![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/ad/0d296e30df7e086fab0d1ed74f0d092f.jpg)
■メイン写真
ガスが少し晴れた瞬間。甲斐駒ヶ岳と摩利支天
■今回のコース
22日 仙流荘前⇒(南アルプス林道バス)⇒北沢峠・こもれび山荘[泊]
23日 こもれび山荘→長衛小屋→仙水小屋→仙水峠→駒津峰→六万石→(巻き道ルート)→
甲斐駒ヶ岳→(往路を戻る)→駒津峰→双児山→こもれび山荘[泊]
24日 こもれび山荘→北沢峠⇒(南アルプス林道バス)⇒仙流荘前
8月最後の"遠征"は、南アルプスの甲斐駒ヶ岳。
「山と溪谷オンライン」には、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒
(あまつはやこま)という羽のある白馬が、夜になると、この山の頂上で眠ったことが
山名の由来という。
日本にもペガサスがいたのだ。
我々も、頂上までひとっ飛びできればいいのだが、足で一歩一歩、ゆっくり頂をめざすとしよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/23/f1dabf0294cbcf841840fbd12461ac8f.jpg)
今夏、二度目のこもれび荘さん。今回は連泊する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/99/1530ef1eeb6e3e3cdc8a161785e46d07.jpg)
山荘の裏に咲いていたタカネビランジ。鮮やかなピンク色。
早立ちするパーティ(旅行者のツアー)があったが、3時半の出発なのに、2時頃からゴソゴソし
はじめ、朝食を食べるでもなくずっとゴソゴソ、ザワザワ、ガタゴト、ヒソヒソ。
そういうこともあろうかと、こちらは昨夜、消灯前に寝たので、ここで起こされても大丈夫。
ずっと彼らの行動を観察していた。
山小屋のマナーのへったくれもない現状に、怒りを通り過ぎて笑いが出てきたが、
正しいマナーについては、機を改めてまとめて紹介したい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/af/453c58c20f27cf253c050e1152598ab9.jpg)
23日。この日は4:00から朝食を済ませ、5時前に出発する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/33/89e4862d8468bc6e8132c541a8e472d2.jpg)
長衛小屋の前を通る。
平日なのに、テン場は意外な賑わいをみせていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/00/bcce02b4ac16c2211cee33d3a032ac6f.jpg)
北沢は倒木や土砂などで荒れ模様。登山道はきれいになっていて、通行には全く支障はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/1f/8366f2afc54eb66107d707980d82d894.jpg)
1か所だけ、固定ロープが張られた岩場を越えていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/51/0cf220957196b1e229c19ef1d046c25b.jpg)
仙水小屋に到着。休憩デッキへの入り口にはロープで通せんぼがしてあるので、
水場で給水するのみで、そのまま先に進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/5f/4820251901a428c9f380c9ad9cedc284.jpg)
はじめは北八ツのような、苔むした針葉樹林だが、いきなり前方が開け、黒いゴロゴロした岩が
山の斜面一面にみられる奇異な地形になる。
これはホルンフェルスと呼ばれる熱変成岩で、それなりに珍しいものらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/21/99895b37eff17219436a9d01d8a0797f.jpg)
仙水峠に着く。遭難碑と道標があり、眼前に摩利支天がそびえる…はずであったが、あいにく
雲が出てきて全容までは見えなかった。天気は少し心配だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/3d/d10f1b7f5487611697f7dccd89c43d0e.jpg)
夏の花は終盤。しかも仙丈ヶ岳に比べて格段に少ない。
コゴメグサが健気に咲く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/5e/db058e4a0fa1b61073e8c720a90b7a7e.jpg)
鳴き声がしたのでカメラを向けると、木の枝に隠れそうだったが、ホシガラスをゲット。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/70/da3b065398a58f34dce804d5dd8c4142.jpg)
仙水峠から先は、厳しい坂が続く。駒津峰まで470mもの登りだ。
虹に励まされながら、確実に登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/f5/9a6a662819c61dadba5896a2a4decae1.jpg)
コケモモ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/da/96743e7a8b2f264f4fd2a8bb596348f8.jpg)
駒津峰に到着。急登疲れの顔が並ぶ。
まわりは真っ白。本来、甲斐駒ヶ岳の迫力ある山容を楽しめるのに残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/5f/590f0380a9927d1b6350542fa80c2631.jpg)
歩きにくい岩稜帯の稜線を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/02/e7e7d600dc48d7acbeb1a266d0b49f80.jpg)
少しアップダウンもある。鎖場もあるが、鎖に頼りすぎるよりも、岩をしっかり持てばいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/f1/dd7f44cbd8d72b63f9b4f1a32a7a6985.jpg)
