![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/85/c5af3123449daede759c8522cf046ed5.jpg)
■メイン写真
霊山に咲いていたクリンソウ(アップ)
■今回のコース
田代池手前の車止め→田代池→野外活動センター跡地→霊山登山口→9合目分岐→
霊山南峰→9合目分岐→霊山→(山びこコース)→大平池出合→野外活動センター跡地→
田代池→車止め⇒白藤滝
三重県中部の布引山系にある霊山。かつて山頂に大伽藍の寺院があったという。
霊山の名は、山容がインドの霊鷲山に似ていることに由来するというが、うーん、似ているのか?
この山にはクリンソウの小群落があちこちにあり、この時期は花を求めるハイカーの姿も増える。
今回は南側の田代池からアプローチした。
暑い一日ということだったが、思いのほか東風が強く、日陰に入ると涼しさすら感じた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/1b/6da6f2e65748bb8cd057c3ecb44e39cd.jpg)
田代池手前の車止めに駐車(キャパ2台)。林道にツクバネウツギが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/2a/e1979a71da05db4461f6225155d48b49.jpg)
田代池。地形図には「田代湖」とある。せき止められて造られた人造湖だ。
上流には民家がないので、水はきれい。なぜか大きなニシキゴイがたくさん泳いでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/15/c000ea8e6565cd063efad4f4e9ce2aaa.jpg)
大阪市立伊賀青少年野外活動センターは、2014年3月31日に閉鎖されたまま。
大規模なキャンプ場施設だったが、まことにもったいない。
当時の大阪市は、貴重な青少年施設を経費の無駄といって次々に閉鎖した。
これは失敗であると言いたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/5c/dfdab1a6672fd97235bda36ea6016e10.jpg)
空き家となったセンターのすぐ先が登山口だ。東海自然歩道でもある。
伊賀市が設定した「忍者トレイル」にも設定されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/f3/f14f14cd578d8db1723be3f56bea4b58.jpg)
擬木階段で完璧に整備されている。忍者が歩くには簡単すぎる(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c6/20d121f3718962ca504e06abf7015ab6.jpg)
植林帯が終わると、新緑がきれいな雑木林が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/28/a04bf876f8d413c5cb6fe358ca50f774.jpg)
ヤマツツジが綺麗。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/6f/b82e64d66ab90c761193c1fa83bbd6d6.jpg)
9合目の分岐付近で見かけた、明らかに色が違い、花もヤマツツジに比べて少し大きなツツジ。
葉には薄く毛が密生し、少しモチツツジっぽいが、花弁を触ってもベタベタしないので
モチツツジではない。両者のハイブリッドのミヤコツツジというものだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/35/195315ff6b48d8c876e1251ac0378a28.jpg)
9合目の少し北側、登山道の脇に咲いていたクリンソウ。
咲いてくれていてありがとう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/58/6981c209732cb1a1f3b6c0df8fd340ce.jpg)
まずは霊山南峰に寄る。こちらは鬱蒼としたアセビ林の中。
ぐねぐねした幹が、不気味な雰囲気を醸し出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ee/b34be270d7c7426f0a3f7c719838bd95.jpg)
9合目に戻り、霊山の本峰に向かう。
まずはすぐに、古い五輪塔や墓石が散乱した高台を右横に見る。
古い十六丁石が、ここがかつて寺への参道であったことを物語る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/9f/eac1f8dc17966a8f4467e85206dd89aa.jpg)
カマツカが咲いている。今ちょうど花期なので、あちこちの山で見かける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/b3/a0b29bea0911bf0203e50252c31bc471.jpg)
山頂に到着。広い山頂は芝生が植えられ、公園のよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/48/251fe74da8d239b3ce1947658a4f2eef.jpg)
周りに土塁のような盛り上りがあり、くぼんだ中央の広場の真ん中に、横穴式古墳のように
岩を組み上げた祠がみられる。昔、かなり大規模な寺があったらしいが、そうとしても
不思議な配置である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/7e/031370cb634fc48697ab018e3ba81be6.jpg)
山頂からは、伊賀、信楽あたりの大パノラマが楽しめる。
日差しはきついが、風が気持ちよかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/52/e40dfe4690476f91b0b9cb88177f1c01.jpg)
山頂の東側にある国土交通省の霊山無線中継所の脇から林道に入る。
ふと目をやると、ヤブデマリが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/37/6b68df7bb406b0c7989225a0bbaf8241.jpg)
