富山市では
日本の伝統芸術を
残していこうと
約60年前から
あるコンクールが
開催されています。
そのコンクールとは、
昭和20年の富山大空襲により、
市街地は壊滅状態となり、
その後、
廃墟からいち早く立ち上がり、
市の復興がほぼ完成した昭和30年、
富山市に明るさと
平和感を与えようと、
富山商工会議所や
富山市の発案で
「全国チンドン・コンクール」という
ユニークなイベントが
誕生したのです。
このイベントは、
全国のプロのチンドンマンが
その技と アイデアを競う
全国唯一のコンクールとして
話題を呼んでいるのです。
毎年
人と人のふれあいの街角に
、郷愁のメロディと
笑いの渦が巻き起こり
全国に鳴り響く
『チンドン』の音色が
集合しているのです。
いいな~ いいな~
こんな文化が
引き継がれているなんて(ちんどん屋)
ドラえもんではありませんが ・・・
こんなこといいな
できたらいいな
あんまり関係ありませんでしたね
・・・ 失礼しました。
でも、
ちんどん屋の文化が
引き継がれていることは
あまりご存じでは
ないと思います。
特に、
今の若い人たちは
知らない方が
多いのではないかと思います。
そこで、
ちんどん屋とは何かを
少しだけ
コメントさせて頂きます。
人目をひく服装をして、
鉦〔かね〕や太鼓、
三味線・クラリネットなどの
楽器を鳴らしながら
広告・宣伝を行う
職業の人々の事です。
日本特有の街頭宣伝業で、
別名「東西屋〔とうざいや〕」、
「広目屋〔ひろめや〕」とも
言われています。
今年は第60回となっています。
決勝大会は
本日4月6日となっています。
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そこで
昨年の大会は
2013年4月7日に
第59回全日本チンドンコンクールが
富山市総合体育館で本戦が行われ
、
政丸(大阪)が
2年連続3度目の
優勝を果たしました。
この全日本チンドンコンクールは、
戦後復興した富山の街を
盛り上げようと始まり、
昨年の大会も
大いに盛り上がりました。
北は秋田県から南は宮崎県まで
30チーム、90人のチンドンマンが
参加して、
満開の桜の下、
チンドン太鼓が奏でる
陽気な音色に誘われ、
たくさんの人たちが楽しんだとのこと。
本戦は、
全国のプロ30チームのうち
予選を勝ち抜いた8チームが
トーナメントで競い、
にぎやかな口上や演奏を披露した。
決勝のテーマは北陸新幹線。
59回全日本チンドンコンクール本選 決勝
チンドン芸能社 美香 VS 政丸
↓
第59回全日本チンドンコンクール
閉会式 大合奏
↓
凄いですよね。
59年も続いているんだ。
政丸は、
しんきろうや呉羽梨など
県内の観光・食の魅力を
テンポの良い口上で
紹介したほか
「移動時間が短くなるので、
離れて暮らす家族に会いに行ける」と
しんみりと呼び掛けた。
初めて決勝に進んだ
チンドン芸能社美香(東京)は、
歌舞伎の動きを取り入れるなど
迫力ある演技を披露したが
及ばなかった。
政丸の花田雅史代表(41)は
「メンバーが代わり、
初出場のつもりで
精一杯取り組んだ。
達成感がある」と
喜びを語っていた。
悪天候で中止になった恒例の
大パレードに代わり、
全チームで「お祭りマンボ」など
数曲を合奏し大団円を迎えた。
では
ちんどん屋とは何かの
簡単なまとめを ・・・
ちんどん屋は、
商店の開店や売り出し、
催しの告知などを、
広く一般に宣伝して
知らせることを
目的としています。
人目を引きつける手段として、
ド派手なユニークな着物を着て、
かつらをかぶり、
歌舞伎のようなメイクを施し、
鉦や太鼓などの楽器演奏を行い、
雑然とうねるように練り歩きます。
一時は廃れたちんどん屋ですが、
現在の高度情報化社会のなかで、
ちんどん屋のもつ
ダイレクトな
コミュニケーションが
見直されています。
宣伝やPRの手段として、
ちんどん屋に
注目している
大企業もあります。
ちんどん屋は、
伝統的なちんどんの技術を
受け継ぎながら、
マスコミ出演、
海外進出、
ライブ出演など、
時代にあわせた
新しい活動を展開しています。
● 戦後は庶民のスターに
1845年(弘化2年)に、
大阪千日前で、
飴売りの飴勝〔あめかつ〕という人物が、
飴を売り歩くのが評判になりました。
やがて
その声を生かして
寄席〔よせ〕の客寄せを
引き受けるようになり、
「声を使い街を歩いて、
何かの宣伝をする」という
ちんどん屋が生まれました。
その後、
戦後(昭和30年頃)のモノがない、
情報がない、
娯楽がない時代に、
ちんどん屋は
庶民のスターとしてもてはやされ
、最盛期を迎えました。
しかし
広告の発展や
交通事情の悪化、
後継者不足などが原因で、
ちんどん屋人口は、
昭和後期には、
わずか数百人にまで
減少してしまいました。
● 自由な楽器編成
楽器の編成は、
ちんどん屋の代名詞でもある
「ちんどん太鼓(※)」に加え、
三味線、クラリネット、
トランペット、サックス等が
メロディの演奏を担当します。
大編成の場合、
他にもアコーディオンやギター、
トロンボーン等の様々な
楽器が編成に
加わることもあります。
これらの編成に特定の決まりは無く、
その都度変動します。
(※)ちんどん太鼓
鉦・締太鼓〔しめだいこ〕・
大胴〔おおどう〕の
3種類の打楽器を組み合わせ、
かついで歩けるように
工夫されたものです。
町並みで
ほとんどみることが
無くなったので、
ちんどん屋という文化は
消えたのかと思っていました。
そして、
ちんどん屋の大会があるなんて
素晴らしい。
今度、
機会があれば
是非とも見に行きたい。
日本の良き文化が
時代と共に消えていくのではなく、
後世にも
引き継いでいくことが
大切だと思います。
あゝ
懐かしいちんどん屋の音が
蘇ってきそうです。
日本の良き文化を
失わないでほしい。
ドラえもんのうた とは、
こんなこといいな できたらいいな
あんなゆめ こんなゆめ いっぱいあるけど
みんなみんなみんな かなえてくれる
ふしぎなポッケで かなえてくれる
そらをじゆうに とびたいな
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