![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/9e/466e8c056d8e3fcbfa75fd055775056c.jpg)
■メイン写真
稜線上の最初の小ピークから見た数曽寺山(459m峰)
■今回のコース
馬瀬→住吉神社→鞍部(稜線)→数曽寺山(459m峰)→大坂山(450m峰)→馬の背→
数曽寺谷を詰めた峠→鉄塔→299m三角点ピーク→キレット→カバの背→山口
この日は冷え込むとの予報。岳友のY井氏が有給休暇をとったということで、
二人で兵庫県加東市の数曽寺山塊に行ってみた。かねてより、ここの岩稜を
見てみたかったのだ。
しかし、ルート上の7割方は密生したシダのブッシュで、その薄い踏み跡をたどる
大変な山行となった。
シダだけなら気にしないのだが、そこにサルトリイバラが紛れていて、不意に
手の甲や顔を引っ掻くので、痛くて仕方がなかった。
ただ、岩稜部分からの眺めは確かになかなかのもので、人にはお勧めできない
ものの貴重な体験ができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/50/b5f2f59d9ac631c73180ab09e1ebe1b8.jpg)
滝野社インターを下りて、国道372号線を北東へ。馬背付近に路駐。
左の道に入ると、まず住吉神社の鳥居がある。本殿に立ち寄り、今日の無事を祈る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/75/c32c3712cf3e8a9f13ad79e4b45e4fc1.jpg)
次にため池に出る。背後に、これから歩くであろう稜線が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/e4/e371c9d3fd48ab9004f2eadc17a2a2ad.jpg)
涸れ沢の二又を右に進んで沢沿いにしばらく登ると、左手に炭焼き窯跡があった。
まだ天井が落ちていない。山道はあまり歩かれていないようである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/f8/988fbfc1dda0a248149186e4e6530a27.jpg)
雑木林の中、稜線鞍部に突き上げる。稜線づたいに進むのだが、いきなりシダの
ブッシュに阻まれる。葉が融けかけの雪で濡れているので、レインウェアの
パンツをはいた。さあ突進だ。
稜線上の樹木はウバメガシが最も多く、ソヨゴ、リョウブ、モチツツジなどがみられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/9c/200e31b52fbf5f396ef364814722cba4.jpg)
たどり着いた数曽寺山(459m峰)。灌木に囲まれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/1d/decdad9948dbef75f739613d8aec84a7.jpg)
続いて三角点がある大坂山の山頂。ここも絶景というほど開かれた眺めはない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/78/97b31da816cf0adc17815969a43438b9.jpg)
大坂山直下には、ちょっとした岩場もある。慎重に下る。
この下部は、一時的にヤブが消え、歩きやすくなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/a7/228151f82a1038504d834c31f987465e.jpg)
やがて播磨の山らしい露岩に出た。馬の背である。長さは50mくらいか。
このあと、ぐんぐん下って、数曽寺谷からの道が出合う峠に出る。
ほとんど一から登り返しだ(泣)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/6f/47ab3712c9388d390644e58945414fc4.jpg)
送電線鉄塔を経て、ひどいヤブの中を299m三角点にたどり着く。
ヤブはさらに深くなってきたが、ここまで来たら引き返せない、
あと少しの辛抱だと思い、突っ込んでいく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/f3/2fc8f7446461f6c3cdb283b4dc9c2944.jpg)
キレットは2m程の高さのボロボロの岩壁に、フィックスザイルが下がっていた。
ザイルに100%頼らなくても、木の根を持ちながら登ることができたが、逆に
たどる場合は懸垂気味に下りるしかないだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/44/527d000ad708f6cc2f02afca7ad7e163.jpg)
尾根がV字に割れている。左をとり、通称カバの背へ。
下り切って振り返ったら、なかなかの風貌。
林道まで直線距離であと200mという時点になって、とうとうヤブのため
尾根筋をキープできなくなった。尾根の東側、別荘街を見下ろしながら、
下りられそうなところを探す。
道があれば探すが、ないのならヤブを突っ切ると、なんとか別荘の裏手に
出ることができた。
沢登りの詰めを思えば、なんてことないが、両手はサルトリイバラの棘で
ひっかき傷だらけ。
下山後、クルマを回収し、滝野温泉「ぽかぽ」に寄った。
身体が温まるのはいいが、ここは塩泉。ひっかき傷にしみてくる。
それでも温泉というのは気持ちのいいもので、露店風呂に浸かっているうちに