なかなか変化のある岩場なので、楽しく進むことができる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/41/ed37af950842b29f1011db1bd8cb16a6.jpg)
トウヤクリンドウ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/5f/f917bca88ee5dc79207bf094a4732b59.jpg)
六万石で直登ルートと巻き道ルートに分かれる。この日はメンバーの力量的な問題もあって
往復とも巻き道ルートにした。
いよいよ森林限界となり、左を見上げると、いかにも甲斐駒といった白い花崗岩が累々としている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c7/13cabe8de600a50c700c5905d7938f1b.jpg)
イワツメクサ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/7b/857ab8360b1017a36f844522d6c44c4a.jpg)
足元は花崗岩の風化によりザレザレ。滑らないように確実なフラットフッティングで行く。
花崗岩をよく見ると、別の鉱脈が一直線に走っていたりしておもしろい。
山頂まであと少しとなってから、パーティの足並みが乱れ始める。
高所なりに、大きな呼吸を継続しなければ、筋肉に酸素が行きわたらない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/87/51ce1d8a56ddaafeb721536c12ba1e8e.jpg)
皆さんの熱意と執念がヒシヒシと伝わってくる中、ついに到着した甲斐駒ヶ岳の山頂!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/a1/6eedb14e8c4e67793a653e8303464d80.jpg)
山頂の祠には、修験の色彩が読み取れる。
江戸時代の後期、諏訪の小尾権三郎という行者がこの山を開いたという。
さまざまな石仏が見て取れるが、風雪のためか、ほとんど寝そべった状態である。
山頂もガスで真っ白だったが、しばらくすると小雨が降り始めた。
そろそろ昼食どきではあったが、レインウェアを着て、ひとまず退散することに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c7/dc8002ceb55c1c5e89fb217fd500e729.jpg)
ひとつ東側のピークには、駒ヶ嶽神社の本社があるので、とりあえず寄らねばならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/2a/01c549cfa663f658c4d3fb591d5fc5cf.jpg)
周囲には大国主命、大己貴命の碑や剣がある。
ペガサス天津速駒はどこにいるのか!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/66/f024f8c839dd229fe14920a2b4bbe1aa.jpg)
もとの道を戻り、小雨がおさまるまで下る。少し広くなった場所で昼食タイム。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/fc/d190365a7b23223bee38538630ac9c5a.jpg)
駒津峰へ戻る。さっき下った岩場を今度は登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/97/972ab9fb0727d72144a2f7777877e599.jpg)
駒津峰に着いたら、空に彩雲が見えた。不安定な天気だが、こうした幸運もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/59/1160faf6ed9acab0bb39b95d2d66da06.jpg)
下山は双児山ルートをとる。駒津峰からしばらく下ると、小さな岩がガラガラ積み重なった
歩きにくい道になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/3d/f4536f21f9ca39122645f47d8b8fad98.jpg)
ひとまず下り続け、駒津峰を振り返る。ごつごつと男性的な甲斐駒ヶ岳に比べ、
優美な山容である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/d2/dd2c79870ee6709eeb28d6513bfc21f9.jpg)
双児山は、厳密にいうと最高点から10mあまりずれたところに道標が立つ。
最高点へ薮を分けようとしたら、そこに先客の巨大ウ〇コが、おびただしい紙とセットで
鎮座していたので、さすがに興ざめして戻ってしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/c7/5021061afda124f06bed5f1e43a08caf.jpg)
樹林帯に入る。針葉樹に交じって、大きなダケカンバがみられる。
ルートはたやすいが、なんにせよ、ここまでの歩行でメンバーには足の疲れもみられる。
とにかく、ゆっくりでいいから、転ばないように細心の注意を払っていただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/d9/f2fec60f97af5f73c625a8975e50a745.jpg)
そして15:00、北沢峠へ無事下山!! 行動時間10時間余の山行となった。
ウチの登山教室としては珍しく、ちょっぴり体育会系の行程となったが、みごとに登頂を
果たした皆さんの表情は充実感にあふれていた。
この日は、こもれび山荘に連泊。
じつは16:00の最終バスに乗れない可能性を考えて、予め泊まることにしていたのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/5e/e8db7caadb8ae206f0f769bb73bfdd45.jpg)
翌朝一番の南アルプス林道バスで、仙流荘へ向かう。
往路は雲に隠れて見えなかった鋸岳の「鹿の小窓」が見えた。
仙流荘の風呂はまだ開いていないので、帰路、通り道でちょうど開く温泉に寄ろうと
いうことで、信州まつかわ温泉・清流苑へ。久しぶりだったが、相変わらず、ぬめっとした
