宝満山研究会(山岳宗教遺跡の保全と研究)

大宰府の北東に聳える宝満山の歴史的価値を掘り起こし、山の保全を考える会です。

次回例会会場の変更

2008-01-25 | Weblog

(今日夕刻の宝満山頂;本谷より)

2/16土曜日の午後1時より予定しております
次回、第4回例会の会場が変更となりました。

太宰府天満宮 宝物殿 地下文化研究所前の研修室です。

宝物殿は回廊外、ご本殿向かって右手、
お手水の奥の山手にあります。
研究所へは正面入り口の右側に
地下に降りる外階段がありますので
ゲートを手で開けて階段を下りてください。
左奥に地下の玄関口があり
上がって右手が研修室です。

お間違いなきように。

ご発表は糟屋郡久山町教育委員会江上智恵さんの
スライドを使った卓話「まぼろしの山岳寺院白山」です。

多くの方のご参加をお待ちしております。



梅の開花

2008-01-22 | Weblog

(撮影:太宰府内山字大門)

昨日は大寒。
夕方はその名にふさわしく寒い風が吹いていました。

太宰府では週明けに一斉に梅が開花しはじめました。

「春されば まづ咲く宿の 梅の花
ひとり見つつや 春日暮らさむ」
           山上憶良

宝満も山裾ではちらほら。
梅は寒さの「底」を感知して
開花のスイッチが入るとされていますので
逆に今は寒さ本番の侯。

ご自愛下さい。

次回第14回の例会

2008-01-19 | Weblog
次回の第14回例会は2/16土曜日の午後1時より
太宰府天満宮 文華殿2階天拝の間にて
内容は卓話
「糟屋郡久山町の白山遺跡の中世山岳寺院の調査について(仮)」
久山町教育委員会 江上智恵様

の予定です。

本谷礎石群よりの山頂の眺望

2008-01-16 | Weblog

朝方雨天の山頂(本谷礎石群よりの眺望)


昼過晴天の山頂(本谷礎石群よりの眺望)

低気圧の通過などで
不安定な気候でした。
昼過ぎに晴れ間がでて少し暖かくなりましたが
つるべ落としの夕方にはグッと気温が下がり
山作業の身は下から背中から冷えて
寒いゆうどきを迎えました。

本谷礎石群は太宰府側の
標高240メートル付近にあり
下草刈の結果すばらしい山頂の眺望を
持つことがわかりました。

晴天の成人の日

2008-01-15 | Weblog

(写真;太宰府奥園から見た宝満山山頂)

今日は晴天の成人の日でした。
朝から日差しには恵まれましたが
風が冷たく冬の日の朝らしい寒のしまった気候。
背振は8合目あたりまで霜が降りていた様子で
白く輝いていました。
太宰府天満宮は受験シーズン只中で
ひきりなしの参拝者が参道を埋めていました。
なかでも成人式を終えた和装の女性が
母親と連れ立って参拝にこられ
あでやかさを添えていました。

宝満はいよいよ本谷での調査がひかえ
徐々にその準備を進めております。
現場は本研究会での共同作業で
きれいに切り開いた箇所がありますが
体のいい排泄処となり・・・

連休中も宝満には多くの登山者が訪れたようです。
ゴミと・・は山に置いて帰らないで下さい。
(せめて溶けないティッシュは使わない?)
良識ある登山を!
若者によい見本を!

せっかくの画像がこの話題で台無しに・・・

春霞の宝満

2008-01-11 | Weblog

(写真:太宰府奥園から見た宝満山頂)

ここのところ13度を越える陽気で
昨日は山に春霞がかかっていました。
今日は午前は曇天、午後雨。
昨年末からの気温の変化は急なものがあります。

次回の例会(2/16土午後)は卓話の予定です。
宝満に係わる山岳寺院の文化財調査の事例について
ご発表の交渉をしておりますので、お楽しみに!

