「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<430> つらいなぁ~

2007年05月19日 | つれづれ
 買い物を終えたスーパーの店先で、バイクに乗ってきた知人と偶然会った。

 立ち止まり、挨拶を交わす。

 おもむろにメットを外し、バイクのシート部分を開け、メットを収納する知人。

 覗き込む私・・・

 「こんな所に子供を入れようと思う?」

 知人も気付き、その手を止め同じように眺めつつ、「思わないよね?」

 
 大阪の21歳の母親と再婚男性が引き起こした余りにむごい事件に胸が痛む。

 2歳のお誕生日に遺棄された遺体が発見されたと言う男の子・・・


 我が子の「母子手帳」を久々に取り出し見てみると。1歳10ヶ月の計測で身長82cm、体重11kgとある。

 記載されている身体発育曲線のグラフと照らし合わせると、同じ月齢の平均枠のちょうど真ん中だった。

 個人差はあろうけれど、まもなく2歳になろうとする子供の大きさだろう。
 
 おんぶするでもなく、抱っこするでもなく、思いもつかない場所に我が子を押し込み、虐待していると言う自覚も無いこの母親は、今年1月に児童相談所に「育てられない」旨の電話を入れていたそうだ。

 またしても児相が絡んでいながら、幼い命が救えなかった。


 熊本の慈恵病院が世間の物議の中、「赤ちゃんポスト」の運営を開始し、最初にそこで保護されたのは乳児ではなく、3歳の幼児だった。

 父親に置き去りにされた子供の精神的な不安はあるものの、少なくとも生命の危険はなかった。

 「赤ちゃんポスト」のネーミングからして、赤ちゃんも物扱いしているようで、賛同する気は余りなかった。

 しかし、親としての責任などと言う気持ちも持ち合わせていなかったであろうこの母親には呆れるが、狭いメット収納スペースに押し込められ息絶えた幼子を思うと、「赤ちゃんポスト」の存在も有りなのかと思えてくる。


 21歳と言う若さではなく、人間として欠落しているこの母親を擁護する気は無いが、物のようにシート下に押し込まれ、命尽きた後、ポリ袋に入れられゴミのように遺棄された幼子を思うと、なんとか守れた命ではないのかと悔やまれる。


 ここ連日、常軌を逸した事件が頻発している。

 日本が病んでいる・・・

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