Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2023年9月2日(土) [六甲]西山谷を、ジャブジャブ沢靴で歩く!

2023年09月05日 | リバーウオーク
■メイン写真
西山谷で最大の滝、西山大滝(15m)


■今回のコース
渦森台4丁目バス停→西山谷入口→枝沢の赤壁滝(二俣)→ふるさとの滝→西山大滝→
ソーメン滝→愛情の滝→天狗橋東(車道出合)→六甲ケーブル山上駅


大好きな西山谷へ、今年もやってきた。
このルートは、破線ではあるが昭文社の地図にも載っているので、登山靴で歩くのを
想定されているのだが、堰堤の微妙な高巻き、へつりや、渡渉箇所が多い難路として知られる。
しかし、沢靴を履いて、必要に応じて流れに入っていけば、じつは却って安全に遡上できる。



西山谷への入口にある標識には「熟練者向け」とある。



さっそく、2つの堰堤を高巻く。



最初の二俣にたくさん咲いていたのはフサフジウツギ。



枝谷には赤い岩に6m滝がかかる。ここは登らずに、右の本流へと進む。



右の踏み跡へ越えていくか、この小滝を越えていくか。
ここは流れへ突進。



水温もほどほどで、ちょうど気持ちいい。



ふるさとの滝。
右岸をへつるように登る。落ちるとやばいところだが、沢靴だとグリップが効く。



垂直の岩の間から、プシューと湧き水があふれ出る。これはおもしろい。



第5堰堤の高巻きは、左から、ちょっとした鎖場を登ることになる。
ここは念のため、ロープで確保した。
このルートが「登り専用」と言われるのがよくわかる。



第5堰堤の上は、澄んだ緑色の水を満々とたたえている。



そして、西山谷最大の西山大滝(15m)を迎える。
水量が少ないと、まさに流芯を直登するツワモノもいるのだが、我々は左から
トラバースぎみに越える。それでも十分にスリリングなところだ。



第4堰堤を越えて、美しい配置の小滝をみる。
平凡に見えるのだが、こういう所こそ、登山靴ではさぞかし不便だろうなと思う。



四条に分かれて流れるナメ滝。前回は水量が少なく三条の流れだった。
なかなか美しいのである。



水圧の強い滝。じつは巧妙に越えられる。



赤い岩肌が印象的な流れ。



第6堰堤から先は、次々に堰堤を巻かされる。
コンクリート製の擬木がうまく立てかけてあり、登りやすくなっている。
こういうの、誰が何処から持ってきてくれるんだろう。



堰堤のホチキスを登るのはこの1カ所だけ。これはこれで変化があって愉快。



ソーメン滝は、今にも切れそうなトラロープが左端にかかっているが、登山靴用の
高巻き道もある。ここも念のため、ロープを出した。



後半の見せ場、一直線の軌跡が美しい愛情の滝。
上の方に、「あなた一筋」と書かれた表示板が見える。
これは巻くしかない。



4mのCS(チョックストーン:大きな岩が挟まっている形)滝は、左右どちらからでも
巻けるが、この日は弱弱しい固定ロープがかかる左側から、切り立った岩壁を登り、
狭いテラスをへつってクリア。ここもやばいところなのて、念のためロープで確保した。



最後にもう一つ、小さめの堰堤を左から巻いたら、沢筋とはお別れだ。
すぐ右の笹薮に、薄い踏み跡をみる。ブッシュをかき分けて80mほど登ると、天狗橋の
すぐ東側の車道に飛び出る。



あとは車道を六甲ケーブルの駅へ。下山の手間が省ける遡行、そのぶん思いっきり
登りに時間をかけられるのが何よりいい。

今回も大満足の遡行。あー楽しかった!!

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