
■メイン写真
天狗岩のすぐ北側の奇岩と、鶏冠山(左奥)
■今回のコース
上桐生駐車場→落ヶ滝→稜線分岐→鶏冠山→稜線分岐→天狗岩→耳岩→
天狗岩線・水晶谷線分岐→(天狗岩線谷沿いルート)→オランダ堰堤→上桐生駐車場
このうえない快晴に恵まれたこの日。
来年、酉年を迎えるに当たり、少し早めに「干支の山」を歩いてきた。
鶏冠山(とさかやま/けいかんざん)は、金勝(こんぜ)アルプスの北限の峰。
「鶏」の字がつくことから、来年はハイカーの増加が予想される。
鶏冠山そのものは平凡なピークなのだが、天狗岩、耳岩へと南へのびる尾根は
奇岩怪石のオンパレード、眺望は抜群の、すばらしいルートである。
上桐生駐車場を出発。すでに駐車場は、けっこうな数のクルマが並んでいた。

奥池には「川霧」が立ち込めていた。川じゃないけど。
水温がそこそこ高いときに、急激に気温が下がってできる現象。
前夜、放射冷却でも起きたのだろう。

今年最後の黄葉。まだ間に合った。

落ヶ滝への沢沿いのルート。小さい沢だが、何度も渡渉を繰り返す。

落ヶ滝。水量は少ないが、屏風のように立ちはだかる岩が、イイ感じだ。

日本庭園を思わせるような岩の配置。
前を歩く単独行のおじさんの足元がいかにも危うかったのだが、
滑りやすそうなスラブ状の岩で、案の定、おじさんはツルッと滑落しかけた。
すぐ背後について、おじさんのザックをつかんで背中を支えながら、
それでも滑る足元に、こちらの靴を差し込んで止め、事なきを得た。

稜線の分岐に突き上げた。左折すれば鶏冠山。右折すれば天狗岩だ。
ハイカーが大勢、休憩していた。
まずは左へ。急登一番、鶏冠山へ。
12月とは思えない日差しに、暑くて暑くて。

鶏冠山の山頂。三角点はあるが、雑木が生長して展望はない。
先ほどの分岐に戻る下り坂は、眺めを楽しみながら。

三上山(近江富士)。

阿星山。
稜線分岐からは、南への登山道をたどる。尾根は、すぐに展望抜群となり、
心が躍る。

こんな面白い形の岩も出てきた。

振り返ると、鶏冠山が見える。西尾根はなだらかだ。
向こうに比叡山が見える。

前を振り仰ぐと、めざす天狗岩が近づいているのがわかる。
すでに岩の上には人がいっぱいだ。

天狗岩によじ登り、北側に鶏冠山をみる。
ロープや鎖が最低限つけられているので安心だが、初心者は結構びびっている。

天狗岩の上部は、けっこう広い。お茶を沸かしてくつろぐハイカーもいた。
最高の贅沢だ。

ちなみに、天狗岩の直下はこんな感じ。

天狗岩を過ぎて、振り返る。

ティアドロップ型の岩から、新名神高速道路を見る。

耳岩。よじ登り始めたが、今日は怪我できないので、途中でやめ。
ここから白石峰を経て、竜王山を往復し、重ね岩からオランダ堰堤に下りるのが
最もポピュラーな周回コースだが、今日は、耳岩から天狗岩線で下山する。

耳岩から、風化花崗岩のザレザレの急坂を下る。
ここが日本だとは思えない特異な光景が続く。

通称ゴリラ岩。絶妙なバランス。
鈴鹿・御在所岳の地蔵岩より小さいが、バランス感は甲乙つけがたい。

振り返ると、天狗岩、耳岩が、まるで難攻不落の城郭のように立ちはだかる。
天狗岩線は、そのうち尾根コースと谷コースに分かれる。
尾根もいいが、今日は谷筋を下ってみた。

小さな沢の渡渉が連続する。
こんな美しい流れがあったと思うと、伏流化したり、また流れが出現したり。
古い石積みの堰堤が多いが、ここは明治時代にハゲ山化し、雨が降るとたやすく
大水が起きたそうで、その対策。
今では樹木も育ち、そのころのような無茶な大水は起きにくいようだ。
堰堤には風化花崗岩の砂礫が堆積している。