ハッピーな気分になってきたのだった。やれやれ。
こんな山行につきあってくれたY井氏、どうもありがとう。
稜線上の最初の小ピークから見た数曽寺山(459m峰)
■今回のコース
馬瀬→住吉神社→鞍部(稜線)→数曽寺山(459m峰)→大坂山(450m峰)→馬の背→
数曽寺谷を詰めた峠→鉄塔→299m三角点ピーク→キレット→カバの背→山口
この日は冷え込むとの予報。岳友のY井氏が有給休暇をとったということで、
二人で兵庫県加東市の数曽寺山塊に行ってみた。かねてより、ここの岩稜を
見てみたかったのだ。
しかし、ルート上の7割方は密生したシダのブッシュで、その薄い踏み跡をたどる
大変な山行となった。
シダだけなら気にしないのだが、そこにサルトリイバラが紛れていて、不意に
手の甲や顔を引っ掻くので、痛くて仕方がなかった。
ただ、岩稜部分からの眺めは確かになかなかのもので、人にはお勧めできない
ものの貴重な体験ができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/50/b5f2f59d9ac631c73180ab09e1ebe1b8.jpg)
滝野社インターを下りて、国道372号線を北東へ。馬背付近に路駐。
左の道に入ると、まず住吉神社の鳥居がある。本殿に立ち寄り、今日の無事を祈る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/75/c32c3712cf3e8a9f13ad79e4b45e4fc1.jpg)
次にため池に出る。背後に、これから歩くであろう稜線が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/e4/e371c9d3fd48ab9004f2eadc17a2a2ad.jpg)
涸れ沢の二又を右に進んで沢沿いにしばらく登ると、左手に炭焼き窯跡があった。
まだ天井が落ちていない。山道はあまり歩かれていないようである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/f8/988fbfc1dda0a248149186e4e6530a27.jpg)
雑木林の中、稜線鞍部に突き上げる。稜線づたいに進むのだが、いきなりシダの
ブッシュに阻まれる。葉が融けかけの雪で濡れているので、レインウェアの
パンツをはいた。さあ突進だ。
稜線上の樹木はウバメガシが最も多く、ソヨゴ、リョウブ、モチツツジなどがみられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/9c/200e31b52fbf5f396ef364814722cba4.jpg)
たどり着いた数曽寺山(459m峰)。灌木に囲まれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/1d/decdad9948dbef75f739613d8aec84a7.jpg)
続いて三角点がある大坂山の山頂。ここも絶景というほど開かれた眺めはない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/78/97b31da816cf0adc17815969a43438b9.jpg)
大坂山直下には、ちょっとした岩場もある。慎重に下る。
この下部は、一時的にヤブが消え、歩きやすくなった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/a7/228151f82a1038504d834c31f987465e.jpg)
やがて播磨の山らしい露岩に出た。馬の背である。長さは50mくらいか。
このあと、ぐんぐん下って、数曽寺谷からの道が出合う峠に出る。
ほとんど一から登り返しだ(泣)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/6f/47ab3712c9388d390644e58945414fc4.jpg)
送電線鉄塔を経て、ひどいヤブの中を299m三角点にたどり着く。
ヤブはさらに深くなってきたが、ここまで来たら引き返せない、
あと少しの辛抱だと思い、突っ込んでいく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/f3/2fc8f7446461f6c3cdb283b4dc9c2944.jpg)
キレットは2m程の高さのボロボロの岩壁に、フィックスザイルが下がっていた。
ザイルに100%頼らなくても、木の根を持ちながら登ることができたが、逆に
たどる場合は懸垂気味に下りるしかないだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/44/527d000ad708f6cc2f02afca7ad7e163.jpg)
尾根がV字に割れている。左をとり、通称カバの背へ。
下り切って振り返ったら、なかなかの風貌。
林道まで直線距離であと200mという時点になって、とうとうヤブのため
尾根筋をキープできなくなった。尾根の東側、別荘街を見下ろしながら、
下りられそうなところを探す。
道があれば探すが、ないのならヤブを突っ切ると、なんとか別荘の裏手に
出ることができた。
沢登りの詰めを思えば、なんてことないが、両手はサルトリイバラの棘で
ひっかき傷だらけ。
下山後、クルマを回収し、滝野温泉「ぽかぽ」に寄った。
身体が温まるのはいいが、ここは塩泉。ひっかき傷にしみてくる。
それでも温泉というのは気持ちのいいもので、露店風呂に浸かっているうちに
ハッピーな気分になってきたのだった。やれやれ。
こんな山行につきあってくれたY井氏、どうもありがとう。