宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

師走の黄砂

2009-12-30 | Weblog

暖冬の予想は何処へやら・・・
しっかり玄界灘からの寒風に晒される今日の宝満山。
少ない晴れ間に覗く山容もどこか霞んでいます。
今日もゴビからの黄砂が寒風とともに・・・
土壌分析によれば宝満山西斜面に形成された
黄色系粘土の土壌は度々降り注いだ
大陸からの黄砂の堆積したなれの果てだと・・・
今日もその歴史の一コマだったと思うと・・・
また、一年が終わろうとしています。

宝満山研究会第23回例会

2009-12-27 | Weblog
次回の宝満山研究会の例会は下記の予定です。
どなたでもご参加いただけます。

日時;平成22年1月16日 土曜日 午後3時から
場所;太宰府天満宮 文華殿2階天拝の間
内容;
会友末永氏製作ビデオルポ「私と宝満山」上映
筑紫野古代道路研究会製作番組「秦の直道」上映

懇親会;天満宮門前 食事処日和 5時半~ 会費4,000円(予定)

太宰府天満宮門前は木うそ展示館

2009-12-26 | Weblog
太宰府天満宮では毎年1月7日夕刻に
「うそ替え」神事がおこなわれています。
江戸の初め頃の文献に記されている行事ですから、
中世後半にはすでにあった行事でしょう。
参加者は手に手に「木うそ」を持って参集し、
暗闇の中で「替えましょ、替えましょ」の掛け声とともに
次々と木うそを交換していきます。
明かりがついた時に持っている木うそがその人のものに。
運が良ければ「金の鷽」と交換されるという行事なのです。
「うそ」を神前で替えることで「まこと」に替えるという
変わり種の禊行事といえるでしょう。
「木うそ」は行事の大事なアイテムですが
一時期は作り手や材料の不足などから
その存続が危ぶまれた時期もあったようです。
(本ブログ2009-04-28 記事を参照
http://blog.goo.ne.jp/dazaifu2340/s/%A5%B3%A5%B7%A5%A2%A5%D6%A5%E9)

その「木うそ」、太宰府天満宮の門前町である「小鳥居小路」では
「木うそ」の屋外博物館の様相を呈しています。
通りの中央付近には木うそ保存会の吉田さんの工房があり
工房の前のウインドウには様々な木うそが並び、
お肉屋さんの横の通り土間には乾燥中の材料が見られ、
最近では空き店舗の窓を利用して
「ウインドウ展示館」がお目見えしています。


初冬の晴れ間

2009-12-14 | Weblog

今朝は朝霧で視界数メートルの太宰府でした。
靄がうそのように晴れて一転して蒼天の宝満山。
天の気まぐれで見飽きぬドラマが一日・・・

本谷の安西塔には最近お賽銭が見かけられるようになりました。
ただの石造品がちゃんと信仰のシンボルに成長しているようです。
こころの宝塔になってくれることを願いつつ・・・合掌

朝霧から覗く宝満山

2009-12-13 | Weblog

今朝は宝満も四王寺も朝霧に包まれて
白い天衣を纏った姿を見ることができました。

現在、九州国立博物館で開催中の
「祈りの山 宝満山展」の会場では
展示物と共にとても印象的な山の写真が
大きく引き伸ばされて展示されてます。
写真家栗原隆司氏によるものだそうです。
近じか宝満の写真集も出版の予定があるとか。
展示の会期はあと1週間(20日、来週日曜まで)。
もうごらんになられましたか?
会場は4階の交流展示室の中の一室。
立派な図録が配布されていますのでお忘れなく。

次回の宝満山研究会の例会は平成22年1月16日土曜日の予定です。
夕刻は新年会の予定もあります。
詳細は後日お知らせいたします。