宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

内山での火災

2011-11-28 | Weblog

本日午前10時頃、内山の集落で火災が発生、
木造家屋が全焼したとのことです。
空気が乾燥していますので
くれぐれも火の元にはご注意ください。

妙香庵の蓮華のともし火

2011-11-12 | Weblog

太宰府内山の妙香庵の最澄像前に設置された「蓮華のともし火」です。
蓮華に香炉をいただく形となっています。
花弁は4重に重なっていて、それぞれに意味があるそうです。
外側の4枚の花弁は本覚花弁とされ「忘己利他」「悉有仏性」「千照一隅」「道心」「六根清浄」
の言葉が浮かびあがっています。
2重目の花弁は観諦花弁とされ「一佛乗」「空仮中」「仏法僧」「菩提心」の文字が、
3重目の花弁は姿勢花弁とされ「慈悲」「合掌」「精進」「道心」の文字が、
中心の花弁は「縁」「夢」「絆」「和」の文字が彫られています。


千年のともしびはこの竈(カマド)の中で燃え続けます。

半田孝淳天台座主猊下の安西塔供養

2011-11-11 | 行事

平成23年11月4日の妙香庵における法要に続き
天台宗宗務による宝満山中の安西宝塔への訪問と
そこでの法要がしめやかにおこななわれました。




静寂な山中に般若心経の一句一句が滲みていきます。


天台座主さまによる宝満山での読経の光景は、
ひととき山を中世の景観に変えてしまいました。
本会会員の感慨もひとしおです。

本会に表彰状

2011-11-10 | Weblog

妙香庵での落慶法要の最後に本会が表彰状をいただく場面がありました。
会の代表が天台座主半田孝淳猊下より直接賞状をいただきました。
宝塔跡の除草や植樹などの活動が認められてのことでした。
大変ありがたいことです。




竈門神社と比叡山 -千年の邂逅-

2011-11-05 | 行事

宝満山の山裾、内山の妙香庵での法要に半田孝淳座主猊下がおいでになられました。
午後の法要に先立ち天台宗のご一行が竈門神社でご参拝されました、
ご一行をお迎えされるのは権宮司の西高辻信宏氏です。
かつて鎌倉時代は九州を代表する天台の拠点であった宝満山で
天台宗と竈門神社との千年の邂逅の瞬間でした。






森妙香庵主、武覚超延暦寺執行、阿純孝天台宗宗務総長、
角本尚雄天台宗宗議会議員、甘井亮順九州西教区宗務所長、
半田孝淳座主猊下、西高辻信宏権宮司、松大路秀一祢宜、森弘子氏

宝満山妙香庵の蓮華のともし火

2011-11-03 | Weblog

明日平成23年11月4日は太宰府市内山にある妙香庵(天台宗)に
「蓮華のともし火」がともる記念の日となります。

妙香庵は宝満山の西裾の内山集落にあり
高さ5.8mの若き最澄さんのお像があることで知られています。
近年では内山本谷で発見された推定六所宝塔(安西塔)跡を
天台宗が買い取り、その管理をされておられます。
そこにこの度、新宮町の横大路家(最澄寄宿の家)に伝えられて来た
「千年家の火」(最澄の法灯)が遷されることとなりました。


最澄像の前にはブロンズの蓮の花がしつらえられ、
式典の準備も進んでいます。



また一つ、宝満山に信仰の灯がともります。