Mr.Dashのぶろぐ館

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2021年10月17日(日) 生駒山系の完全縦走[その2] 清滝峠から生駒山山頂へ!

2021年10月18日 | 山登りの記録
■メイン写真
生駒山上遊園地にある、国内に現存する最古の大型遊具の飛行塔


■今回のコース
逢坂バス停→清滝峠→むろいけ園地→権現ノ滝→室峠→阪奈道路横断→燈籠ゲート→
鷲尾山→経塚→生駒山→宝山寺⇒(ケーブルカー)⇒鳥居前駅


枚方の国見山から、柏原の高尾山まで南北に続く生駒山系を、なるべくピークを踏みながら
完全縦走する試みのラストは、中間部分の「清滝峠から生駒山山頂」になった。
もともと5月に予定していたのだが、雨で中止となり、この日になった。

四条畷駅からコミュニティバスで逢坂バス停へ。第1回のゴール地点が、そのまま
今回のスタート地点である。



まずは、むろいけ園地のエリア内に入る。いろんな道があるので却って迷いやすい。



定められた「生駒縦走路」を忠実にたどるわけではない。かるがも橋を渡り、
ちょっと寄り道しよう。近道する場合は、中堤を渡ればよい。
ちなみに室池は、奈良時代の仁徳天皇の頃から、氷室として使われていたという。



権現ノ滝へ向かう。法螺貝の音が聞こえる。今日は修験の皆さんが集まっておられるようだ。



落差30mの権現ノ滝。不動明王が祀られるが、寺としての境内ではない。
日照り続きの村を通りがかった僧・行基が雨乞いをしたところ、
龍王が翁に化けて雨を降らせてできたという。

おそらくここも明治時代の強引な神仏分離令、廃仏毀釈、修験禁止令で、寺としての
形を維持できなかったのだろうが、それでもドッコイ、今も"生きている"信仰の場だ。



権現ノ滝のすぐ上を回り込み、沢沿いの道を進む。朝まで雨が降っていたので
水量が増え、支流の小滝もきれいな布引状になっていた。



室峠。地味なところだ。この先の分岐で、ふたたび「生駒縦走路」に合流する。



ずっと雑木林の中を歩いてきたが、突然、阪奈道路に飛び出す。
歩道橋を渡ってこの日の後半が始まる。
はじめの20分ほどは舗装道。ビニールハウスのところから未舗装に変わる。
ゴルフ場の横を通り抜けると、大きな岩に「龍王神」と文字が彫られた小祠に着く。



隣に信貴生駒スカイラインが沿うようになると、燈籠ゲートに着く。
トレランの皆さんにはよく親しまれているスポットだ。



引き続き「生駒縦走路」を行くが、次の標識のところで左の脇道にそれる。
この先、「生駒縦走路」は尾根を外れ、大阪側を巻いてしまうからである。
スカイラインを横断し、草深い道に入っていく。



踏み跡が定かではなくなり、輻輳するテープを見極めながら、鷲尾山に向かう。
登山というより探検のようだ。



たどりついた鷲尾山は、背丈以上の笹薮の中。3等三角点だけが山頂のしるし。
鷲尾山は、山頂の大阪側直下にある興法寺の山号である。



経塚。宝山寺の中興の祖・湛海が発願し、第6世・光善が安永5年(1776年)に
一石一字の般若経を納めた。やがて荒廃したが、第16世・慧證昭和7年に再興。
中央に釈迦如来像、周囲に十六善神像が並ぶ



いよいよゴール、生駒山上遊園地へ。
汽車ポッポのレールの中に、一等三角点の山頂がある。
緊急事態宣言も解除され、この日の遊園地は家族連れなどで大いに賑わっていた。



今回の生駒山系完全縦走は、7名の方が完踏を達成された。
生駒山系の核心部だけでなく、枚方から柏原まで軌跡をつないだ意義は大きい。
ケーブルの山上駅で解散したが、希望者だけで、歩いて宝山寺まで下った。

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