今日は昨夜から
ずっと雨が降っており
鬱陶しい一日でした。
そのせいで
家で本を読んだり
写真の専門誌を見たりしていました。
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さて、年が変わり
大相撲春場所が始まりました。
そして
今日が5日目。
盛り上がっていますね。
昨日なとば大入りでした。
相撲界はこの何年も
1強、その他弱といえる
時代が続いています。
その1強とは
知る人ぞ知る
横綱 白鵬 です。
この大きな壁をその他の力士が
なかなか乗り越えられない
状況になっています。
その他の2人の横綱である
日馬富士、鶴竜も力及ばす
といったところです。
そして
期待し続けられている
稀勢の里、琴奨菊も
大関を守るのが必死といったところです。
白鵬が強すぎるのか
その他の相撲取りが弱すぎるのか。
大いに気になるところです。
そういった中で期待される
力士がようやく
現れてきました。
関脇逸ノ城
前頭東2枚目 照ノ富士
前頭東3枚目 遠藤
などがそうですが
白鵬を脅かすまでには
まだまだ時間を要すると思います。
数年前
大相撲は八百長相撲で
社会的に大きな問題になり
相撲界が揺れに揺れました。
しかし
、なんとか
信頼を取り戻し(?)
現在に到っています。
ここで疑問があります。
相撲の世界は
相撲界と角界(角力界)という
二つの言葉で表現しています。
この違いは何なんでしょう。
日本相撲協会が設立される大正時代まで
相撲のことを角力と書いていました。
「角力(カクリョク)」、「相撲(あいうつ)」
相撲も角力もどちらも
もとは中国の古い文献に
出ている言葉らしいです。
そして
相撲は色々読み方が変化して
「すもう」と言われるようになったのです。
では、
どちらが正しい表現なのかと言うことになりますが
「相撲」でも「角力」でもどっちでも
いいらしいです。
つまり極端に言いますと
いい加減な使い方をしているのです。
よって
相撲界とか角界とか表現されるのです。
強いて言えば
角力好きの人たちを
「好角家」と言っており
その言葉が現在もあり
「角界」が残っているのかも
しれません。
そして
相撲に関して
もうひとつ疑問があります。
相撲取りが頭に結っている
髷(マゲ) のことです。
この髷のことを何故
「チョンマゲ」というのでしようか。
相撲取りになりますと
十両以上の関取は
「大銀杏」という髷を結うしきたりになっています。
しかし
最近
逸ノ城や遠藤等は
出世が早すぎて、
まだ髷を結うことが出来ていません。
まぁ、これはこれで
相撲界にとっては
嬉しいことかもしれません。
相撲取りはなぜ髷を結うのか。
現代の大相撲のもとになった勧進相撲が
盛んになったのは江戸時代。
このころは武士も町人も
丁髷(ちょんまげ)を結っていました。
しかし
明治維新の断髪令で
丁髷は姿を消してしまったはずなのに
相撲の世界だけに
生き残っています。
その理由らしきものは
相撲好きだった伊藤博文などの
働きかけも大きかったという。
明治42年には、
関取は「大銀杏」でなければならないという
決まりもつくられています。
実はこの明治42年は
新設された大相撲の常設会場が
国技館と命名された年でもあります。
それまで日本では国技という言葉は
ほとんど使われていなかったが
この国技館ができたことで
相撲は日本の国技というイメージが
一般に広がっていくことになったのです。
国技となれば、
日本の伝統に根ざしたものでなくてはならないということで
髷は堂々と伝承されたのです。
さて、お相撲さんのトレードマークである
「髷(まげ)」ですが
髷の形が
「 ゝ 」
に似ていることから
「 ゝ髷(ちょんまげ) 」 といったそうで
その後
「丁」の字をあてるようになったのです。
それで
丁髷(チョンマゲ)と書かれるのです。
さて、相撲界には
「大銀杏が結えないほど頭髪が薄くなると引退」
などと言われていることを
聞くことがあるのですが
これは流言に過ぎず
実際には関係ないそうです。
ただし
横綱土俵入りの露払いや太刀持ちを務める際の力士は
大銀杏でなければならないという
暗黙の了解があるため、
大銀杏の結えない力士は
務めることができないそうです。
しかし
原則的に大銀杏という髷は
大相撲の関取(=十両以上の力士)だけに
許される正装のヘアスタイルで
基本的に取組や弓取り式などで
土俵に上がる際や
相撲甚句(すもうじんく)歌唱のときなどに結います。
稽古のときなど日常は
丁髷にするのが一般的なのです。
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相撲界は長き歴史ある世界なので
時代が変わっているからといって
どんどん新しいものを
取り入れるというような文化は
なかなかないように思えます。
しかし
髷の解釈を広げて考えますと
ひとつのファッションですから
流行り、すたりがあり
さまざまなバリエーションが
あってもよさそうです。
古いものが見直されて
再流行することもあります。
その意味では
髷も変化しても面白いのではないかと
思います。
金髪あり、角刈りあり、花魁あり
などなど
こんなのもいいかも ・・・・
←笑って相撲にはならないかも ・・
色々な髷の形が生まれれば
相撲ファンには
楽しみが確実に増えるかも
しれませんね。
日本相撲協会さん
如何でしょう ・・・・・?。
検討に値すると思いますが ・・・。
そんなことはないですか ?。
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話は少し変わりますが
皆さん
相撲甚句はご存じですか。
一度、聞いて見て下さい。
↓
花相撲や巡業相撲の土俵上で
力士が披露する甚句。
甚句は元日本民謡の一種で
相撲甚句は越後甚句の流れといわれる。
力士が余興的に土俵でうたい
それに合わせて踊ったので
この名が生まれ
江戸時代末期から始まったらしいです。
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大相撲春場所も後10日
楽しみたいと思います。
白鵬の33回の優勝で決まるのか
はたまた
どの力士が阻止するのか。
1強の世界では面白くありません。
政治も同様です。
自民党の1強では
国民にとって不幸です。
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では
皆さん
今日も素敵な一日で
ありますように
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