Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年10月10日(日) [丹波]奇岩・鬼の架け橋で知られる金山へ、瓶割峠から歩く!

2021年10月13日 | 山登りの記録
■メイン写真
鬼の架け橋からヤッホー!

■今回のコース
金山登山者用駐車場→鐘ヶ坂明治トンネル→西瓶割峠→鐘ヶ坂峠→金山→鬼の架け橋→
園林寺跡→NHKアンテナの分岐→追入神社→金山登山者用駐車場

大江山の鬼が架けたという「鬼の架け橋」があり、明智光秀が丹波攻めの折に
山城を築いた金山。
前回、麓の大山宮の春の花々を観るために追入神社から金山、大乗寺へと歩いたが、
今回は金山の北東にある瓶割峠から歩いてみた。
また違った見どころがあって、なかなか面白かった。



金山登山者用駐車場にクルマを停め、出発。



まずは鐘ヶ坂明治トンネルを観に行く。
レンガ積み構造のトンネルとしては最古のものだという。
鐘ヶ坂峠には、これを含め3本のトンネルがあり、明治、昭和のトンネルは
現在は通り抜けはできない。



トンネルの手前にメタカラコウの大群落があった。



獣除けゲートを開けて、「テンプルコース」で瓶割峠へ向かう。
カケスが襲われたらしく、羽根がいっぱい登山道に散らばっていた。



単調な植林が続くが、かつての物流の要だった道とのことで、たいへん歩きやすい。
瓶割峠(かめわりとうげ)の名は、商人が立杭焼の瓶や壺を背負ってこの峠を越えるときに、
よく割れてしまったことに由来するという。



瓶割峠には2本の山道が越えている。西瓶割峠へ抜けるテンプルコースと、東瓶割峠を
通る軍隊ルートと呼ばれる道だ。この日は西瓶割峠へ上る。



ですます調の敬語で、妙に丁寧な標識(笑)。



峠からは、尾根に沿って「分水界の径」と名付けられたルートを歩く。
426.4m4等三角点ピークは、ちょっとした展望が開け、譲葉山が見える。



金山の山頂へは、短いが急登をしのがねばならない。



かつて光秀の砦があった山頂は、平たくならされている。
丹波攻めの折、敵方の八上城と黒井城の連携を断つために築いたという。



石垣の痕跡。全周囲に石垣が作られていたかは疑問だが。



山頂からは、譲葉山へ続く稜線と、その背後に黒井城が見える。



鬼の架け橋。エイっと岩が持ち上がったかどうかは…



下山は勝手知ったるルート。修験の尼寺があった園林寺跡。



NHKアンテナが立つ分岐の手前からは、大山宮の田圃が見下ろせる。
かつて京都の東寺の荘園だったという。



下山路に、転倒したままの古い標石をみる。



追入神社横に下山。



駐車場に戻る途中、伊能忠敬がここを通ったという記念碑がある。

短い山旅ではあるが、随所に歴史のエピソードが残っている。
昔からずっと、人とのかかわりが深い山なのである。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2021年10月8日(金) [北摂]阿... | トップ | 2021年10月17日(日) 生駒山... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山登りの記録」カテゴリの最新記事