Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2010年9月12日(日)湖北・大谷山へ、ブナとカエデと大展望!(でも暑い)

2010年09月18日 | 山登りの記録
久しぶりに「初めての山」に登る。湖北・マキノの大谷山だ。
全長約80kmの高島トレイル上にあるピークだ。
ともちゃんは既に2~3度、サブガイドで登っておりお気に入りの山だ。
今日は総勢15名のパーティ。体験参加の2名も加えて、女性の方が多い陣容。
さすがに華やかである。

予め、クルマを温泉に回送しておく。
ともちゃんの構想では「マキノ高原温泉さらさ」にクルマを置く予定だったが、
Mr.Dashはそれを見つけられず、白谷温泉の八王子荘と勘違いしてクルマをデポ。
下山後、15分ほど余分に皆を歩かせることとなってしまった。
もっとも結果オーライで、「さらさ温泉」は入浴待ちの人があふれていたが、
八王子荘ではゆったりと入浴できたのだが。

さて、石庭の登山口から登り始める。ケモノ除けの高い柵の扉を開ける。
いきなり先頭のともちゃんが、大谷山への左折する標識を
見落として、分岐を直進し、通り過ぎてしまう。
ラストのMr.Dash以外、誰も気づかずに通り過ぎていく。
幸運にもMr.Dashの目に留まったので皆にお知らせしたが、
これが「着いていく」登山の怖さだ。

すぐにスギの植林帯に突入。間もなくカエデ林になる。
カエデの樹齢はいずれも若い。2次林なのだろう。



9月とは思えない、フルパワーの暑さの中、最初の登りは傾斜も強く、
皆、しんどそうだ。汗がアゴから流れ落ちていく。
標高350mで、早くもナナカマドが現れ、広葉樹の根元は雪の重みで曲がっている。
冬はきっと、かなり寒いのだろう。それが、この暑さだ。
ミポリンは、「手の指の間から汗が落ちる~」と、うだりながら言っていた。
ノブリンは、高性能タオルを何度も固く絞っていた。

体験参加のK井さんとK日さんは、日頃からスポーツを欠かさないだけあって、
元気元気。歩き方もきれいだ。
少し慣れて頂いたら、一方上の登山の楽しさを体験させてあげられそうだ。

704m点を過ぎると、傾斜はいちだんと緩くなる。
稜線は、時折、風が吹きぬけるが、暑さを忘れるほどではない。
冷やしてきたペットボトルの水が、見る見る減っていく。

昭文社の地図にない「眺望ルート」をとる。眺望というほどの眺めはないが、
それでも2ヵ所ほど、琵琶湖方面や、マキノ町のシンボル、メタセコイヤ並木が
確認できる。



向こうから10数名の熟年パーティがやってきた。
このまま進めば、どこに下山できるか、あわよくばマキノスキー場に着きたいと、
先頭のともちゃんに尋ねていたらしい。
却って時間がかかると言われ、彼らは元の道を引き返していった。
これだけの人数がいて、誰も地図を持っていないのか?
ちょっと信じられない、おそるべき危険登山である。



やがて樹林帯が途切れると、大谷山の山頂だ。



琵琶湖だけでなく、なんと反対側に日本海が見える。さすが分水嶺。
風が通り抜けて、過ごしやすい。
皆、しばらく昼食をとったり、昼寝したりして過ごした。
山頂で、1個だけ残しておいたおにぎりを食べたが、ちょっと酸っぱく感じた。
もしや。。。

下山にかかる。草原状の広い稜線をジグザクにとる。
寒風の分岐から、ブナやカエデの美林の中を下山する。
このあたりの林は、ほんとうに美しい。いつまでも眺めていたくなる。



Mr.Dashは、この辺りからなんとなく腹具合がおかしくなっていたが、
まあ歩くのに支障が出るほどではないかった。

だいぶ下りてきて、周囲が植林に変われば、暑さが加速する。
マキノスキー場のゲレンデを汗だくで下りる。登山道の両脇にヌルデが
密生している。肌のよい人は要注意だ。

マキノキャンプ場に到着。皆、暑さに参っている。
自販機でドリンクを買って一気飲み。
Mr.Dashは、いよいよ公衆トイレに突入! ふう、間に合ったのである。

このすぐ横に、「マキノ高原温泉さらさ温泉」があるが、人があふれて並んでいる。
冒頭で書いたように朝、別の温泉にクルマを置いていたので、
1kmほど余分に歩き、八王子荘へ。
こじんまりとした、上品な温泉だ。ゆったりと、汗だくの身体をリフレッシュできた。
露天風呂でくつろいでいたら、塀の向こうの女風呂が、ふみちゃん達の
声で賑やかなこと。
「やかましーなー」と言ったら、塀の上から湯の雫が大量に飛んできた。
まったく、ウチの山岳部の無邪気さは、中学生のようだ。
「あんたのキャラが伝染してるだけや」とは、ともちゃんの冷静な突っ込み。


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