いい泉質に満足。道中の渋滞もなく夕刻に帰れたのはよかった。
ガスが少し晴れた瞬間。甲斐駒ヶ岳と摩利支天
■今回のコース
22日 仙流荘前⇒(南アルプス林道バス)⇒北沢峠・こもれび山荘[泊]
23日 こもれび山荘→長衛小屋→仙水小屋→仙水峠→駒津峰→六万石→(巻き道ルート)→
甲斐駒ヶ岳→(往路を戻る)→駒津峰→双児山→こもれび山荘[泊]
24日 こもれび山荘→北沢峠⇒(南アルプス林道バス)⇒仙流荘前
8月最後の"遠征"は、南アルプスの甲斐駒ヶ岳。
「山と溪谷オンライン」には、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒
(あまつはやこま)という羽のある白馬が、夜になると、この山の頂上で眠ったことが
山名の由来という。
日本にもペガサスがいたのだ。
我々も、頂上までひとっ飛びできればいいのだが、足で一歩一歩、ゆっくり頂をめざすとしよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/23/f1dabf0294cbcf841840fbd12461ac8f.jpg)
今夏、二度目のこもれび荘さん。今回は連泊する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/99/1530ef1eeb6e3e3cdc8a161785e46d07.jpg)
山荘の裏に咲いていたタカネビランジ。鮮やかなピンク色。
早立ちするパーティ(旅行者のツアー)があったが、3時半の出発なのに、2時頃からゴソゴソし
はじめ、朝食を食べるでもなくずっとゴソゴソ、ザワザワ、ガタゴト、ヒソヒソ。
そういうこともあろうかと、こちらは昨夜、消灯前に寝たので、ここで起こされても大丈夫。
ずっと彼らの行動を観察していた。
山小屋のマナーのへったくれもない現状に、怒りを通り過ぎて笑いが出てきたが、
正しいマナーについては、機を改めてまとめて紹介したい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/af/453c58c20f27cf253c050e1152598ab9.jpg)
23日。この日は4:00から朝食を済ませ、5時前に出発する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/33/89e4862d8468bc6e8132c541a8e472d2.jpg)
長衛小屋の前を通る。
平日なのに、テン場は意外な賑わいをみせていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/00/bcce02b4ac16c2211cee33d3a032ac6f.jpg)
北沢は倒木や土砂などで荒れ模様。登山道はきれいになっていて、通行には全く支障はない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/1f/8366f2afc54eb66107d707980d82d894.jpg)
1か所だけ、固定ロープが張られた岩場を越えていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/51/0cf220957196b1e229c19ef1d046c25b.jpg)
仙水小屋に到着。休憩デッキへの入り口にはロープで通せんぼがしてあるので、
水場で給水するのみで、そのまま先に進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/5f/4820251901a428c9f380c9ad9cedc284.jpg)
はじめは北八ツのような、苔むした針葉樹林だが、いきなり前方が開け、黒いゴロゴロした岩が
山の斜面一面にみられる奇異な地形になる。
これはホルンフェルスと呼ばれる熱変成岩で、それなりに珍しいものらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/21/99895b37eff17219436a9d01d8a0797f.jpg)
仙水峠に着く。遭難碑と道標があり、眼前に摩利支天がそびえる…はずであったが、あいにく
雲が出てきて全容までは見えなかった。天気は少し心配だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/3d/d10f1b7f5487611697f7dccd89c43d0e.jpg)
夏の花は終盤。しかも仙丈ヶ岳に比べて格段に少ない。
コゴメグサが健気に咲く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/5e/db058e4a0fa1b61073e8c720a90b7a7e.jpg)
鳴き声がしたのでカメラを向けると、木の枝に隠れそうだったが、ホシガラスをゲット。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/70/da3b065398a58f34dce804d5dd8c4142.jpg)
仙水峠から先は、厳しい坂が続く。駒津峰まで470mもの登りだ。
虹に励まされながら、確実に登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/f5/9a6a662819c61dadba5896a2a4decae1.jpg)
コケモモ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/da/96743e7a8b2f264f4fd2a8bb596348f8.jpg)
駒津峰に到着。急登疲れの顔が並ぶ。
まわりは真っ白。本来、甲斐駒ヶ岳の迫力ある山容を楽しめるのに残念。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/5f/590f0380a9927d1b6350542fa80c2631.jpg)
歩きにくい岩稜帯の稜線を行く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/02/e7e7d600dc48d7acbeb1a266d0b49f80.jpg)
少しアップダウンもある。鎖場もあるが、鎖に頼りすぎるよりも、岩をしっかり持てばいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/f1/dd7f44cbd8d72b63f9b4f1a32a7a6985.jpg)
