Mr.Dashのぶろぐ館

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2015年1月8日(木) ヤブコギの連続に悲鳴! 兵庫県加東市の数曽寺山塊を歩く

2015年01月09日 | 山登りの記録
■メイン写真
稜線上の最初の小ピークから見た数曽寺山(459m峰)

■今回のコース
馬瀬→住吉神社→鞍部(稜線)→数曽寺山(459m峰)→大坂山(450m峰)→馬の背→
数曽寺谷を詰めた峠→鉄塔→299m三角点ピーク→キレット→カバの背→山口


この日は冷え込むとの予報。岳友のY井氏が有給休暇をとったということで、
二人で兵庫県加東市の数曽寺山塊に行ってみた。かねてより、ここの岩稜を
見てみたかったのだ。
しかし、ルート上の7割方は密生したシダのブッシュで、その薄い踏み跡をたどる
大変な山行となった。
シダだけなら気にしないのだが、そこにサルトリイバラが紛れていて、不意に
手の甲や顔を引っ掻くので、痛くて仕方がなかった。

ただ、岩稜部分からの眺めは確かになかなかのもので、人にはお勧めできない
ものの貴重な体験ができた。



滝野社インターを下りて、国道372号線を北東へ。馬背付近に路駐。
左の道に入ると、まず住吉神社の鳥居がある。本殿に立ち寄り、今日の無事を祈る。



次にため池に出る。背後に、これから歩くであろう稜線が見える。



涸れ沢の二又を右に進んで沢沿いにしばらく登ると、左手に炭焼き窯跡があった。
まだ天井が落ちていない。山道はあまり歩かれていないようである。



雑木林の中、稜線鞍部に突き上げる。稜線づたいに進むのだが、いきなりシダの
ブッシュに阻まれる。葉が融けかけの雪で濡れているので、レインウェアの
パンツをはいた。さあ突進だ。
稜線上の樹木はウバメガシが最も多く、ソヨゴ、リョウブ、モチツツジなどがみられる。



たどり着いた数曽寺山(459m峰)。灌木に囲まれている。



続いて三角点がある大坂山の山頂。ここも絶景というほど開かれた眺めはない。



大坂山直下には、ちょっとした岩場もある。慎重に下る。
この下部は、一時的にヤブが消え、歩きやすくなった。



やがて播磨の山らしい露岩に出た。馬の背である。長さは50mくらいか。

このあと、ぐんぐん下って、数曽寺谷からの道が出合う峠に出る。
ほとんど一から登り返しだ(泣)。



送電線鉄塔を経て、ひどいヤブの中を299m三角点にたどり着く。

ヤブはさらに深くなってきたが、ここまで来たら引き返せない、
あと少しの辛抱だと思い、突っ込んでいく。



キレットは2m程の高さのボロボロの岩壁に、フィックスザイルが下がっていた。
ザイルに100%頼らなくても、木の根を持ちながら登ることができたが、逆に
たどる場合は懸垂気味に下りるしかないだろう。



尾根がV字に割れている。左をとり、通称カバの背へ。
下り切って振り返ったら、なかなかの風貌。

林道まで直線距離であと200mという時点になって、とうとうヤブのため
尾根筋をキープできなくなった。尾根の東側、別荘街を見下ろしながら、
下りられそうなところを探す。
道があれば探すが、ないのならヤブを突っ切ると、なんとか別荘の裏手に
出ることができた。
沢登りの詰めを思えば、なんてことないが、両手はサルトリイバラの棘で
ひっかき傷だらけ。

下山後、クルマを回収し、滝野温泉「ぽかぽ」に寄った。
身体が温まるのはいいが、ここは塩泉。ひっかき傷にしみてくる。
それでも温泉というのは気持ちのいいもので、露店風呂に浸かっているうちに
ハッピーな気分になってきたのだった。やれやれ。

こんな山行につきあってくれたY井氏、どうもありがとう。

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