林道脇にも、ところどころクリンソウが咲いている。
道を外れ、少し谷筋に下りてみたら、湧き水が流れる小沢に、いい感じの群落があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/79/df32855ca289b3d3caf5453ddc8850ea.jpg)
同じところにあったコケ。キヨスミイトゴケかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/7f/5aba0830745894911360e2bdb31ae040.jpg)
廃墟となったNTTの霊山無線中継所跡を過ぎる。
林道が左にカーブするところで、右の山道に入る。「山びこコース」と呼ばれたルートで下山する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/10/9845637a79e7d7768a7937ea530c5df1.jpg)
しばらくは歩きやすい尾根道だ。
ホオノキの花が咲いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/59/f39d57d512d8fc48cf09b5d6ae925047.jpg)
やがて急な下りとなるが、間伐で残された細い樹や枝が放置されているので、極めて歩きにくい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/9a/3cdd72752b6859afecd92d58b1052959.jpg)
どうにか大平池に出てきた。ここからは旧キャンプ場敷地の、歩きやすい道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/a0/1d17e8c76f980784514490582debd8df.jpg)
キャンプ場の建屋裏の湿った窪地がクリンソウの大群落になっている。
今や、訪れる人も少ない場所だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/fd/8ac2826e6bdf9884b5f8498a4eb07885.jpg)
駐車地へ戻る途中、一瞬、ドウダンツツジが咲いているのかと思ったら、同じツツジ科の
スノキの花だった。かわいくて繊細。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/0a/9243c4a21946395c52d3e1afc4fc1966.jpg)
クルマに戻り、そこからの帰り道、白藤滝に寄って涼んできた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/e5/c663c706a33205938c027905d173c9df.jpg)
白藤滝は、滝山渓谷にかかる落差15mの見事な滝で、遊歩道や公衆トイレまで設けられている。
カエデが色づく秋が楽しみになってくる。
滝山渓谷には他に「親子滝」「二位の滝」「三寶の滝」があるが、それぞれの間に堰堤が多く、
遡行には向かなさそう。源は田代池である。
なお、ネット記事によると、かつては落差30mあったが、明治の水害で滝壺が埋まり、現在の落差に
なったとのこと。
霊山に咲いていたクリンソウ(アップ)
■今回のコース
田代池手前の車止め→田代池→野外活動センター跡地→霊山登山口→9合目分岐→
霊山南峰→9合目分岐→霊山→(山びこコース)→大平池出合→野外活動センター跡地→
田代池→車止め⇒白藤滝
三重県中部の布引山系にある霊山。かつて山頂に大伽藍の寺院があったという。
霊山の名は、山容がインドの霊鷲山に似ていることに由来するというが、うーん、似ているのか?
この山にはクリンソウの小群落があちこちにあり、この時期は花を求めるハイカーの姿も増える。
今回は南側の田代池からアプローチした。
暑い一日ということだったが、思いのほか東風が強く、日陰に入ると涼しさすら感じた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/1b/6da6f2e65748bb8cd057c3ecb44e39cd.jpg)
田代池手前の車止めに駐車(キャパ2台)。林道にツクバネウツギが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/2a/e1979a71da05db4461f6225155d48b49.jpg)
田代池。地形図には「田代湖」とある。せき止められて造られた人造湖だ。
上流には民家がないので、水はきれい。なぜか大きなニシキゴイがたくさん泳いでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/15/c000ea8e6565cd063efad4f4e9ce2aaa.jpg)
大阪市立伊賀青少年野外活動センターは、2014年3月31日に閉鎖されたまま。
大規模なキャンプ場施設だったが、まことにもったいない。
当時の大阪市は、貴重な青少年施設を経費の無駄といって次々に閉鎖した。
これは失敗であると言いたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/5c/dfdab1a6672fd97235bda36ea6016e10.jpg)
空き家となったセンターのすぐ先が登山口だ。東海自然歩道でもある。
伊賀市が設定した「忍者トレイル」にも設定されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/f3/f14f14cd578d8db1723be3f56bea4b58.jpg)
擬木階段で完璧に整備されている。忍者が歩くには簡単すぎる(笑)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c6/20d121f3718962ca504e06abf7015ab6.jpg)
植林帯が終わると、新緑がきれいな雑木林が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/28/a04bf876f8d413c5cb6fe358ca50f774.jpg)
ヤマツツジが綺麗。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/6f/b82e64d66ab90c761193c1fa83bbd6d6.jpg)
