Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2017年9月9日(土) 青山高原山麓へ、布引滝と近鉄の廃トンネルをめぐる

2017年09月10日 | 山登りの記録
■メイン写真
近鉄の廃トンネル(内部は立入禁止)を間近にみる

■今回のコース
東青山駅→青山メモリアルパーク入口→滝見台→大日滝→飛龍滝→霧生滝→
橋→滝見台→廃トンネル→四季のさと→東青山駅


まだまだ暑さが残る9月。なるべく涼しいルートを歩きたい。
ということで、今回の「らくらく登山教室」は、青山高原の山麓にある
布引滝と、近鉄の廃トンネルをめぐる周回ルートを歩くことにした。



東青山駅に集合。
この日の行程を説明していたら、近鉄特急のクラブツーリズム専用車両が
ホームに滑りこんできた。これは珍しいな。



青空のもと、青山メモリアルパーク入口で、右の砂利道に入る。



去年はまだ工事中だったが、太陽光発電所ができていた。
ここ数年で風景がガラッと変わった。



ふと見上げると、アケビがたくさん実っていた。
もうちょっとしたら、おいしく熟すだろう。



四駆が通れる林道を1時間ちょっと歩いて、滝見台に到着。
布引滝が向こうに見える。



一番下の大日滝は見えないが、くねった飛龍滝、直瀑の霧生滝が望める。



急坂を下りて、飛龍滝の直下に出る。S字にくねる軌跡が独特だ。

かつては丸木橋があり、対岸に渡りやすかったが、今は流されてしまい、
岩を跳んで渡るしかない。この日は水量が少なく、比較的、渡りやすかった。



対岸には、この滝を世に広めた大倉翁の記念碑がある。



ヤマジノホトトギスの可憐な花を観ながら、上の滝へ向かう。



滝があるところは、当然ながら山道も急だ。



霧生滝の脇には、休憩舎があるが、そこからは滝がはっきり見えないので
手前から撮影するのがベスト。



さらに登っていくと、青山高原の髻山三角点へ突き上げる山道と、
この橋とに分岐する。
髻山へは、「山と溪谷」2016年9月号に載せた通りだが、
この日は橋を渡り、ぐるっと周回して、いったん滝見台に戻る。



シバグリが実をつけている。秋は確かに、そこまで来ている。



滝見台のあずまやで快適に昼食を済ませ、往路を少し戻って
案内板のある分岐を左に入る。コナラやアカマツなどの雑木林の中を
下っていく。



大村川の上流に沿うようになる。



大村川は、手ごろな小滝が連続しており、たいへん美しい。
沢登りというほどの沢ではないのだが、いつか、ゆるゆると遡行してみたい。

分岐を左に進み、古い橋を渡ってしばらく道なりに行けば、唐突に
パラソル型の休憩所が視界に飛び込んでくる。



ここがかつての単線線路の跡で、両側にトンネルゲートがぽっかりと
穴をあけている。

トンネルに向かって声を出したら、内部で反響する。
冷たい空気が流れ出てくるのが分かる。

あとは四季のさとに戻るだけだが、いろいろ、小さな自然に出会えた。



まず、マツボックリがリスか何かに食べられた後の「エビフライ」。
正しくは食痕という。
たくさん散在していた。小動物のお気に入りの場所なのだろう。



セミの抜け殻。



そして、アブラゼミが幹に止まったまま絶命し、そこからカビか菌類の
ようなものが生えている珍しいもの。



最後に、カラカサダケの幼菌。
真ん丸だが、これがもうじき、テーブルのように大きく開くのだ。



そんな自然をのんびり楽しみながら、芝生が綺麗な四季のさとに出る。

青い空と白い雲に癒されつつ、最近、数が増えた青山高原の風車を眺め
ながら、東青山駅に着いた。


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