Mr.Dashのぶろぐ館

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2020年9月29日(火) [比良]難路の八淵滝ルートから、高原の湿地・八雲ヶ原へ!

2020年10月02日 | 山登りの記録
■メイン写真
核心の渡渉ポイントから見た貴船滝


■今回のコース
ガリバー青少年旅行村→大擂鉢→七遍返し→オガサカ分岐→八雲ヶ原→イブルキのコバ→
広谷→大擂鉢→ガリバー青少年旅行村


上期の山行の締めは、比良山系の八池谷。難路で知られる八淵滝ルートから、
八雲ヶ原へ抜けてみた。個人的にはとても懐かしいルートだ。



ガリバー青少年旅行村から林道を進み、登山口へ。死亡・遭難事故が多いので
注意喚起の看板が多い。



少し登ったところから琵琶湖が見える。



ホツツジがまだ咲いていた。



崩壊箇所には固定ロープが張ってある。



大擂鉢の横を通る。岩に刻まれた篆書の文字は渡渉しないと見られないので
帰りの楽しみとする。ちょっと水量が多いので、貴船滝直下の渡渉箇所での苦戦が
この時点で予想される。



足場が設置されているところは、まあいいが…



鎖場の下降では、万一転落すると激流にドボンなので、念のためロープを張る。



貴船滝直下の岩を下り、渡渉する。事故が多いポイントだ。
皆さん、貴船滝を鑑賞する余裕はなかったかな。



渡り終えると今度はハシゴと鎖場を一気に登る。ここも事故が多いポイント。
万一、ツルッといってもグランドフォールしないように、時間とロープを惜しみなく使った。



登り切ったところで、貴船滝の上部を眺める。



このあたり(帰路も含めて)アスナロが多くみられた。
ヒノキに似ているが、葉がべたっと広がっている。



古い遭難碑。自らを戒める。



ダイモンジソウ。この季節に花をみるとうれしい。



七編返しの丸木橋を通過。おそらく、あと数年で劣化して使えなくなりそう。



斜瀑の横をへつるように登っていく。



ここはなかなかの難所。トラロープしかなく不安なので、何人かにはロープを投げた。



小規模な崩壊箇所もあって、なかなか進めない。日没までに下山できるだろうか。



足元にはクチベニタケ。これ、日本の固有種だそうだ。



オガサカ分岐を過ぎると沢筋から離れ、一気に支尾根に登り切る。
老杉、シャクナゲなどが目立つ細い尾根の急登を行く。



ものすごくワイルドな環境が続いたのに、ポンと突然、草原に出る。
旧・比良山スキー場の跡地である。一番下に八雲ヶ原の湿原が見え、
右手後方に武奈ヶ岳が顔を出す。左はコヤマノ岳。



八雲ヶ原に到着。アカハライモリがたくさん泳いでいるのは相変わらず。
本来ならば、ここでしばらくのんびりしたいところだが、前半戦で時間がかかり過ぎた。
すぐに下山にとりかかる。



イブルキのコバへ続く道は、巨杉がぱらぱらと出てきていい感じだ。



イブルキのコバに到着。ここにも巨大な杉が集まっている。
昔あった望武小屋は跡形もない。



10分ほど下り、沢を渡渉すると、広谷の分岐に出る。



枝ぶり、幹周りに歴史を感じさせる杉が、まだまだ目を楽しませてくれる。



グングンと標高を下げていき、オウギ谷に絡んだと思うと、往路に横を通過した
大擂鉢の対岸に下りてきた。
高島市のHPによると、岩に彫られた「八徳」の元字は、大正11年、現地を訪れた
堀田知事が書いたものとされる。

あとは来た道を30分ほどでガリバー青少年旅行村に戻った。
皆さんのがんばりで、まだ明るい時間に下山できた。

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