桐生キャンプ場横の、たまみずきの道の起点に下りてみた。
たまみずきの道は、車椅子でも大丈夫な、バリアフリー遊歩道だ。

オランダ堰堤。すぐ前の砂洲では、若者パーティがコンロなどを広げ
盛り上がっていた。
この日撮影した膨大な写真のうち、1枚だけだが、後日、雑誌に載る予定。
天狗岩のすぐ北側の奇岩と、鶏冠山(左奥)
■今回のコース
上桐生駐車場→落ヶ滝→稜線分岐→鶏冠山→稜線分岐→天狗岩→耳岩→
天狗岩線・水晶谷線分岐→(天狗岩線谷沿いルート)→オランダ堰堤→上桐生駐車場
このうえない快晴に恵まれたこの日。
来年、酉年を迎えるに当たり、少し早めに「干支の山」を歩いてきた。
鶏冠山(とさかやま/けいかんざん)は、金勝(こんぜ)アルプスの北限の峰。
「鶏」の字がつくことから、来年はハイカーの増加が予想される。
鶏冠山そのものは平凡なピークなのだが、天狗岩、耳岩へと南へのびる尾根は
奇岩怪石のオンパレード、眺望は抜群の、すばらしいルートである。
上桐生駐車場を出発。すでに駐車場は、けっこうな数のクルマが並んでいた。

奥池には「川霧」が立ち込めていた。川じゃないけど。
水温がそこそこ高いときに、急激に気温が下がってできる現象。
前夜、放射冷却でも起きたのだろう。

今年最後の黄葉。まだ間に合った。

落ヶ滝への沢沿いのルート。小さい沢だが、何度も渡渉を繰り返す。

落ヶ滝。水量は少ないが、屏風のように立ちはだかる岩が、イイ感じだ。

日本庭園を思わせるような岩の配置。
前を歩く単独行のおじさんの足元がいかにも危うかったのだが、
滑りやすそうなスラブ状の岩で、案の定、おじさんはツルッと滑落しかけた。
すぐ背後について、おじさんのザックをつかんで背中を支えながら、
それでも滑る足元に、こちらの靴を差し込んで止め、事なきを得た。

稜線の分岐に突き上げた。左折すれば鶏冠山。右折すれば天狗岩だ。
ハイカーが大勢、休憩していた。
まずは左へ。急登一番、鶏冠山へ。
12月とは思えない日差しに、暑くて暑くて。

鶏冠山の山頂。三角点はあるが、雑木が生長して展望はない。
先ほどの分岐に戻る下り坂は、眺めを楽しみながら。

三上山(近江富士)。

阿星山。
稜線分岐からは、南への登山道をたどる。尾根は、すぐに展望抜群となり、
心が躍る。

こんな面白い形の岩も出てきた。

振り返ると、鶏冠山が見える。西尾根はなだらかだ。
向こうに比叡山が見える。

前を振り仰ぐと、めざす天狗岩が近づいているのがわかる。
すでに岩の上には人がいっぱいだ。

天狗岩によじ登り、北側に鶏冠山をみる。
ロープや鎖が最低限つけられているので安心だが、初心者は結構びびっている。

天狗岩の上部は、けっこう広い。お茶を沸かしてくつろぐハイカーもいた。
最高の贅沢だ。

ちなみに、天狗岩の直下はこんな感じ。

天狗岩を過ぎて、振り返る。

ティアドロップ型の岩から、新名神高速道路を見る。

耳岩。よじ登り始めたが、今日は怪我できないので、途中でやめ。
ここから白石峰を経て、竜王山を往復し、重ね岩からオランダ堰堤に下りるのが
最もポピュラーな周回コースだが、今日は、耳岩から天狗岩線で下山する。

耳岩から、風化花崗岩のザレザレの急坂を下る。
ここが日本だとは思えない特異な光景が続く。

通称ゴリラ岩。絶妙なバランス。
鈴鹿・御在所岳の地蔵岩より小さいが、バランス感は甲乙つけがたい。

振り返ると、天狗岩、耳岩が、まるで難攻不落の城郭のように立ちはだかる。
天狗岩線は、そのうち尾根コースと谷コースに分かれる。
尾根もいいが、今日は谷筋を下ってみた。

小さな沢の渡渉が連続する。
こんな美しい流れがあったと思うと、伏流化したり、また流れが出現したり。
古い石積みの堰堤が多いが、ここは明治時代にハゲ山化し、雨が降るとたやすく
大水が起きたそうで、その対策。
今では樹木も育ち、そのころのような無茶な大水は起きにくいようだ。
堰堤には風化花崗岩の砂礫が堆積している。

桐生キャンプ場横の、たまみずきの道の起点に下りてみた。
たまみずきの道は、車椅子でも大丈夫な、バリアフリー遊歩道だ。

オランダ堰堤。すぐ前の砂洲では、若者パーティがコンロなどを広げ
盛り上がっていた。
この日撮影した膨大な写真のうち、1枚だけだが、後日、雑誌に載る予定。