9合目の分岐付近で見かけた、明らかに色が違い、花もヤマツツジに比べて少し大きなツツジ。
葉には薄く毛が密生し、少しモチツツジっぽいが、花弁を触ってもベタベタしないので
モチツツジではない。両者のハイブリッドのミヤコツツジというものだろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/35/195315ff6b48d8c876e1251ac0378a28.jpg)
9合目の少し北側、登山道の脇に咲いていたクリンソウ。
咲いてくれていてありがとう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/58/6981c209732cb1a1f3b6c0df8fd340ce.jpg)
まずは霊山南峰に寄る。こちらは鬱蒼としたアセビ林の中。
ぐねぐねした幹が、不気味な雰囲気を醸し出す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ee/b34be270d7c7426f0a3f7c719838bd95.jpg)
9合目に戻り、霊山の本峰に向かう。
まずはすぐに、古い五輪塔や墓石が散乱した高台を右横に見る。
古い十六丁石が、ここがかつて寺への参道であったことを物語る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/9f/eac1f8dc17966a8f4467e85206dd89aa.jpg)
カマツカが咲いている。今ちょうど花期なので、あちこちの山で見かける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/b3/a0b29bea0911bf0203e50252c31bc471.jpg)
山頂に到着。広い山頂は芝生が植えられ、公園のよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/48/251fe74da8d239b3ce1947658a4f2eef.jpg)
周りに土塁のような盛り上りがあり、くぼんだ中央の広場の真ん中に、横穴式古墳のように
岩を組み上げた祠がみられる。昔、かなり大規模な寺があったらしいが、そうとしても
不思議な配置である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/7e/031370cb634fc48697ab018e3ba81be6.jpg)
山頂からは、伊賀、信楽あたりの大パノラマが楽しめる。
日差しはきついが、風が気持ちよかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/52/e40dfe4690476f91b0b9cb88177f1c01.jpg)
山頂の東側にある国土交通省の霊山無線中継所の脇から林道に入る。
ふと目をやると、ヤブデマリが咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/37/6b68df7bb406b0c7989225a0bbaf8241.jpg)
林道脇にも、ところどころクリンソウが咲いている。
道を外れ、少し谷筋に下りてみたら、湧き水が流れる小沢に、いい感じの群落があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/79/df32855ca289b3d3caf5453ddc8850ea.jpg)
同じところにあったコケ。キヨスミイトゴケかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/7f/5aba0830745894911360e2bdb31ae040.jpg)
廃墟となったNTTの霊山無線中継所跡を過ぎる。
林道が左にカーブするところで、右の山道に入る。「山びこコース」と呼ばれたルートで下山する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/10/9845637a79e7d7768a7937ea530c5df1.jpg)
しばらくは歩きやすい尾根道だ。
ホオノキの花が咲いている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/59/f39d57d512d8fc48cf09b5d6ae925047.jpg)
やがて急な下りとなるが、間伐で残された細い樹や枝が放置されているので、極めて歩きにくい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/9a/3cdd72752b6859afecd92d58b1052959.jpg)
どうにか大平池に出てきた。ここからは旧キャンプ場敷地の、歩きやすい道だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/a0/1d17e8c76f980784514490582debd8df.jpg)
キャンプ場の建屋裏の湿った窪地がクリンソウの大群落になっている。
今や、訪れる人も少ない場所だろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/fd/8ac2826e6bdf9884b5f8498a4eb07885.jpg)
駐車地へ戻る途中、一瞬、ドウダンツツジが咲いているのかと思ったら、同じツツジ科の
スノキの花だった。かわいくて繊細。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/0a/9243c4a21946395c52d3e1afc4fc1966.jpg)
クルマに戻り、そこからの帰り道、白藤滝に寄って涼んできた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/e5/c663c706a33205938c027905d173c9df.jpg)
白藤滝は、滝山渓谷にかかる落差15mの見事な滝で、遊歩道や公衆トイレまで設けられている。
カエデが色づく秋が楽しみになってくる。
滝山渓谷には他に「親子滝」「二位の滝」「三寶の滝」があるが、それぞれの間に堰堤が多く、
遡行には向かなさそう。源は田代池である。
なお、ネット記事によると、かつては落差30mあったが、明治の水害で滝壺が埋まり、現在の落差に
なったとのこと。