Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

(たまにはマジメに)パルスオキシメータって知ってる?

2019年09月13日 | 山にまつわるあれこれ
■メイン写真
日本精密測器株式会社製のパルスオキシメータ パルスフィットBO-800


「パルスオキシメータ」って、どんなものかご存知だろうか。
本来は医療用で、手の指をはさむだけで、血中酸素濃度と脈拍を測定してくれる
機器のことだ。高所登山などで血中酸素濃度を測定すると、高山病の予防などに
役立つと目される。

筆者も海外登山や高所登山の折に使用した経験があり、今後の商品開発の進化に
期待している一人である。

昨年に続いて、本日、パルスオキシメータの有力メーカーの営業部門を牽引
されているK氏と意見交換する機会があった

どんな場面で、誰の、どんな使い方が想定されるか。
それをどう分かりやすく世の中に広めていくか。
それを話し合った。

K氏は、S社の家電部門で華々しい成果をあげてこられた「営業のプロ」。
筆者と同じくS社を定年前に去り、現在の持ち場で全力を尽くしている。
筆者とは仕事の質も、責任の重さも段違いに上のレベルで活躍されたK氏、
今の会社でも鋭い「市場観」を発揮されている様子だ。

つもる昔話はさておき、「パルスオキシメータ」の数値は、平地で安静時には
96~99%が正常値とされる。
医療のサイトでは、「90%以下の場合は十分な酸素を全身の臓器に送れなくなった
状態(呼吸不全)になっている可能性があるため、適切な対応が必要」とあるが、
高所登山中には90%を切ることは、経験上、ザラである。

要するに、登山はそれほどの負荷が身体にかかっている状態が続く、激しい
スポーツであるという認識が必要であり、それだけに登山中の健康管理は
ガイドが注意を払う以上に、自己管理も大事であるといえる。

身体の状態を簡単に、素早く、数値で判定できることは非常に有意義なこと。
いろいろ今後の課題も話題に上ったが、医療の現場を離れた大自然の中で
医療的素人がいかにデータを活かせるかの仕組み作りができれば、機器の普及は
一気に進むのではないかと感じた。

Kさん、貴方にしかできないワザです。期待してますヨ!


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