しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

お言葉

2016-08-08 | 日記雑記
天皇陛下:お言葉全文「象徴としてのお務めについて」  - 毎日新聞

言葉そのままで思った*。
どうするこうするでなく、今のお心(気持ち)。
退位するとは言っていない**
国の象徴というお勤めと思い。(高齢で)将来的な心配を口になされただけだ。

言葉を受けて
総理が何か言っているが、余計な事だ***。

平成の玉音放送だとか、大化の改新だとか妙な言葉も目にしたが
中身より言葉が走る軽薄さ、ワイドショー民度が情けない。

戦後70年
もしかしたら、臣民が涙した終戦当時よりドライでアウェーな感じかもしれない。
(戦後でなく、震災後に陛下のお心を知った私だが、僭越ながら)


*ビデオメッセージにしたのは、直接国民に“言葉”を届けたかったということ。
「強い意向」だの「~と思われる」の“また聞き論議”を避けるため。
報道見出しがどうあれ、聞いた以上の事は言っていない。
3000本安打達成のイチローならともかく、80歳を超える陛下に「まだまだ頑張れ」とは言えないが、
私は、あくまでも本人の意思が最優先だと思う。
**それにしても、自分の国の事なのに「譲位」でなく「生前退位」としか書けない報道って何なのだろう
エリザベス女王の国でyour majestyとか使わず、「ため口」やっているようなもの。
君主国家でなくとも、案外、日本びいきの外国人なんかは、言葉で(常識的な)礼儀を思う人もいるだろうに。
だいたい、こういった場合、急ごしらえのマスコミ言葉でなくて、正確な言葉を使うべきだ。
喩えが悪く恐縮だが、戴冠式を「冠被り」と言うようなものだ。
***陛下は余計な事言わないから、なおさら政治看板屋のこの男が軽薄で下衆にしか見えない。


公務のご都合もあるだろうが (8/9)
ビデオ・メッセージが6日(広島)、9日(長崎)の間というのも、
歴史の負のシンボル・戦争(適当な言葉が浮かばない)に対する深い悼みの念があったのかもしれない(私感)