湾商(マンサン)のサンオクと、パク・ヂュミョンを排斥して松商(ソンサン)の大房(デバン)に座に納まったチョン・チス(チョン・ボソク/ 『彼女はボス』でも策謀で社長の座を乗っ取る悪役だった・・・時代劇の方がかっこよく見えたw)。
二人は共に商才ある有能な人物だった。
チスは落ちぶれたものの両班(ヤンバン)出身。
貧しい生活から抜け出す為、あえて商人の道を選ぶ。
サンオクが湾商の鍮器廛(真鍮製の生活雑貨小売店)の使換(サファン/使用人、店員)となった時にはチスは本廛(本社)の書記(ソギ/経理責任者)で、且つトップのホン都房(ドバン)の一人娘、ホン・ミクム(ホン・ウニ)の家庭教師も務めるほどの信頼を得ていた。
ミクムも心を寄せ婚礼の準備が進む中、未だ対面を重んじる平壌(ピョンヤン)に住むのチスの母は反対していた。
折りしも商圏拡大を画策する松商(ソンサン)のパク大房(デバン)は、チスに近づく。
成り上がる事を急ぐチスは、湾商を裏切り、松商に身を投じる。
湾商が官僚への裏金を一切使わないの対し、松商は積極的に権力者へ近付き、袖の下の見返りに様々な利権を得ていく。
売れ筋を先読みする能力はサンオクに匹敵すると思われるが、チスは「買占め」て高く売る事で利を得ようとする。
しかし、サンオクは庶民の生活を圧迫するような高値販売はせず、米や塩など救済の為放出さえしていく。
手段を選ばないジャン・ソッジュ行首(ヘンス)を配下にした事で、更にチスのやり口は汚くなっていく。
禁じられている密貿易を行ったり、長辺と呼ばれる高利貸しを始めたり、同じ金儲けでも危ない橋を渡りだすチス・・・
最後には湾商の換(ファン/約束手形)や倭銀(日本の銀)の偽造にまで手を染めていく。
一方、サンオクが再興した湾商本廛の書記になったホン・デス(パク・チャンファン/チャングム父です)は、サンオクの右手となって活躍する。
しかし、その正体は後に農民反乱を決起する洪景来(ホン・ギョンレ)だった。
サンオクの富と人望を得る為、湾商に潜入し、サンオクを引き込もうとしたのだった。
しかし、サンオクは鼎革(革命)を目指すホン書記に鼎の三つの足を財物欲・名誉欲・権力欲と言う人間の欲だと告げ、そのバランスを失えば鼎の安定は得られぬと言い切る。
そして、あくまでも自分の立場を守ると言い切り、自分の座右の銘を書して贈り、死を受け入れるべく目を閉じた。
ホンは湾商で働きながら、サンオクの人格・人徳に触れ、大事を打ち明け拒否されながらも、抹殺する事が出来ず、サンオクが脇に追いた黒笠(フンニプ/帽子)に刃を突き立てただけで立ち去り、仲間にも殺めたと嘘を付く。
1811年(純祖11年)に洪景来は蜂起するが、定州(チョンジェ)城にて鎮圧された。
政治が乱れ汚職や収奪などが横行したこの時代、苦しさに耐えかねた農民たちの反乱が頻発するが、「洪景来の乱」は農民だけでなく、西北地方への地域差別に対する反発や没落両班、新興地主などを巻き込んだ大規模な反乱だった。
後年、チスらにより、ホン書記が逆賊:洪景来だったと暴かれ、洪景来が湾商の蔵から持ち出した天銀(清国の銀)2万両が逆賊の活動資金となったとして、サンオクはまた義禁府に押送される。
チスは賄賂で権力者パク吏判(イバン)を動かし、サンオクを「大逆罪」で亡き者にしようと躍起になる。
湾商関係者及び住民、また赴任地郭山(クァクサン)で漆の生産やその工芸品製造を普及させ、貧窮にあえぐ生活を救済された農民たちは自主的に、サンオクの無罪を訴える嘆願請求を始める。
字を書けない者の変わりに名前を代筆し、名も無い人は中指と人差し指(ちょうどVサインw)の指形を取って・・・
松商を追われたパク元大房、娘ダニョン、ファン・デホそして彼らのボディガードのジンハン(チャングムでパンスルの用心棒だったw)は鉱山事業を手掛け、苦難の末、金の鉱脈を見つけた。
その鉱山に難民を救済する為と寄付を求めにやって来た洪景来に、快く500両を出したダニョン。
しかしこの事が謀叛へ加担したとされ、ジンハン以外の三人は官となる処分を受けていた。
仇である三人をサンオクは身を挺して救う。
パク元大房はサンオクと亡き父ボンヘクに心から詫びる。
チスと結託しサンオクを追及していたパク吏判に松商がかつて渡して来た裏金を記した秘密の帳簿を提供したパク元大房のお陰で、パク吏判は失脚。
その後任を受けたのがサンオクの人柄を知っている清廉な高官ユン・ヂョンホ。
王の真相解明の強い意志もあり、サンオクの無実は証明される。
松商で暗躍したソッジュ行首とソレ行首(チャングムで中宗の至密尚宮役)は投獄され、チスは毒をあおって自害する。
パク元大房は、有能な若者(チス)を自分が道を誤らせたと苦悩を吐露しているように、チスがもし湾商のホン都房の元で商道を歩んでいたら・・・こんな非業の死を遂げる事はなかっただろう。
