宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

天台宗の旧跡「六所宝塔跡」

2009-03-28 | Weblog

今年の1月10日の読売新聞で報道された宝満山における
本谷礎石群の天台宗による買い上げが成立したようです。
この場所が宗派を開いた最澄の意志によって建立された
国内6か所に法華経を納める塔として企画された
六所宝塔のうちの安西塔のあった最有力地として知られ、
昨年には太宰府市による発掘調査が行われています。
今後は宗派の聖地として後世に伝えられることになるのでしょう。

※1月30日記事を参照

宝満山のヤブツバキ

2009-03-22 | Weblog

ヤブツバキは山中の8合目以下の
いたるところで見られる木の一つ。
宇美町の昭和の森から難所ヶ瀧までの間は
特に開化の時期は楽しみなコース。
花の時期は今がちょうど見ごろ。
長ければゴールデンウィーク頃まで散見される。

宝満山の「たむしば」

2009-03-18 | Weblog

宝満山の「たむしば」
南谷奥の辛野を見上げた時に
ひときわ白く輝く箇所があります。
正体はこれ「たむしば」だそうです。

「葉はコブシより細長くて長さが13cm程度
葉をつぶすと良い香りがする。
幹は細く小枝がたくさん出る。
落葉中木で樹高10mまで。
山に雪が降ったように白く咲く。
タムシバはコブシと異なり花に葉がついていない。」
(http://www.mitomori.co.jp/hana3/hana2.7.262tamusi.htmlを一部改変)

なんだそうです。
画像は事務局長よりの頂き物です。

宝満山の春の息吹2

2009-03-16 | Weblog

春先の山で一番春を感じる瞬間は
この「ひさかき」の花の香が
鼻空をくすぐった瞬間。
時にほのかに時に濃厚に。

宝満の山裾は今まさに薫る季節です。

ひさかき(姫榊が転じた) Eurya japonica【つばき科ひさかき属】
分布地は本州以南。
2~4月に黄緑色の小花を咲かせる。日当たりの良い山に生える。
この薄黄緑の花が枝一杯に咲く。
葉は榊より小さく薄手で先にギザギザがあるのが特徴。
実は6mm位で冬紫黒色に熟し、めじろ等が好んで食べる。
葉は先端が尖りゆるい鋸葉で暖かい場所を好み葉は互生する。
この木を神前、仏前に供える風習がある。同じく仏事に使うしきみ
常緑低木で樹高5mまで。雄雌異株。
(http://www.mitomori.co.jp/hanazukan/hanazukan2.7.126hisaka.htmlを一部改編)

さあ山に登ろう!

2009-03-15 | Weblog

特別なことでなく
歩いてしまえばなんということはなく
だから・・・
部屋でこのHPを見ている方も
自己を解放しにいきましょう。
宝満山では竈門神社から約90分で
この光景に出会えます。
もう春ですよ。