白兎神社の参道入り口には、
こんな看板も建っている。
「鳥取県は星取県になりました」
この鳥取県ではどの市町村からも
天の川が見れるそうです。
人口が少ないからねえ。
街の明かりが多くないのでしょうねえ。
そして星空観察で最適なのは
当道府県庁所在地としては
鳥取市がナンバーワンだそうです。
それにしても、星取県とはねえ
四国のうどん県みたいな感じですね。
世の中にはいろんな取り組みがあるものです。
さあでは神社の階段を上ってゆきましょう。
この途中にも様々なものがあります。
これは砂で出来た人形群ですね。
そして車ユリが咲いてるぞと思ったら
ガマの穂もあります。
なぜここにガマなのかはわかりますか。
サメに皮をむかれた兎が、
真水で体を洗いこのガマの穂の
上に寝たら直ってきたという
神話があるからです。
そもそもこの白兎神社の
まわりの社叢は国の天然記念物なんです。
山陰地方の海沿いの森が
貴重な形で残っているからだそうです。
神社なんかの社叢はこうして
残されていることが多いですねえ。
白兎の乗ったライトが階段の
横に続いています。
そしてその先の山道を進んでいくと、
右に
「御身洸池(みたらしいけ)別名、
不増不減の池」というのがあります。
で、ここで後ほど気が付いたのですが、
この池の名前の中の
「洸」という字は、
この後で生まれた二人目の孫の
名前に使われているんですね。
なんかおじいちゃんの行動と
新しい孫の命との
関連を感じますねえ。
その池のことは、
テレビのブラタモリでも
やっていましたね。
この池は鳥取砂丘の西の端で、
地面の下で砂丘の水の部分と
つながっていて、雨が降っても
日照りが続いても
同じ高さで水が残っている
という池です。
孫への愛情は変わることはないという
そんなことも表しているのかもしれません。
それから白兎もこの水で体を洗ったのかな?
見た目も何となく神秘的だし、
いろんな面で自分とも関連する
神秘的な雰囲気のする池でした。
神社の本殿はこの池と反対の左側の方にあります。
立派な駒兎があるのかなと
思っていましたが、
それはなかったですねえ。
お参りする前に本殿の周りを
色々と眺めてみましょう。
ここには菊座石という石があるそうです。
本殿を支える石が丸い形をしており、
そこに菊の模様が彫り込まれているそうで、
神社の創設と皇室が何らかの
関係があったことを
物語っているといわれています。
今回はこの神社にも来る予定だったので、
朱印をいただいて帰ることにしました。
参拝記念なんですが、
金色で書かれた白兎のスタンプが
印象的でしたね。
その後本殿で孫のこと、
お絵かきのこと、
今回の旅のことなどを
述べてお参りしてきました。
これで二つ目の目標地を
クリアということですね。
また同じ階段を下っていって、
ついでですから海の方も見てみましょう。
島が一つあってそこに岩礁が
続いています。
ああ、兎はサメの上を走った
と言ってますが、あそこを
走ったというところから
連想されたのかなあって感じですねえ。
自然の姿と人々の思いが
何となく融合する景色
なのかも知れません。
さあではここでコーヒーを一杯飲んで、
次の目的地について考えましょう。
入ったお店は土産物屋の中にある
「すなば珈琲」です。
平成26年には47都道府県で
スタバコーヒーの無いのは
鳥取県だけでした。
それを受けて平井知事は
「鳥取には“スタバ”はないけど、
日本一の“すなば”がある」
と発言したことから、
地元企業が作った
といわれるコーヒー店です。
もう今や11の店舗を
展開しているそうです。
つづく