二人は共に商才ある有能な人物だった。
チスは落ちぶれたものの両班(ヤンバン)出身。
貧しい生活から抜け出す為、あえて商人の道を選ぶ。
サンオクが湾商の鍮器廛(真鍮製の生活雑貨小売店)の使換(サファン/使用人、店員)となった時にはチスは本廛(本社)の書記(ソギ/経理責任者)で、且つトップのホン都房(ドバン)の一人娘、ホン・ミクム(ホン・ウニ)の家庭教師も務めるほどの信頼を得ていた。
ミクムも心を寄せ婚礼の準備が進む中、未だ対面を重んじる平壌(ピョンヤン)に住むのチスの母は反対していた。
折りしも商圏拡大を画策する松商(ソンサン)のパク大房(デバン)は、チスに近づく。
成り上がる事を急ぐチスは、湾商を裏切り、松商に身を投じる。
湾商が官僚への裏金を一切使わないの対し、松商は積極的に権力者へ近付き、袖の下の見返りに様々な利権を得ていく。
売れ筋を先読みする能力はサンオクに匹敵すると思われるが、チスは「買占め」て高く売る事で利を得ようとする。
しかし、サンオクは庶民の生活を圧迫するような高値販売はせず、米や塩など救済の為放出さえしていく。
手段を選ばないジャン・ソッジュ行首(ヘンス)を配下にした事で、更にチスのやり口は汚くなっていく。
禁じられている密貿易を行ったり、長辺と呼ばれる高利貸しを始めたり、同じ金儲けでも危ない橋を渡りだすチス・・・
最後には湾商の換(ファン/約束手形)や倭銀(日本の銀)の偽造にまで手を染めていく。
一方、サンオクが再興した湾商本廛の書記になったホン・デス(パク・チャンファン/チャングム父です)は、サンオクの右手となって活躍する。
しかし、その正体は後に農民反乱を決起する洪景来(ホン・ギョンレ)だった。
サンオクの富と人望を得る為、湾商に潜入し、サンオクを引き込もうとしたのだった。
しかし、サンオクは鼎革(革命)を目指すホン書記に鼎の三つの足を財物欲・名誉欲・権力欲と言う人間の欲だと告げ、そのバランスを失えば鼎の安定は得られぬと言い切る。
そして、あくまでも自分の立場を守ると言い切り、自分の座右の銘を書して贈り、死を受け入れるべく目を閉じた。
ホンは湾商で働きながら、サンオクの人格・人徳に触れ、大事を打ち明け拒否されながらも、抹殺する事が出来ず、サンオクが脇に追いた黒笠(フンニプ/帽子)に刃を突き立てただけで立ち去り、仲間にも殺めたと嘘を付く。
1811年(純祖11年)に洪景来は蜂起するが、定州(チョンジェ)城にて鎮圧された。
政治が乱れ汚職や収奪などが横行したこの時代、苦しさに耐えかねた農民たちの反乱が頻発するが、「洪景来の乱」は農民だけでなく、西北地方への地域差別に対する反発や没落両班、新興地主などを巻き込んだ大規模な反乱だった。
後年、チスらにより、ホン書記が逆賊:洪景来だったと暴かれ、洪景来が湾商の蔵から持ち出した天銀(清国の銀)2万両が逆賊の活動資金となったとして、サンオクはまた義禁府に押送される。
チスは賄賂で権力者パク吏判(イバン)を動かし、サンオクを「大逆罪」で亡き者にしようと躍起になる。
湾商関係者及び住民、また赴任地郭山(クァクサン)で漆の生産やその工芸品製造を普及させ、貧窮にあえぐ生活を救済された農民たちは自主的に、サンオクの無罪を訴える嘆願請求を始める。
字を書けない者の変わりに名前を代筆し、名も無い人は中指と人差し指(ちょうどVサインw)の指形を取って・・・
松商を追われたパク元大房、娘ダニョン、ファン・デホそして彼らのボディガードのジンハン(チャングムでパンスルの用心棒だったw)は鉱山事業を手掛け、苦難の末、金の鉱脈を見つけた。
その鉱山に難民を救済する為と寄付を求めにやって来た洪景来に、快く500両を出したダニョン。
しかしこの事が謀叛へ加担したとされ、ジンハン以外の三人は官となる処分を受けていた。
仇である三人をサンオクは身を挺して救う。
パク元大房はサンオクと亡き父ボンヘクに心から詫びる。
チスと結託しサンオクを追及していたパク吏判に松商がかつて渡して来た裏金を記した秘密の帳簿を提供したパク元大房のお陰で、パク吏判は失脚。
その後任を受けたのがサンオクの人柄を知っている清廉な高官ユン・ヂョンホ。
王の真相解明の強い意志もあり、サンオクの無実は証明される。
松商で暗躍したソッジュ行首とソレ行首(チャングムで中宗の至密尚宮役)は投獄され、チスは毒をあおって自害する。
パク元大房は、有能な若者(チス)を自分が道を誤らせたと苦悩を吐露しているように、チスがもし湾商のホン都房の元で商道を歩んでいたら・・・こんな非業の死を遂げる事はなかっただろう。
こっそり参考にさせていただいています。
いつもありがとうございます。
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