石垣島の川平から底地(スクジ)ビーチに向かう道。 その道端に手書きのたて看板が2~3つあった。
どれも「水魔に注意」とかいてある。
私はあっ!字を間違えていると思った。
水魔→睡魔で、「いねむり運転通意」のたて看板だと理解したのだ。
運転している旦那に「ネ~ネ~、あの看板の字、間違ってるよね?」と同意を求めようと尋ねた。
「いや、海での水遊びに気をつけろって事みたい。」と旦那。
「?」「水魔って、海の事なの・・・?」
今では学校で水泳の授業もあるので状況も違うだろうが、私が住んでいた当時は、こんなに美しい海に囲まれているのに、泳げない人が意外に多かった。
近所のおばぁ達もよく浜に行ってはアオサを採ったり、貝を拾ったりしているのに、泳げないので「海は怖いさ~」としきりに言っていた。
確かに泳ぎを知らないと、水の中でどんなに「根性!」だ「気合!」だと叫んだところで力尽きてしまう。
私はかなり小さい時から父に泳ぎを教えてもらった。
いざと言う時の為に、不意にプールサイドからプールに投げ込まれたり、最近は学校などでも教えているようだが着衣泳も体験させてくれた。
なので泳ぎはある程度自信を持っていた。
ところがダイビングを始めた時、思い知ったことがあった。
私は海で泳いだ事が殆ど無かったのだ。
プールと違い、海には波やうねりがあって、水が生きている感じだ。
生きている水の中で泳ぐには、その動きにこちらが合わせる必要がある。
プールの中のタイムを競う泳ぎは必要ない・・・
ダイビングを教える時、一番難しいのがエントリー(海に入る)とエキジット(海から出る)だと聞いたことがある。
ビーチ・ダイビングの時、ダイバーは水際で海への出入りの為のモード切替をするので最も不安定な状態だと言える。
つまり、水の中では気にならないタンクなどの機材の重さや推進力を生み出すフィンの脱着の為、自分の体勢を保持する事が難しい。
更に寄せては返す波がバランスを奪うのだ。
講習中なのだろうか、完全に横っ倒しになりタンクの重さで起き上がれぬまま、ゴロンゴロ~ンと波にもてあそばれている人を何度か目にした事がある。
返す波に乗って沖に泳ぎだし、寄せる波に乗って岸に向かう。
当たり前の事なんだけど、当初は体がその水の動きを把握できず、無駄な泳ぎをしていたと思う。
生きている水のエネルギーこそが「水魔」になのかもしれない。
夏休みもあとわずか、海や川での水遊び「水魔に注意」で、大いに楽しんで下さい!
どれも「水魔に注意」とかいてある。
私はあっ!字を間違えていると思った。
水魔→睡魔で、「いねむり運転通意」のたて看板だと理解したのだ。
運転している旦那に「ネ~ネ~、あの看板の字、間違ってるよね?」と同意を求めようと尋ねた。
「いや、海での水遊びに気をつけろって事みたい。」と旦那。
「?」「水魔って、海の事なの・・・?」
今では学校で水泳の授業もあるので状況も違うだろうが、私が住んでいた当時は、こんなに美しい海に囲まれているのに、泳げない人が意外に多かった。
近所のおばぁ達もよく浜に行ってはアオサを採ったり、貝を拾ったりしているのに、泳げないので「海は怖いさ~」としきりに言っていた。
確かに泳ぎを知らないと、水の中でどんなに「根性!」だ「気合!」だと叫んだところで力尽きてしまう。
私はかなり小さい時から父に泳ぎを教えてもらった。
いざと言う時の為に、不意にプールサイドからプールに投げ込まれたり、最近は学校などでも教えているようだが着衣泳も体験させてくれた。
なので泳ぎはある程度自信を持っていた。
ところがダイビングを始めた時、思い知ったことがあった。
私は海で泳いだ事が殆ど無かったのだ。
プールと違い、海には波やうねりがあって、水が生きている感じだ。
生きている水の中で泳ぐには、その動きにこちらが合わせる必要がある。
プールの中のタイムを競う泳ぎは必要ない・・・
ダイビングを教える時、一番難しいのがエントリー(海に入る)とエキジット(海から出る)だと聞いたことがある。
ビーチ・ダイビングの時、ダイバーは水際で海への出入りの為のモード切替をするので最も不安定な状態だと言える。
つまり、水の中では気にならないタンクなどの機材の重さや推進力を生み出すフィンの脱着の為、自分の体勢を保持する事が難しい。
更に寄せては返す波がバランスを奪うのだ。
講習中なのだろうか、完全に横っ倒しになりタンクの重さで起き上がれぬまま、ゴロンゴロ~ンと波にもてあそばれている人を何度か目にした事がある。
返す波に乗って沖に泳ぎだし、寄せる波に乗って岸に向かう。
当たり前の事なんだけど、当初は体がその水の動きを把握できず、無駄な泳ぎをしていたと思う。
生きている水のエネルギーこそが「水魔」になのかもしれない。
夏休みもあとわずか、海や川での水遊び「水魔に注意」で、大いに楽しんで下さい!
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