なかなか変化のある岩場なので、楽しく進むことができる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/41/ed37af950842b29f1011db1bd8cb16a6.jpg)
トウヤクリンドウ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/5f/f917bca88ee5dc79207bf094a4732b59.jpg)
六万石で直登ルートと巻き道ルートに分かれる。この日はメンバーの力量的な問題もあって
往復とも巻き道ルートにした。
いよいよ森林限界となり、左を見上げると、いかにも甲斐駒といった白い花崗岩が累々としている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/c7/13cabe8de600a50c700c5905d7938f1b.jpg)
イワツメクサ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/7b/857ab8360b1017a36f844522d6c44c4a.jpg)
足元は花崗岩の風化によりザレザレ。滑らないように確実なフラットフッティングで行く。
花崗岩をよく見ると、別の鉱脈が一直線に走っていたりしておもしろい。
山頂まであと少しとなってから、パーティの足並みが乱れ始める。
高所なりに、大きな呼吸を継続しなければ、筋肉に酸素が行きわたらない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/87/51ce1d8a56ddaafeb721536c12ba1e8e.jpg)
皆さんの熱意と執念がヒシヒシと伝わってくる中、ついに到着した甲斐駒ヶ岳の山頂!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/a1/6eedb14e8c4e67793a653e8303464d80.jpg)
山頂の祠には、修験の色彩が読み取れる。
江戸時代の後期、諏訪の小尾権三郎という行者がこの山を開いたという。
さまざまな石仏が見て取れるが、風雪のためか、ほとんど寝そべった状態である。
山頂もガスで真っ白だったが、しばらくすると小雨が降り始めた。
そろそろ昼食どきではあったが、レインウェアを着て、ひとまず退散することに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/c7/dc8002ceb55c1c5e89fb217fd500e729.jpg)
ひとつ東側のピークには、駒ヶ嶽神社の本社があるので、とりあえず寄らねばならない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/2a/01c549cfa663f658c4d3fb591d5fc5cf.jpg)
周囲には大国主命、大己貴命の碑や剣がある。
ペガサス天津速駒はどこにいるのか!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/66/f024f8c839dd229fe14920a2b4bbe1aa.jpg)
もとの道を戻り、小雨がおさまるまで下る。少し広くなった場所で昼食タイム。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/fc/d190365a7b23223bee38538630ac9c5a.jpg)
駒津峰へ戻る。さっき下った岩場を今度は登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/97/972ab9fb0727d72144a2f7777877e599.jpg)
駒津峰に着いたら、空に彩雲が見えた。不安定な天気だが、こうした幸運もある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/59/1160faf6ed9acab0bb39b95d2d66da06.jpg)
下山は双児山ルートをとる。駒津峰からしばらく下ると、小さな岩がガラガラ積み重なった
歩きにくい道になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/3d/f4536f21f9ca39122645f47d8b8fad98.jpg)
ひとまず下り続け、駒津峰を振り返る。ごつごつと男性的な甲斐駒ヶ岳に比べ、
優美な山容である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/d2/dd2c79870ee6709eeb28d6513bfc21f9.jpg)
双児山は、厳密にいうと最高点から10mあまりずれたところに道標が立つ。
最高点へ薮を分けようとしたら、そこに先客の巨大ウ〇コが、おびただしい紙とセットで
鎮座していたので、さすがに興ざめして戻ってしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/c7/5021061afda124f06bed5f1e43a08caf.jpg)
樹林帯に入る。針葉樹に交じって、大きなダケカンバがみられる。
ルートはたやすいが、なんにせよ、ここまでの歩行でメンバーには足の疲れもみられる。
とにかく、ゆっくりでいいから、転ばないように細心の注意を払っていただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/d9/f2fec60f97af5f73c625a8975e50a745.jpg)
そして15:00、北沢峠へ無事下山!! 行動時間10時間余の山行となった。
ウチの登山教室としては珍しく、ちょっぴり体育会系の行程となったが、みごとに登頂を
果たした皆さんの表情は充実感にあふれていた。
この日は、こもれび山荘に連泊。
じつは16:00の最終バスに乗れない可能性を考えて、予め泊まることにしていたのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/5e/e8db7caadb8ae206f0f769bb73bfdd45.jpg)
翌朝一番の南アルプス林道バスで、仙流荘へ向かう。
往路は雲に隠れて見えなかった鋸岳の「鹿の小窓」が見えた。
仙流荘の風呂はまだ開いていないので、帰路、通り道でちょうど開く温泉に寄ろうと
いうことで、信州まつかわ温泉・清流苑へ。久しぶりだったが、相変わらず、ぬめっとした
いい泉質に満足。道中の渋滞もなく夕刻に帰れたのはよかった。