Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2015年1月3日(土) [大阪の山レビュー] ロングルートの水分道から金剛山に初詣 

2015年01月04日 | 山登りの記録
■メイン写真
国見城址からみた見事な霧氷と富田林方面の眺め

■今回のコース
近鉄富田林駅⇒(金剛バス)⇒森屋→楠公誕生地→奉建塔→二河原邊橋→(足谷林道)→
休場(林道分岐)→(水分道)→二河原邊小屋→セト→国見城址(寺務所)→香楠荘→
伏見峠→(念仏坂)→ロープウェイ前)⇒(金剛バス)⇒富田林駅


2015年最初の山行は金剛山にした。
前日に雪が降り、当日は温度が上がらないということから、霧氷をみるチャンスと
考えたのだ。狙いは的中。すばらしい霧氷に巡り合えた。

せっかく行くのだから、今回は森屋から水分道をたどるロングルートを選んだ。
森屋の標高はおよそ115m。山頂まで1,000mの標高差がある。
大阪側から標高差1,000mの登山が楽しめるのは、実はこのルートをもって他にない。



道の駅「ちはやあかさか」の隣に、ご当地のヒーロー・楠木正成をしのぶ
楠公誕生地の石碑がある。クスノキの大木に囲まれた、静かなたたずまいだ。



表の道に出てみると、二上山と岩橋山が並んで見える。



そこから5分足らずで奉建塔に着く。1940年に「楠公600年祭記念」として建てられたもの。
石碑や展望台はともかく、この季節にビッシリ咲くスイセンは今年も見事!!
かつてはガイドブック用に、このスイセンをわざわざ富士のリバーサルフィルム
「ベルビア」で撮影したものだ。



のどかな山村を抜け、二河原邊(にがらべ)橋の北側を横断する。
今はちゃんとした道標もある。

足谷林道をゆるやかに登っていく。なかなか標高を稼げない。



やがて休場(やすんば)に着く。V字に林道が分岐している。ここも今は標識がある。
ここは左に進む。未舗装だが、ジムニーなら辛うじて進入できそうな幅。



二河原邊小屋で、幅広の林道は終わる。
小腹が減ったので、小屋の前で持参した赤飯おにぎりを頬張る。



細い山道に入っても要所要所に標識がある。
かつては水分道は迷いやすいルートとして知られていたのが嘘のよう。
ただし、路肩の植生をみていると、夏場は雑草のヤブでたいへんな箇所もありそう。



送電線の下を3つくぐる。くぐるごとに、だんだん雪が多くなってくる。

そろそろ坂の傾斜が強くなってきた。
このあたりは小ピークごとに坂の名称があり、甲取坂、鞍取坂、屏風坂という。
屏風坂は谷ルートを使うこともできるが、今日はガチンコ勝負で急登する。
珍しく雪質がよく、アイゼンなしでも何とか登れた。



セトを経て、国見城址に向かう途中。ブナが現れると霧氷の美しさが強調される。
いいペースで登ってきたのに、ここから先は撮影に忙しく、なかなか前に進めなくなる。



転法輪寺で初詣。今年は願い事がたくさんあった。



さらに葛木神社にも立ち寄り、重ねて願い事をする。
お屠蘇が振舞われていた。葛城酒造さんのどぶろくである。



葛木神社の裏手に回り、霧氷のブナ越しに大和葛城山を望む。



これも見事な霧氷!! 今日は本当にラッキーだ。



香楠荘では、今日は野菜天ぷら蕎麦を頼んだ。
モンベルのカードを提示すれば5%OFFである。



ピクニック広場は家族連れでにぎわっていた。
子供たちがそりで遊ぶ歓声が、標高1,000mの雪山にとどろいていた。

伏見峠から念仏坂を下る。いつもならツルツルに凍り付いていて
アイゼンなしでは下りられないが、今日はなんとか粘り腰で下りてみた。
転びはしなかったが、帰宅してしばらくして筋肉が固まると、腰が痛くて
痛くて。かなり久しぶりにロキソニンを飲んでしまった。

これでは先が思いやられるなぁ。
「転法輪寺さん、葛木神社さん、どうか宜しく」と、仏様・神様に祈らずには
おれない今年のスタートとなった。

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