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宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

天台宗の宝満山ご訪問

2012-02-04 | 行事

本日天台宗の若手の方々15名が積雪残る宝満山に来られ、
六所宝塔跡と蓮華のともしびのある妙香庵さんを視察されました。



山に張りのある般若心経の読経が響きます・・・

竈門神社の地鎮祭

2012-01-31 | 行事
本日、平成24年1月31日午前11時より
太宰府市大字内山の竈門神社において
神社社務所改築の地鎮祭が執り行われました。
来年平成25年の開山1350年祭を前にしての
大規模な社務所の改築となります。
事前の測量や文化財の調査を経て
昨年11月から旧社務所の解体、石垣の取り外し
造成工事を経てようやく今日の日を迎えています。
















冬至の脊振山への日没

2011-12-22 | 行事

(大字内山字大門よりの脊振山)

今日12月22日は冬至でした。
密かに楽しみにしていた日です。

宝満山の西には脊振山があり、宝満に大山寺や有智山寺があった頃、
脊振山頂には東門寺があったとされ、山頂には経塚が営まれました。

今日は日没時に宝満から脊振を見ると
まさに山頂付近に日が落ちるのだそうです。


太宰府では今日は低気圧の影響で朝から曇天。
午後は日が差したり曇ったりの繰り返しでやきもき。
しかし、日没間際の一瞬のこと、雲が割れて
山向こうが金色に輝き出しました。


まん丸のいわゆる「日想観」とまではいきませんでしたが
念願かなって当時の脊振山への日没を拝むことが出来ました。
下宮礎石建物は南北に長い講堂のような九州屈指の礎石建物ですが
建物の礼堂はこの脊振を臨む西側に取り付けられており、
冬至の日の夕方にこの礼堂の戸が開かれれば、
須弥壇上に置かれた仏像にこの輝きが差したことでしょう。


合掌

半田孝淳天台座主猊下の安西塔供養

2011-11-11 | 行事

平成23年11月4日の妙香庵における法要に続き
天台宗宗務による宝満山中の安西宝塔への訪問と
そこでの法要がしめやかにおこななわれました。




静寂な山中に般若心経の一句一句が滲みていきます。


天台座主さまによる宝満山での読経の光景は、
ひととき山を中世の景観に変えてしまいました。
本会会員の感慨もひとしおです。

竈門神社と比叡山 -千年の邂逅-

2011-11-05 | 行事

宝満山の山裾、内山の妙香庵での法要に半田孝淳座主猊下がおいでになられました。
午後の法要に先立ち天台宗のご一行が竈門神社でご参拝されました、
ご一行をお迎えされるのは権宮司の西高辻信宏氏です。
かつて鎌倉時代は九州を代表する天台の拠点であった宝満山で
天台宗と竈門神社との千年の邂逅の瞬間でした。






森妙香庵主、武覚超延暦寺執行、阿純孝天台宗宗務総長、
角本尚雄天台宗宗議会議員、甘井亮順九州西教区宗務所長、
半田孝淳座主猊下、西高辻信宏権宮司、松大路秀一祢宜、森弘子氏

四王寺山の景観森づくり会議

2011-10-15 | 行事

本日、太宰府市のいきいき情報センターで太宰府市都市整備課が主催する
「市民参加の景観森づくり」の説明会が開催されました。
国の特別史跡大野城跡にある市民の森では、近年森の荒廃を憂えた
有志の方から森林再生を市民の手で、という呼びかけもあり、
初めての試みとしてワークショップ型の取り組みを始めることになり、
本日は主催者側の趣意説明に続き、参加者同士のディスカッションがおこなわれました。


過去の四王寺山での記憶の出しあいに始まり、
山が荒れている、とはどんなことなのかを
具体的に個人が思っている事象を出しあいます。
雑木の密生樹林化、竹林の進出、イノシシの出没・・・

行政の責務も指摘されましたが、ます市民ができることは何か?
そんな積極的な意見や木うその原材料であるコシアブラの育成希望、
林道沿いの桜並木の手入れなど、具体的な希望する行動案も出されました。

宝満山でも今後大きな問題になるであろう山の管理。
とても参考になる取り組みです。
今後、下記の日程でワークショップが開かれるそうです。

第1回 平成23年11月27日 13:30~ 観世音寺公民館→市民の森
第2回 平成23年11月27日 13:30~ 観世音寺公民館→市民の森
第3回 平成24年1月24日 10:00~ 観世音寺公民館→市民の森

宝満山の映画上映会

2011-08-25 | 行事

本日、福岡市中央区大名にあるラリーグラスにて
宝満山の映画を作る会さんによる映画の上映会がありました。


会場は吹き抜けのある店舗の2階にある会議スペースで
準備された席がほぼ埋まる28名の参加があったそうです。
山のお仲間が親しく挨拶を交わされておられます。


「ふるさとの山考-宝満山と共に暮らす人々の四季-」
というタイトルになっていました。
上映時間も7月9日の筑紫野市での70分バージョンより短い
60分に編集され、タイトルも新たになったものでした。



5章の素材からからなるものでどの章においても
毎日そんな風景を横目にして通り過ぎている、と言えるような
人々ののさりげない日常が四季の景色を背景に綴られていました。
ささいな日常に本当の豊かさや恵みがある・・・
そんな人々の背景にはるか宝満がそびえていました。

九州山岳霊場遺跡研究会

2011-08-21 | 行事

昨日、福岡県小郡市の九州歴史資料館にて
九州山岳霊場遺跡研究会の立ち上げ行事となった
第1回の研究会が実施されました。

会には専門家、宗教者、歴史ファンなど
さまざまな方180名が御参集されました。

ご挨拶・・・西谷正会長
趣意説明・・・岡寺良(事務局、九州歴史資料館)
「九州山岳霊場遺跡研究の現状と課題」・・・森弘子(筑紫女学園大学)
「首羅山遺跡」・・・江上智恵(久山町教育委員会)
「宝満山遺跡群」・・・山村信榮(太宰府市教育委員会)
「正楽遺跡・一摘遺跡(伝妙楽寺跡)」・・・松尾尚哉(宇美町教育委員会)
「天福寺跡」・・・山口裕平(行橋市教育委員会)
「入唐僧の足跡と伝承 -筑前を中心に-」・・・松川博一(九州歴史資料館)
「福岡平野周辺の山の仏像 -首羅山の場合を中心に-」・・・井形進(九州歴史資料館)
「伝承・説話に反映した脊振山信仰の源流」・・・吉田扶希子(西南学院大学)
「山岳霊場遺跡の縄張り調査・分析-平面構造の分析-」・・・岡寺良(九州歴史資料館)







宝満山映画の上映会

2011-08-19 | 行事

いまだ咲くキャンプセンターのオニユリ

日時;平成23年8月25日木曜日 午後6時30分から(1時間ほど)
場所;ラリーグラス大名店 2階ミーティングルーム
   福岡市中央区大名2丁目2-46(福岡中央区役所裏)TEL 092-712-8909

参加自由のようです。
筑紫野で上映されたものとは別編集版とのこと。
見逃した方もそうでない方も・・・