でーさんのきまぐれ日記

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JR西日本株主総会

2010年06月25日 01時11分44秒 | 
昨日の23日、西日本旅客鉄道(JR西日本)の株主総会に行ってきました。
阪急電車で梅田まで出て、隣接するJR大阪から大阪環状線に乗り会場最寄駅の福島で下車しました。改札を出ると案内を持った社員がおり隣にはシャープも案内してしていました。案内通り歩き、駅から約10分位で会場に到着しました。30分前に到着しましたがいつも通り会場入口付近は報道陣が多数いており、ビラ配りをしている団体もありました。受付を終えた後、会場に入りましたが到着したのは30分前という事もあり真ん中より少し前方の中央側の席を確保できました。出席株主数はざっと見た限り1000人は居たかと思います。総会終了時にも報道陣がおりインタビューする人を探していました。





開催日時:6月23日(水) 午前10時より
総会会場:リーガロイヤルホテル(大阪・中之島)
総会の内容:10時開始   福知山線脱線事故のお詫び(佐々木社長)、黙祷
        10時07分頃 開会、議決権行使の個数及び株主数の報告
        10時10分頃 監査報告
                  事業報告、計算書類の説明(ナレーション)
        10時25分頃 決議事項の説明(株主提案含む)
        10時35分頃 事前質問の回答
        10時40分頃 質疑応答
        13時00分   議案採決
                  閉会

ここの株主総会は株式公開時から保有している事もあり何回か出席しております。質疑応答について以前から株主に対してあまり丁寧に回答をしていないが、先日の記者会見で丁寧に回答すると言っていたので多少でも改善されると期待していました。しかし、質問に対しての回答が従来と変わらず小出しにしており何回か再度回答する場面がありました。また社長解任について出ていたが、社長本人が答えるべきであるが副社長が回答をしており質問者が怒る場面がありました。社長が回答する場面はほとんどなかったので「お飾りで居るのか?」と思ったが、会見で言った通りきちんと株主と向き合って欲しいと思う。

質疑応答の内容について、福知山線の事故と安全対策、鉄道事業、経営関係が主でした。福知山線事故関係について風化しつつあるのか、それとも発言者の指名の関係かは判らないが昨年に比べて減っていたと思う。鉄道事業関係について新幹線絡みを始めいくつか出ていたがほんの少しの回答であり物足りなく開示出来る範囲で詳しく説明していただきたいものである。
質疑応答の中には「総会会場までの交通費を負担しろ!」とか関東在住株主が「株主優待を当社エリア外にもしろ!」というのもあった。交通費については流石に、全額は事務面と費用面で無理と言っておりごもっともであるが阪急阪神HDみたいに500円程度のオレンジカードくらいはと思う。エリア外の株主優待について会社は当社の施設を利用してもらう為と言ってたが日本旅行でも使えるから会社はもう少し丁寧に回答して欲しかった。鉄道の優待についてエリア外を承知して購入している筈で株主優待が欲しければJR東日本を購入してもらいたい。
他の質疑応答の内容は次の通りです。

質疑応答の内容
※表現の違いや聞き間違いがあるかもしれませんがお許しください。

Q:特定の労組を優遇しているのでは?という事について
A:常に(労使は)健全で労使一丸となっている。社員による組合の加入活動は労組がやっている事なので会社は知らない。

Q:歴代社長が起訴されている事について(道義的責任と裁判費用)
A:法的問題は別として、道義的責任として事故の重みを受け止め誠実に受け止める。歴代社長の裁判費用について、個人の裁判であるため会社の負担は無し。裁判の進捗により要請があれば対応していく。

Q:年金の問題について
A:退職給付引当の10年間の負担が終わった。OBについて真剣に考えていく。

Q:代表取締役解任について
A:実績、人柄などを考慮し選任している。取締役選任議案で賛否を仰ぎたい。

Q:退職慰労金について
A:平成14年に廃止しているため発生していない。それ以前の取締役について事故を受けて凍結している。

Q:九州新幹線との直通運転について
A:車両は当社とJR九州がそれぞれ保有している。相互乗り入れする予定である。

Q:北陸新幹線について
A:当社は富山・石川エリア内であり上越から先である。金沢まで工事中であるがその先は未定である。平行する在来線についてコメントはできない。

Q:寝台列車などゆっくり旅行できる列車が廃止されているがスロー列車をつくって欲しい
A:下関・仙崎間のみすず潮彩などある。利用状況を見ていく。

Q:京都・神戸間のライナー設定について
A:現状は予定がない。設定は利用状況による。

Q:新幹線車両の当社独自車両作成について
A:東海道新幹線はJR東海と相互直通をし、九州新幹線はJR九州と相互直通の予定をしている。ある程度共通の使用の車両を運用するがお客様のニーズに応える様にする。

Q:西明石の触車について
A:施工会社による不適切な対応である。当社は保安体制を確立し、対策を実行していきたい。

Q:事故の対応について
A:遺族に2名の社員をつけ対応しており補償、心のケアー、事情などを伺っている。事故を起こした当事者が責任を持って対応していく事が大切である。

Q:はるかが通る大阪市内の踏み切り(大阪北ヤード付近)について
A:工事は大阪市を中心としており、北ヤード2期の工事時に地下化をする。現在、第1期工事が2年遅れており平成32年頃に完成する。安全に通行できるよう対策をとる。

Q:新幹線の防音壁の基準について
A:法令での75デシベルをクリアするようにしている。高さについて基準はなし。

Q:朝のラッシュ時に大和路快速が無い事について
A:大阪環状線内の各駅について乗降客が多いため各駅にしている。夕方は区間快速を設定しているが今後、ニーズに対応するようにしたい。

Q:保線や車庫内のATSの有無について
A:作業車と営業車を区分しているためATSは無い。新幹線には同様の機能がある。

Q:記録装置の設置について
A:計画的に進めている。順次に進めており70%設置・整備している。

Q:在来線特急の車内改札について
A:山陽新幹線は全駅に自動改札があるため山陽新幹線完結の列車について車内改札を省略している。在来線について特急券は自動改札を通らないため車内改札をしており、乗客の案内も兼ねている。

Q:昔と比べて人身事故が多いのではないのか?
A:事故そのものは減少している。より安全に手配するため遅延しているが、輸送障害を短縮していく。

Q:ホーム内方線設置について
A:駅改良時や取替え時に整備をする。今期は60駅について整備する。

Q:監査役の報酬について
A:取締役会以外にも情報交換をしている。金額について世の中のレベルを勘定している。

Q:3号議案(佐々木取締役解任)について
A:再発防止に向けた取組みを着実に進めていく中で信頼回復していく。情報漏えいについて、佐々木(社長)は情報入手があった時、当社にいなかった。


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