しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

小松左京さん

2011-07-28 | 本棚
sfは洋物から入ったし、さほど持っていないが、
Clarkeとか、Benfordとか(知識なくとも)ハード系好きなら必然の通過点かもしれない。

(大方とは違うかもしれないが)
わたしなりに、3人はこんなイメージ。
星新一: 4コマ・ショートショートの3コマ目のヒネリ
筒井康隆: 諧謔精神、スラップスティックで日本以外の全部沈めたのは筒井さんだが
小松左京: スケール感 (理屈で読ませる)リアリティ 画の映えは左京さんが一番。

『日本沈没』にしても『復活の日』にしても、一番映像作品に向いていたかもしれない。
いまは見る気にならないディザスターものだが、そのころ日本は元気だった。
♪You Are Love(Toujours gai mon cher)/Janis Ianえかったなあ。

時事ドットコム:小松左京さん死去=80歳、「日本沈没」など壮大なSF小説

合掌。小松左京さん。
ブルドーザみたいに日本のsf、ぐいぐい押して行った。
(継ぐのは誰かなぁ?)

そういや、列島改造の親分もブルドーザだったな。
なぜかこちらも懐かしい。


どうせだから(7/30)
『ザ・スケール感』な2冊紹介。
果しなき流れの果に (ハルキ文庫)
クリエーター情報なし
角川春樹事務所
スケール感もこれくらいになると、現実(感)も吹っ飛んでしまう。
映像化のイメージが、まだ作品・文章に追いつかないかもしれない。*
だけど、s.f.の醍醐味。さあ、センス・オブ・ワンダーの大海へ。

もひとつ。
継ぐのは誰か? (ハルキ文庫)
クリエーター情報なし
角川春樹事務所
読む前に『五感以上』(『メデューサとの出会い』収録)かじってると、おもしろいかも。
進化モノって、(現在の)人間って未熟だなの内省・反映。


*ややもすると読む方も現場に置きざりになるかもしれない。
苦しいときの萩尾望都頼み。描いて~!^^


打ち上げ左京さん(11/30)

小松左京さん、宇宙へ旅立ち 東京で「送り出す会」 - 47NEWS(よんななニュース)

怪人スケレトン博士(6/15'14)
米で小松左京の漫画本所蔵 幻のデビュー作か、実名作品 - 47NEWS(よんななニュース)

牛と藁

2011-07-28 | ひろいよみ
セシウム汚染について。

カテゴリ: 日記、報道/ニュースのなかで
↓下記に関する見出し、文章はあまり多くない。
時事ドットコム:宮城産肉牛を出荷停止=岩手も検討-セシウム汚染で政府

時事ドットコム:汚染牛、14道県から2965頭出荷=「クロ」判明31頭、さらに拡大も-農水省

危険分散でなく、飼料の集約(?)が裏目に出た結果。
牛は肉だけでないし、草食は牛だけでない。これから秋口に向かうし作物もでてくる。
金銭面とは別の方策の 心配もある。

台所(家計/健康)直結だし、
生産者への充分な補償と、流通/経過を見守るしかないとはいえ、
固唾をのんでシカトする“遠巻き”より、もう少し近い文章って書けないものだろうか。
(気持ちの小出しみたいな感じ。平易なことばで対話できればなおイイ)

シカトした後、堰を切ったように叩く(か擁護するか)より
こんな根っこのツブヤキなり対話の方が、
考えが整理され気持ちも余裕が出ると思うのだが。
食の根っこの問題は、根っこの対話tubuyakiの重ねた方がイイ。


付箋(7/31)
asahi_com(朝日新聞社):原発から100キロ…栃木の腐葉土汚染、流通先確認急ぐ - 社会
見落としがちだが、充分にイモヅル。
環で考えるなら、ハエやカラスなども当然。

もひとつ (8/20)
ずっと気になっていること、一言だけ。
食わず嫌い/好き嫌いをなんとも思わない飽食の時代って、紙一重の気がするのだけど。
戦中・戦後の“ヤミ”米(など)の時代と。
情報が速く大きいだけに、もっと脆く危ういのではないか?
決して、我慢して食えというのではない。
風評や騒ぎが先行すると、どれ食ったらいいかわからなくなる。
それどころか、はじき過ぎて、食うもの無くなってしまう。確実な“安全”チェックを切望する。

センセイ方、“策でなく”で連立/方法でお祭りしてるが、大丈夫なんだろうか?