お土産

2008-01-08 | Weblog

昨年末に立松さんをご案内したときに
事務局の原田さんから何の気なしにいただいていたバッジ。

Massage from forestのタグのついた包みに
「岳人 百霊峰巡礼」の文字が入った
直径2センチほどの丸い金属製のバッチ。
失念していて先日リュックの底から出てまいりました。

よくよく雑誌「岳人」を見ると
立松霊峰倶楽部なるページがあり、
「立松さんが写っているところと
同じ場所、同じポーズの写真を送」ると
認定書とともに送られてくるのがこの
(岳人特製バッジ)なのだそうです。
プレミアものだったのですね!

残雪の宝満山

2008-01-06 | Weblog


今日の宝満は快晴に恵まれ
多くの方が山を訪れていました。
登拝道はさながら私鉄の駅前のにぎわい。
本当に登山者が多い山、ということを再認識。



山には中宮以上の諸所に残雪が見られ、
上宮の手水鉢は厚い氷が浮いていました。



眺望はちょうど1000m付近まで霞がかかった状態で、
背振山頂と英彦山山頂が霞から浮いたような絵柄で
一幅の絵画のような景観を楽しむことが出来ました。
(写真;宝満山頂から左手奥に英彦山を望む)



昨日東テレの「美の巨人たち」で
博多聖福寺の住持であった
仙崖さんが取り上げられ
宝満山の図も小さいながら紹介され
思い立って仙崖筆の「仙竈」を見たくなり立ち寄りました。
竈門の鼎石の一つに彫られた仙崖の揮毫。
江戸後期の文人が霊峰に寄せた思いが伝わります。

※次回例会は2月16日土曜日午後1時から
 太宰府天満宮文華殿2階天拝の間にて・・・
 (詳細は後日お伝えします)

立松和平氏の百霊峰巡礼

2008-01-03 | Weblog
昨年の12月にご案内した(12/18記事)立松和平さんの
「百霊峰巡礼」のHPを見つけましたのでご紹介します。
http://www.tokyo-np.co.jp/gakujin/etc/guide.html

東京新聞社発行の『岳人』に取り上げられている企画で
2007年12月号の掲載は第48回蓼科山となっているようです。
宝満山は52峰目とのことでしたのでそのうちに掲載されることでしょう。
登山の方々に山の保全の気持ちがお届けできればよいのですが。

ちなみに、百霊峰のうちの九州・中国・四国 分は以下のようです。

001 阿蘇山(あそさん) 1592m 阿蘇神社 熊本  
002 開聞岳(かいもんだけ) 924m 牧聞神社 鹿児島 2006年6月号
003 桜島岳(さくらじまだけ) 1117m 黒神埋没神社 鹿児島  
004 宮之浦岳(みやのうらだけ) 1935m 木の神岳参り 鹿児島  
005 高千穂峰(たかちほのみね) 1574m 建国神話 宮崎・鹿児島  
006 市房山(いちふさやま) 1722m お岳参り 宮崎・熊本  
007 英彦山(ひこさん) 1200m 英彦山神宮 大分・福岡 2005年6月号
008 背振山(せぶりやま) 1055m 背布利神社 佐賀・福岡  
009 宝満山(ほうまんざん) 869m 天台宗内山寺 福岡  
010 雲仙岳(うんぜんだけ) 1359m 行基の満明寺 長崎  
011 伯耆大山(ほうきだいせん) 1729m 大山寺 鳥取  
012 三徳山(みとくさん) 900m 三仏寺 鳥取  
013 三瓶山(さんべさん) 1126m 国引き伝説 島根  
014 厳島・弥山(みせん) 530m 御山神社 広島  
015 蒜山(ひるぜん) 1200m 天空の郷 岡山・鳥取  
016 剣山(つるぎざん) 1955m 大剣神社、平家伝説 徳島  
017 石鎚山(いしづちさん) 1982m 石鎚神社 愛媛

さらに先行して掲載された分は単行本にもなっています。

東京新聞社『百霊峰巡礼』第一集 1,890円
解説
「団塊の旗手、立松和平が巡礼登山し、
人々と出会い、神々の息吹にふれる日本の霊峰を巡る山旅エッセー。
山の専門誌「岳人」連載の単行本化。第一弾として25霊山を収録。」

ご参考まで。