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2022年9月21日(水) 茨木童子が拠点にしたと伝わる[丹波]鬼ヶ城を歩く!! 

2022年09月22日 | 山登りの記録
■メイン写真
鬼ヶ城の山頂からは、鬼退治伝説の大江山連峰が一望できる。


■今回のコース
観音寺(駐車場)→鬼ヶ城・烏ヶ岳分岐→鬼ヶ城→林道出合→烏ヶ岳→鬼ヶ城・烏ヶ岳分岐→
観音寺


鬼ヶ城は、茨木童子の住処があったと言われている。
茨木童子は、大江山で源頼光に退治された酒呑童子の第一の家来として知られる。
源頼光の腹心、渡辺綱に腕を切り落とされるも、茨木童子だけは逃げおおせ、
その後、腕を取り戻しに行く話は、歌舞伎や能の演目となっている。
なお、鬼退治の現場は、亀岡の老ノ坂峠の南にある「大枝山」との説もある。



室生谷山・観音寺の駐車場にクルマを停める。
台風一過で一気に気温が下がり、出発時点で気温は20度。今にも降りそうな重い雲。
駐車場の脇にはゲンノショウコがたくさん咲いていた。



観音寺は714年、行基が開いた。奈良の室生寺のご本尊の余材を使い、ここの本尊を
作ったという。
全盛期には11坊を数え、1967年に、残っていた観音寺、金剛院、明王院、安養院を
統合して現在の観音寺になったという。



本堂の左手から登山道に入る。すぐに堰堤下を渡渉。
左に段々が見えてくるが、おそらく、かつて棚田だったか段々畑だったか、
いずれにせよ観音寺の隆盛を想起させる。



尾根に出て、植林の中をしばらく進むと、立派な標識が立つ鬼ヶ城・烏ヶ岳分岐に着く。
まずは鬼ヶ城へ。



歩きやすい幅広の道になると、植林が終わり、カエデなどの落葉広葉樹が目を楽しませて
くれる。
ふと路傍に目をやると、鮮やかな赤のタマゴタケ。



鬼ヶ城は、戦国時代、丹波を治めていた赤井氏の山城があった。
明智光秀の丹波攻めに備え、城構えを強化したようで、いかにも山城らしい痕跡が
現れる。石垣の跡は城門だったか。すぐ上は、平坦な曲輪と急斜面が交互に出てくる。



山頂直下の曲輪には、今は休憩舎がある。



山頂に到着。
西麓に福知山の市街、北に大江山、北東に青葉山、東に弥仙山など、360度の眺めが
すばらしい。



山座同定の助けとなる方位盤がある。



ちょうどお昼時だったので、山頂で昼食をとる。



午後は、お隣の烏ヶ岳をめざす。
途中、さっきよりきれいに開いたタマゴタケを見つける。



オオウラジロノキの実かな?



マムシグサの巨大な実。これがあと少しで真っ赤になる。



近道をして小ピークを越え、舗装路の出合に出る。
すぐ再び山道に入る。このとき、まだ白いタマゴ状態のタマゴタケを発見。
今回、いろんな状態のタマゴタケを見た。



電波塔が立ち並ぶ烏ヶ岳の山頂。
ここは明智勢が砦を築いたのだが、これだけ建物があると、砦の気配は感じない。
山頂には一等三角点が埋まる。



山頂の隅には秋葉神社の祠。小規模なのに、手水石まである。



天気はかなり回復してきた。山頂は東側が大きく開ける。

朝、通りがかった標識の三叉路に戻り、元の道を観音寺へ下る。
ゆったりした一日、気持ちよく身体を動かせた。

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