Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2016年11月25日(金) 比叡山北稜縦走。複数の山名を持つ童髯山(:梶山、大尾山)へ

2016年11月27日 | 山登りの記録
■メイン写真
仰木峠のすぐ先の伐採地から、琵琶湖対岸の三上山(近江富士)を遠望する


■今回のコース
横川バス停→せりあい地蔵→横高山→水井山→仰木峠→小野山→童髯山(梶山・大尾山)→
音無滝→三千院→大原バス停


京都の名峰・比叡山から北に尾根がずっと続いている。せりあい地蔵から北は未踏
だったので、今回やっと行ってみた。

4峰をお手軽に縦走するのだが、最後に踏むピークは、山城30山では童髯山とされた
梶山である。じつは、梶山という名称も、最近まで地形図に「大尾山」と誤記されて
いたことから、現地の標識もほとんど「大尾山」になっている。

「梶山」を横書きして、「木」を「大」に写し間違えたら、確かに「大尾山」になる。
以前、「不幸の手紙」が、似たような誤記で「棒の手紙」になっていたとの例がある。



せりあい地蔵の分岐に一番近いバス停、横川までは、ケーブルカーやバスをリッチに
使い、時間と体力をセーブ。



この日は、新調した登山靴の試運転だ。アゾロのドリフターシリーズだ。
アゾロの靴は初体験。果たして、履き心地、歩き心地はどうか。



横川バス停を出発してほどなく、地主権現釣垂岩の脇を通る。



比叡山ドライブウェイの下を、歩行者用トンネルでくぐると、すぐにせりあい地蔵に
着く。前回はここから、西麓の秋元町へ下りた。



今日はここから北へ、尾根筋を忠実にたどる。
右側は植林だが、左側はコナラなどの雑木林だ。



木の根が目立つ急坂を一気に登ると、横高山の山頂に着く。



続いて水井山へ。ここも直前は急登だった。水井山には三角点がある。

ドライブウェイへのエスケープ道を過ごし、緩やかなアップダウンを繰り返す。



やがて横川中堂からダイレクトに来れる木段の道を右から迎える。
ここも直進あるのみ。

この日はシーズン一番の冷え込みとなったこともあり、身体が温まるように
ハイピッチで飛ばす。単独行ならではのペースだ。



仰木峠に着く。
東海自然歩道はここが西に下り、野村別れに至る。



仰木峠のすぐ先は、滋賀県側が伐採されており、シカ除けフェンス越しに琵琶湖方面の
眺めが開ける。



小ピーク(無名)を越えたところに、ルートの説明が描かれた立札があった。
勝手なところを下りちゃダメよ、ということらしい。



本日の3峰目、小野山は、おおよそピークとは思えないような場所にあるので、
油断していると知らないうちに通り過ぎてしまいそうだ。

その先で林道に出合い、しばらくは少し退屈な林道歩きとなる。
やがて、森と緑の公社の標識のところで左の山道に入る。しばらくは先ほどの林道が
すぐ脇を並行するが、林道は先に終点を迎える。



童髯山の山頂からは、わずかに琵琶湖が覗き見える。



ここには三角点(点名・大原村)がある。
山頂には、「童髯山」と「大尾山」の表示が掛かっていたが、最新の地形図に
載っている「梶山」がないというのが面白い。



梶山の肩付近で、ナメコとおぼしきキノコの群生を発見。
当然、「もしも」が怖いので採らない。

ここから大原方面に下山する。紅葉はまだ残っているだろうか。
はじめは尾根道だが、やがて道は川迫谷に沿う。



三ノ滝は、微妙な鎖場を慎重に下る。

川迫谷は、沢の渡渉を繰り返しながら下っていく難路だ。
新しい靴のグリップ性能が試験でき、なかなか面白い。
ちなみに、さすがは信頼のビブラム底。期待(予想)通りの感触。



二ノ滝は、やや高巻いた登山道から見下ろす感じ。



沢は小さいが、ナメの流れが非常に美しい。



メインとなる音無滝へも、上から回り込むのだが、
高らかな声明(しょうみょう)が聞こえるのでソッと覗いたら、
テレビ局が撮影中だった。



少し待ってみたが、撮影が終わる気配はなく、何度も声明が繰り返される。
声明はありがたいものに違いはないのだろうが、じっとしているのも寒い。
仕方なく、テレビのクルーを巧妙に避けて、音無滝を撮る。



古い看板が木に食われていた(笑)。

来迎院の奥に下りてくる。



三千院は観光客であふれており、できるだけ人がいない瞬間を待って撮影。

カエデの紅葉は、大半が終わっており、落葉が道端に積もっていた。
または、夏場が暑すぎたのか、焼けただれたまま茶色くなって枝に残っている
ものも多かった。



まだ残っている紅葉を選んで撮影。



勝林院のカエデはグラデーションが美しかった。
それぞれ拝観料が必要なので、こりゃたまらんと、この日はどの寺にも参拝せず。
予定より1時間以上も早く下山できたので、本格的に混む前に京都バスに乗れた。

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