つぶろこ☆ぶらつく１

お絵描きの展覧会が終わって、
もう二か月がたっている。

本当に月日の流れるのは速い。

あの展示会では、
いろんな知り合いに会ったり、
過分な励ましをいただいた人も
たくさんいます。

お店の人もそうですし、
始めてこられたお客さんでも
とても親しみを持って
接していただいた方もいます。



毎日店に来てくれて、
いろんな話をしました。
まあこちらの話は、
へたくそな絵のことのほか、
ちょっと一般人にはわからない
競技なんかの話になることも多いから、
いろいろ聞かれれば仰天の答えに
なることも多く、とても興味をもって
聞いてくれたなあって感じでした。

そんな風にいろいろ親しんで
いただいたというのに、
コロナなんかのおかげで
展示後もあまり行けずに
ご無沙汰しているのは
とっても申しわけない
という気持ちなのだ。

実際その後も新聞なんかでは
絵を掲載したりしてくれているので、
世間を騒がしていることの
報告にも行かなくちゃなあ
と思っていたのだ。

そんな話を、今回、お絵かきの
モデルにもなってくれたし、
展覧会にここを紹介してくれた
じゅんちゃんと話していると、
じゃあ行こうということになりました。

メンバーはその時に一緒に
モデルをしてくれた村Kさんも一緒に参加し、
珈琲の後は新世界まで歩いて移動して、
串カツを食べて帰るツアーを
実行することになったのだ。

まあもう全く元気な人たちです。

ところが一方で、この頃大阪も
コロナの感染で通天閣も赤くなる
ということになりました。
なので平岡珈琲を出て本町から
南を通り抜けて串カツをいただく
というあそびはもう、
感染の真っただ中を
縦断するようなものであるから、
やばいかもしれないので、
さすがに中止をしていただく
ということにしたのです。

やはりねえ、今が一番悪くなってきたよ
というときに、なおかつ火に油を注ぐ
ようなことになってはいけません。
そうして二人には納得してもらいましたが、
じゃその代わりにどこか静かなところに
遊びに行こうということになりました。

いろいろと候補地が出たのですが、
最後は二人はまだ行ったことのない
「津風呂湖」に行こうということになりました。

あそこならほとんど人に会うことも
ないだろうから問題なしだろう
ということで、その平岡の予定日に
三人で車で出かけていくことになったのです。

車は村上さんの車です。
これなら全員運転できますから、
何となく安心です。
では、実行しましょう。

まずは、じゅんちゃんの仕事が
終わる昼前に職場の近くまで
迎えに行きます。
無事に合流したら、
現地に向かいましょう。

予定では吉野運動公園に向かい、
そこに車を止めて散策の予定です。
和泉山脈をこえ、京奈和自動車道で
五條に向かい、そこから吉野を目指します。

この吉野に差しかかる辺りは、
昔よく自転車でウロウロしたコースですね。

さてもう一度津風呂湖というのを
まとめておきましょう。

紀ノ川水系に作られた津風呂ダムで
作られたダム湖で、周囲３２キロ、
広さ１５０ｈａの灌漑用ダムです。
桜や紅葉などで季節の景色もよく、
かつては桜を眺めに来たこともありますね。

ここはブラックバス釣りや
カヌー遊びなんかでもよく利用される湖です。
場所的には吉野の入り口付近にあり、
結構入り組んだ山の中に存在していて、
静かに水をたたえたその姿は、
ｄｏｉｒｏｎにはすごく
神秘的に見える湖ですね。

吉野川から吉野山へ登ってゆく道を超えて、
その先を左に曲がって
どんどん進んでいくと、
津風呂湖の周辺に出てゆきます。

続く