に近い
森林限界になっているのです。
なのであまり高山に
登ったことがない人でも、
ロープウェイで簡単に
アルプス気分を満喫できる
というのがこの地域の大きな特徴です。

かつて若い時にこの地域に
来たことがあるという友達は、
そのロープウェイを降りたところにある
千畳敷ホテルに泊まれば、
気持ちいいやろなあと
ずっと思っていたそうで、
一度ここに泊まってみたい
と考えていたんだそうです。

じゃあ、夏の旅行はそこにしよう
ということになりました。

ところがねえ、こんな季節のいい時の
標高２６１２ｍにあるそのホテルは、
宿泊料が４万円近いという高額でした。

こりゃあどうする？という話になり、
いろいろと健闘した挙句、
やはりそこでの宿泊は
やめようということになりました。

そんなんだったら山の下でも
いいからいいところに泊まって
温泉に入ればもっといいやん
という意見が大半です。

結局そういうことになり、
その段階で旅館の段取りが
すべてdoironに回ってきました。

わかりました。
ではdoironが計画をしてみよう
ということになり、宿の予約等の
すべてがこちらに回ってきたのです。

わかりました。

では周辺の地図等を見ながら、
旅の計画すべてをこちらで
やることになりました。

一台の車に５人が乗る計画で
旅は進んでいきます。
あーじゃないこーじゃないと
色々シュミレーションしながら、
旅の計画はほぼ決まりました。

概ねこんな感じです。

初日は朝七時半に出発です。
まず最初は妻籠、馬籠を見学しましょう。



中山道の宿の跡です。
今も両宿には街道跡が残っていて、
なかなか風情のあるところです。
そこで観光アンド昼食を済ませたら、
早い目に一泊目のホテルに入って、
温泉と少しのビールを
満喫してのんびり過ごしましょう。

そして二日目がこの旅のメインである
中央アルプス登山です。

ロープウェイを降りたら、
個々のペースで登ってゆきます。
行けるものは木曽駒まで登るとともに、
帰りには宝剣岳の方にも回ります。

最終はロープウェイ乗り場で
待ち合わせて、下って来る
というマイペースな山遊びを楽しみます。

そしてこの日はまだありますよ。
二泊目の宿泊はキャンプセンターの
バンガローを抑えています。
そこでBBQをやる予定なのです。



肉はあらかじめキャンプセンターに
予約しておきました。
なので、町の方へ降りて行って
野菜などを買い占めて
戻ってくる班と準備する班に分けて
用意をしてゆきます。

山でへとへとになったら、
この段階もかなりハードです。

１年間で最も忙しい一日になる予定です。

そして三日目は、駒ヶ根の地元で
道の駅などを楽しんだ後、
天竜峡もしくは恵那峡を見学し、



昼食を食べた後は関ヶ原の
日本最大の風鈴祭りを見にいって
旅を終えるという計画です。

そんな感じで、
では旅に出かけてゆきましょう。

続く